過去の放送

2020-01-25「新潟県 甘エビ」

『兄弟船で捕る絶品甘エビパエリア』

  • 【ロケ地】新潟県糸魚川市
  • 【出演者】結城優(『アノカド(anocado restaurante+)』オーナーシェフ)
         浅田舞(フィギュアスケーター)

今回、注目する食材は甘エビ。そのおいしさの秘密を求め、本場スペインで行われる国際パエリアコンクールで優勝に輝いた、スペイン料理の若きホープ結城優シェフと、浅田舞が新潟県へ。

糸魚川市にある能生(のう)漁港で、2人を迎えたのは甘エビ漁の匠・磯谷(いそがい)光一さん。この港の組合長として漁師さんたちのリーダーを務めている。
冬の日本海は荒れることが多く、漁に出られるのは平均して1か月に5、6回ほど。その貴重な甘エビを試食させてもらう2人。お腹にたっぷりと抱えた卵、身、ミソまでいただき、甘さやコク、そしてねっとりした食感まで堪能する。

最低気温0℃という海へ繰り出す磯谷さんの漁船。番組ではその漁に密着する。
磯谷さんの右腕となるのは弟の正二さん。辛い経験もしながら深い絆で支えられている兄弟船で2人が行うのは、「かけまわし」と呼ばれる底引き網漁。ボンデンと呼ばれるブイを投入し、そこを起点に狙った魚群を囲いこむ。

糸魚川の流れ込む一帯は、甘エビだけでなく、タイやアンコウ、イカやノドグロなどおよそ80種類もの魚介類が捕れる豊かな漁場。まずは、季節の魚を狙う磯谷さん。その網には、イカ、タイ、アンコウなど、たくさんの魚が…!
次はいよいよ甘エビを狙い、網を投じる。かかった獲物はタモで慎重にすくい上げる。重労働だが甘エビを傷つけないための大切な作業。そして雑菌の増殖を防ぐ滅菌海水に入れ、鮮度を保つ工夫も怠らない。

水揚げ後、磯谷さんたちは港から15分という近さにある漁場の利点を生かし、なんと2回目の漁へ!
漁師さんの奥さんたちや地元の方々の手で仕分けられた後、新鮮な甘エビは隣のセリ場へ運ばれ、その日のうちに出荷される。
厳しい冬の海から、丁寧な仕事でおいしい甘エビを届けてくれる磯谷さんたちのために、次はシェフが腕をふるう番!

シェフが作るのは、磯谷さんが捕ったアンコウとタイでとっただしを加え、繊細な香りを生かした甘エビのパエリア。
さらにもう一品、甘エビのアヒージョも。日本海の冬の幸とスペイン料理の出会いで織りなされる、その味わいは…!?

  • 甘エビ漁の匠 磯谷(いそがい)光一さん

    甘エビ漁の匠 磯谷(いそがい)光一さん

  • 弟 正二さん

    弟 正二さん

  • 「甘エビのアヒージョ」

    「甘エビのアヒージョ」

  • 「甘エビのパエリア」

    「甘エビのパエリア」