2020-10-17
「豆腐」
『軽井沢町 夫婦ふたりの豆腐づくり』
- 【ロケ地】長野県 軽井沢町
- 【出演者】堀内さやか(『御料理ほりうち』店主)
渡辺裕太(俳優)
すっかり秋めいた長野県軽井沢町。人気の保養地でこだわりの大豆を使い豆腐を作る夫婦を和食の匠、堀内さやかシェフが訪ねる。魅力いっぱいの豆腐で作るのはあんかけにスイーツ!
軽井沢に向かったのは俳優の渡辺裕太と新宿・荒木町に店を構える和食の匠、堀内さやかシェフ。現地で2人を出迎えたのは、人気の豆腐を作る森友実さんと、材料の大豆を作る夫の雄大さん。夫妻は15年前、東京からIターンで軽井沢へ。雄大さんは会社員から脱サラして農家に転身したという。現在はおよそ9000坪の畑で豆腐の原材料となる、大豆を栽培。友実さんはたった1人で6種類以上の豆腐を作り、その中には“軽井沢マダム”の心をくすぐる人気の商品もあるとか。
友実さんが豆腐作りを開始するのは朝の4時。ご主人が栽培する大豆を使って作るのは豆のうま味や香りがわかりやすい木綿豆腐に加え、友実さんは玄界灘のワカメや黒ゴマなどを加えて、さまざまな色の変わり種の寄せ豆腐も作る。豆腐は他の食材を入れると固まりにくくなったり、にがりの量を変えていく必要があったりと作るのが困難。それでも友実さんは独学で変わり種の寄せ豆腐を作っている。友実さんのこだわりが詰まった豆腐は、地元でも大人気のリゾートホテル内にあるメインダイニングでも人気の一品。実はこの店の料理長にいろいろと助けを借りながら、彩り豊かな変わり種豆腐を作り上げたという。
いまでこそ地元でも人気の豆腐となったが、森さん夫婦が軽井沢に根を下ろすまでの道のりは決して平たんではなかった。移住者の開業は3年と続かないことが多いといわれる軽井沢で、地元住民の人たちと積極的に交流しながら、雄大さんは大豆作りに、友実さんは豆腐作りに励んだのだ。夫婦の努力の結晶ともいえる自慢の豆腐を渡辺と堀内シェフが味わうことに。堀内シェフは木綿豆腐の口の中いっぱいに広がる香りや、ワカメ豆腐ののど越しの良さに驚きの表情を浮かべる。
いよいよ堀内シェフが腕を振るう番。森さん夫婦が豆腐を使ったテイクアウト商品を開発しているとのことで、テイクアウト向きの料理を考案、作り方を披露する。豆腐料理といえば、湯豆腐や冷奴などシンプルなものが多い中、堀内シェフは旬の毛ガニとかつお節と鶏ガラのだし、そこに豆腐でグツグツと煮込んだ、冷めてもおいしく食べられるあんかけ丼を作る。さらに、食後のデザートとして豆乳を使ったアイスとわらび餅も!シンプルだからこそ、いろいろな使い方が出来る豆腐。その可能性を堀内シェフが引き出す!
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森 雄大さん 友実さん
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白ほたる豆腐店
長野県北佐久郡軽井沢町発地1712
TEL0267-41-0245
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白ほたるキッチン
長野県北佐久郡軽井沢町大字発地2564-1
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「毛ガニときのこのあんかけ豆腐丼」
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「豆乳アイスとわらび餅」