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2020-09-05「マコガレイ」

『旬のマコガレイで煮付け』

  • 【ロケ地】千葉県富津市
  • 【出演者】林 亮平(『てのしま』主人)
         佐伯大地(俳優)

俳優の佐伯大地が、東京湾で一番のカレイを上げる、凄腕の漁師がいるという、千葉県の小糸川漁港を訪ねる。出迎えたのは、2人の息子とともに漁に出ているのは鈴木祥夫さん。ちょうどこの日の漁が終わったところで、佐伯が捕れたての魚を見せてもらうと、マコガレイだけで100キロ!どれも身が厚く立派でふっくら!ツヤツヤと光っている。地元の漁師さんたちに鈴木さんについて話を聞くと、漁をする場所やポイントの選び方、さらに風向きや潮の流れを読む力に優れ、魚を捕る量も富津の漁港も含めてトップクラスだとか。まさにプロの漁師も一目置く存在なのだ。

鈴木さん親子の漁は午前5時、日の出と共に始まる。船を操縦するのは、父親の祥夫さん。魚群探知機を見ながら、ポイントを探す表情は、真剣そのもの。港を出て20分…、目の前を大型の貨物船が通過していく。親子の漁場は、産業の大動脈とも言える東京湾。大型の貨物船やタンカーが毎日500隻も行きかう航路で、鈴木さんは慎重に船を進めていく。

出港から30分ほどでこの日のポイントが決まる。親子が行っているのは「桁曳き漁」というもの。鉄の桁枠に取付けた網を、海底に沈めて引っぱっていく。いよいよ、この日最初の網上げ。マゴチにスズキ、いろいろな大物に混じり、高級魚のヒラメにタコまで!そして一番捕れたのがマコガレイだ。実は、東京湾での漁は思いの外、難しいという。というのも、大型船が錨を下ろすと、巨大な錨が海底を削りでこぼこになってしまう。えぐれた場所に網を引っかけてしまうと、引き上げるのに一苦労するのだ。そうならないためにも、海底の地形を知り尽くすことが必要だとか。鈴木さんは上質の魚が捕れるものの、ほかの漁師が敬遠する難所で漁を行い、大量の魚を捕っていく。その姿はまさに、凄腕漁師の面目躍如といったところ。

鈴木さん親子が捕った江戸前のマコガレイを今回は、和食の神髄を追求する料理人・林亮平シェフがたった3分煮るだけで、しっとりふっくらとなる料亭の煮付けに仕上げる!さらに店で人気の一品、棒寿司の作り方も大公開!

東京・南青山にある林シェフの店を訪ねた佐伯。まずはカレイの煮付けを教えてもらう。なんと“煮付け”なのに、味を染み込ませる必要はなし!料理初心者の佐伯もわずかな時間でささっと作れて、思わず「味が染みている」といいたくなる出来栄え。そこには、ある道具を使った一手間が。林シェフが「煮付けにとってベストパートナー」と力説する道具とは?

もう一品の棒寿司も、巻き簾は必要なし!家庭によくあるもので、きれいに巻く方法を林シェフが伝授する。後始末が簡単な上、棒寿司を巻いたまま楽に切れる優れものとは?完成した棒寿司は、断面が本職並みに美しく、佐伯も自分で巻いた棒寿司は味もひとしおと。ここはひとつ、巻き方も林シェフ秘伝のレシピもぜひ覚えたい!

  • 鈴木祥夫さん

    鈴木祥夫さん

  • 「林流カレイの煮付け」

    「林流カレイの煮付け」

  • 「棒寿司」

    「棒寿司」