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2020-04-18「広島県 新たまねぎ&ひじき」

『瀬戸内海 海と山の幸の豪華アクアパッツァ』

  • 【ロケ地】広島県倉橋島
  • 【出演者】日髙良実(『アクアパッツァ』オーナーシェフ)
         高田夏帆(女優)

広島市内から1時間半。車でしか行けない倉橋島は知る人ぞ知る島だという。一方、山の斜面は段々畑となっており、そこでは新たまねぎが作られている。イタリアンの巨匠・日髙良実シェフと高田夏帆がまるで果物のように甘い新たまねぎを求め、この島を訪問。日髙シェフがたまねぎと豊かな海の幸を使って、絶品アクアパッツァを作る…!

2人が訪ねたのは新たまねぎの若き生産者・石野智恵さんと弟の忠勝さん。多くの生産者が70代、80代と高齢になる中、島の食材を使い、この地の魅力を発信すべく奮闘している。
さっそく智恵さんと、彼女のお母さんと畑に行くことに。貨物用モノレールの傾斜のなんとすごいこと!畑は一体、どんな場所にあるのか…。
畑までは徒歩で10分ほど。まるでロッククライミングのような道を通り抜けなければならない。海を見下ろした場所にある畑に到着すると、目の前には絶景が!新たまねぎを試食すると…。「甘い!フルーツみたい!!」と高田も大興奮。

急斜面の段々畑は1.5mほどの幅しかなく、そこにたまねぎがびっしり!日中、日の光をたっぷり蓄えた石垣のお陰で平地で作るよりも地中が温かいため、たまねぎの成長が早いそう。また砂地では水はけが良すぎる分、乾燥がしやすい。しかし、たまねぎはそのストレスを糖分として蓄積。より甘味を増したものへと出来上がるのだ。
そんな甘味の強いたまねぎを、智恵さんは百貨店などで販売。おいしさが口コミで広がり、現在は予約だけで収穫分が終わってしまうほどの人気だという。

一方、弟の忠勝さんは、海の目の前にある加工場でひじき作りに精を出している。浅瀬でとれるひじきを忠勝さんは6年前から加工。元々、この島ではひじき作りが盛んだったが、高齢化によって衰退したのを忠勝さんが復活させたのだ。

和食のイメージが強いひじきだが、日髙シェフによると、イタリアンの食材として使うことは珍しくないとか。トマトソースで煮たり、チーズに合わせたり。使い勝手がいいと語る。

智恵さんと忠勝さん以外にも、島の良さを伝えようと頑張る若い世代はほかにも。ビーチのそばにある実家の旅館を4年前に改装してカフェを始めた若夫婦や、町おこしのアイデアを練る人々の中に、アメリカ・ミネソタ州から移住したという若き外国人の姿も。

島の活性化を願い、活動する人々を応援するため、日髙シェフが腕を振るうことに…!瀬戸内海でとれるさまざまな種類の魚を使い、海の滋味が感じられるアクアパッツァを作るという。材料にはもちろん、智恵さんが作った新たまねぎと、忠勝さんが焚いたひじきもプラス。それぞれが良い仕事をしてくれるのだとか。
さらにもう一品。新たまねぎの水分だけで作るシンプルなスープも用意!

海の幸と山の幸を2種類のスープ料理で召し上がれ!

  • 石野智恵さん 忠勝さん

    石野智恵さん 忠勝さん

  • seaside cafe ALPHA
住所:広島県呉市倉橋町才ノ木576-7
電話:0823-53-1311

    seaside cafe ALPHA
    住所:広島県呉市倉橋町才ノ木576-7
    電話:0823-53-1311

  • 新たまねぎのスープ

    新たまねぎのスープ

  • 倉橋島のアクアパッツァ風

    倉橋島のアクアパッツァ風