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2020-12-12「深谷ねぎ」

『甘くてやわらかい!深谷ねぎ』

  • 【ロケ地】埼玉県深谷市
  • 【出演者】猪股善人(『鳥よし』オーナーシェフ)
         佐伯大地(俳優)

埼玉県深谷市で、野菜作りの新たな可能性にチャレンジする2人の青年がいる。今収穫の時期を迎えているのが、深谷ねぎ。その中でも、「新戒(しんがい)ねぎ」は評判が高く、生でかじっても甘くて、香りがいいことが評判を呼んでいる。そんな深谷ねぎに注目したのが、中目黒の焼き鳥の匠!今回は砂糖を使わずねぎの甘味だけで、極上の親子丼を仕上げる!

埼玉県の深谷市は、ねぎの生産量の名産地!中でも北部の新戒地区で育てる新戒ねぎは甘くて柔らかくて、風味の良さに定評がある。見渡す限りのねぎ畑!その新戒地区を焼き鳥職人の猪股善人シェフと、俳優の佐伯大地が訪問。2人は新しい農業にチャレンジしている荒木さんと村岡さんに出会う。元は外資系のサラリーマン、ビジネスに強い荒木さんは40歳、農業大学出身で理論家の村岡さんは32歳。2人はタッグを組んで「NOKA」を立ち上げた注目の若手農家だ。村岡さんは農大で学んだことを駆使し、理論立てて大型で甘いねぎを育てている。

畑で佐伯はあることに気付く。ねぎの青い部分がキラキラ光っているのだ。村岡さんによると、これはねぎの蜜だとか。口に含むと確かに優しい甘さが広がり、これには佐伯もビックリ。それだけでなく、猪股シェフと佐伯は新戒ねぎがもっとおいしくなる食べ方を教わる。それは焚火で丸焼きにすること!何ともワイルドだが、こうすると甘さがさらに増すのだ。この焼きねぎこそ、村岡さんの農家としての“原点”。ねぎ農家の次男として生まれた村岡さんは中学生のころ大好きな焼きねぎを味わいながら、自分がこのねぎを守ると決めたという。

農大で意欲的に農業を学び、予定通り家業を継いだ村岡さん。頑張って良いねぎを作るが、一方でねぎ農家ならではの壁にぶつかる。どれだけいくらこだわって作っても、ねぎは値段が安いのだ。そんな時に出会ったのが、相棒の荒木さんだった。荒木さんはビジネスマン時代の知識を生かし、農業でしっかり利益が出るようシステムの構築を目指している。そんな2人の努力が認められ、村岡さんと荒木さんの作った深谷ねぎが、野菜ソムリエの品評会で金賞を獲得したという。

地元の串焼きのお店に、仕事を終えた村岡さんや荒木さん、さらにその家族らが集合する。この店で焼き鳥の匠・猪股シェフが、村岡さんたちの深谷ねぎを使って腕を振るうためだ。まずは伊達鶏のかしわとねぎ串!鶏肉とねぎを別々に焼くのが猪股流。別々に味わうから、ねぎのおいしさがしっかり伝わる。これには荒木さんのお父さんも「こうやって出されるとねぎもわき役じゃなくなる」と大喜び。続いてはお待ちかね、ねぎの甘味で仕上げた、極上の親子丼!!甘さが自慢の深谷ねぎを、皮付きのまままるごと炭火で焼けば、焚火の焼きねぎと同様に甘さが増す。そのため、だしに砂糖を入れなくても甘味は十分。ねぎが何とも“いい仕事”をしてくれて、これまでにない甘さが魅力の親子丼の完成だ!

  • 荒木俊彦さん
村岡輝明さん

    荒木俊彦さん
    村岡輝明さん

  • 「かしわとねぎ串」

    「かしわとねぎ串」

  • 「深谷ねぎの親子丼」

    「深谷ねぎの親子丼」