都心から1時間で行けるレジャーアイランド、神奈川県の江の島。この地でおいしいものといえば、釜揚げシラスやサザエのつぼ焼きが有名。しかし江の島の海はそれ以外にもさまざまな種類のおいしい魚がたくさん獲れる、魚介類の宝庫なのだ。そんな豊富な海の幸を使い、東京・恵比寿の和食の匠が極上の炊き込みご飯を作る！

江の島片瀬漁協を引っ張る組合長、北村治之さんを訪ねるのは若手俳優の神田穣。昭和の大スター、石原裕次郎にちなんだオーディションでグランプリに輝き、芸能界デビューしただけに、裕次郎が愛した湘南の海で、おいしい魚を探すことにやる気満々。ところが伺った日は大型の台風10号の影響が強く残り、漁はお休み。実はもう1か月ほど漁ができていないという。漁の様子が見られないことを残念に思いつつ、神田はとある魚屋に向かうことに。この店ではマダイにイサキ、タチウオ、カンパチ、マグロとたくさんの魚がのっている海鮮丼を驚きの低価格で提供しているのだ。「地魚のおいしさを知ってもらいたい」との思いから儲け度外視の金額で出している「朝獲れ地魚海鮮丼」に神田も大満足する。

番組では、北村さんたち漁師が1か月ぶりに行った漁の様子も紹介。港を出てわずか10分。昨日設置しておいた定置網の場所に到着し、甲板では手際よく網上げの作業を開始する。船で網を上げるのは、大型のクレーン。網上げ作業を始めて30分ほどで、タイにタチウオ、サバにカマス！いろいろな魚が獲れ、漁再開1日目は見事大漁で終えることができたのだった。

神田はというと、片瀬海岸の目の前にあるオシャレなレストランで、和食の匠、笹岡隆次シェフと合流。今回はこの店で、笹岡シェフが土鍋を使い、“江の島の魚総動員”の炊き込みご飯を作っていく。まずさばくのはタチウオ。笹岡シェフの包丁さばきをお手本に、神田もチャレンジ！実は“マイ包丁セット”を持つほど、料理好きだという神田は笹岡シェフに教わりながら、熱心に魚を下ろしていく。

笹岡シェフは炊き込みご飯をさらにおいしくするため、意外な工程を入れたり、手間をかけて骨から上品なだしを取ったり。またご飯を炊く際にも、一緒に入れる野菜のおいしさを最大限に引き出すため、丁寧な作業を施していく。さらにご飯を「こんなおこげがほしかった！」というレベルにするため、アルミホイルを使っての、土鍋でご飯をおいしく炊く裏技も披露！こうして完成した魚のうま味がお米に染みて、おこげも香ばしい炊き込みご飯のお味は？神田の笑顔がすべてを物語っているはず！