日本のみならず、世界の食通をも虜にする江戸前天ぷらの匠、近藤文夫さんと新井均さんが熟練の技を惜しげもなく披露！さらに新井さんは、スーパーで手軽に買える食材を使って“名店の締め”を自宅で楽しむ、とっておきのアイディアを大公開する!!

一人目のグランシェフは、これまで番組で全国の食材を揚げてきた・新井均さん。神楽坂の店からリモート出演し、いまの時期に味わってほしい食材として、山形の霊峰“月山”で採れる極上の山菜・月山筍を挙げる。

現地を訪れた新井さんが出会ったのは、山菜採りの“匠”今野信秋さん。今野さんは月山の麓、標高700メートルの地点にある旅館を家族で切り盛りするかたわら、“マタギ”として42年にわたり山に入ってきた。新井さんは今野さんの山菜採りに同行。険しい山道を長時間歩き回り、ついに月山の“お宝”ともいえる山菜、標高1,300メートルの地点で採れる月山筍を入手する。新井さんは今野さんにお礼をすべく、客の目の前で揚げたてを提供する“お座敷天ぷら”を再現することに。

今野さんとその家族に最後に出したのが、山菜のかき揚げ。今野さんも「筍がこんなに薄いのにシャキシャキしてて、いくら食べてもしつこさがない。軽い感じで」と感激した様子。新井さんはそんなかき揚げだけでなく、店の名物「天ばら」を家で手軽に作る方法とアレンジレシピまで伝授する。使うのは、冷蔵庫にある野菜の端っことスーパーで買えるシーフードミックス。家で食べる天ぷらがワンランク上の味になる技は必見！

もうひとりのグランシェフは、江戸前天ぷらの匠といえばこの方、銀座「てんぷら近藤」のご主人、近藤文夫さん。いまの時期に必ず仕入れるという“コウイカ”を求め、春の房総半島、「魚の台所」とも呼ばれる千葉県の富津市へ。近藤さんはここでコウイカをはじめとする春の房総の食材を揚げる！

コウイカ漁の“匠”平野裕敏さんと息子の隼人さんが漁から戻ってくると、新鮮なネタが次々現れ、顔をほころばせる近藤さん。もちろん、その中にはお目当てのコウイカも！ここからは“近藤劇場”の始まり!!近藤さんはコウイカを華麗かつ繊細に揚げ、2種類の塩で味わってもらう。さらにシメは天丼！秘伝のタレがかかったサクサクのかき揚げとふっくらジューシーな江戸前アナゴはまさに絶品。食べた人の誰もが笑顔に！

初回放送：
2018年6月23日放送　「初夏の山菜と月山筍」
2017年3月18日放送　「コウイカ」