肩がこらず、気軽においしい料理を楽しめるイタリア料理。ピザ世界一の山本尚徳シェフとイタリアンといえばこの方、片岡護シェフが自慢の一品をお届け！山本シェフはさらに、家で楽しく簡単にお店の味が再現できるピザのレシピを伝授する!!

一人目のグランシェフ・山本尚徳さんが注目する食材は、東京都八丈島で搾られた牛乳で作られるモッツァレラチーズ。おいしさの秘密を求めて、前川泰之と八丈島の牧場を訪ねることに。イタリア・ナポリで行われる世界ピッツァ選手権で2年連続優勝し世界一に輝いた山本シェフはさっそく、酪農家の小宮山建さんが作る牛乳をいただく。ストレスの少ない自然な環境に牛たちを放し、海風を浴びて育つビタミンやミネラルが豊富な青草を食べさせることにこだわっているという。

そんな小宮山さんの牛乳は、チーズ品評会で日本一に輝いたこともあるモッツァレラチーズの原料にもなっている。作っているのは、島に移住してきたチーズ作り職人の魚谷孝之さん。ミルク感が口の中に広がる「牛乳の果実」がコンセプトだという魚谷さんのモッツァレラチーズを味見した山本シェフと前川は、その濃厚さにビックリ！
そして、いよいよ山本シェフの出番。小宮山さんご夫婦と、魚谷さん、そしてお店を提供してくれたオーナーの伊原さんに“揚げモッツァレラ”と“絶品マルゲリータ”のピザをふるまう。

山本シェフからは、家でも簡単に絶品ピザを作れるレシピを大公開！用意する食材は4つのみ。「ナポリの歴史あるピザ屋さんでも同じ材料で作ります」と山本シェフ。これはぜひマスターしたい！さらに、窯がなくても本格的なピザが家で焼ける、山本シェフ直伝の技もご紹介します。

イタリアンのグランシェフの競演！二人目のグランシェフ・片岡護さんは遼河はるひとともに、大粒で知られる、広島・廿日市市大野地区産の大野アサリのおいしさの秘密を求めて、現地へ。片岡シェフたちが訪ねたのは、アサリ漁の“匠”、下戸成治美さんと妻の敏子さん。夫妻はアサリ漁をはじめて、11年。60歳を過ぎ、治美さんがどうしてもやりたかったアサリ漁に取り組むことを決意。その熱意に負け、敏子さんも承諾したのだった。
夫婦の漁場は、厳島神社から西へおよそ3.5キロの干潟。大野地区では、明治時代から100年以上に渡って、全国でも珍しい“区割り漁法”を行っており、東京ドーム2つ分の干潟を700以上の区画に仕切っている。干潟が顔を出すのは3時間ほど。その間しか掘ることができないと聞き、シェフと遼河も漁のお手伝い。遼河が掘ったアサリはなんと一般的なアサリの倍近い大きさで、2人はビックリ！

アサリ漁にのめり込んだ治美さんと、彼を支える妻・敏子さん。そんな下戸成さん夫婦のために片岡シェフが作るのは、お得意の“ボンゴレビアンコ”。ご家庭でも真似できる、プロの味に仕上げる秘密の調味料とは？