過去の放送

2019-11-23「秋田県大仙市・五城目町」

『秋田県 新米×鮭イクラ』

  • 【ロケ地】秋田県 大仙市・南秋田郡五城目町
  • 【出演者】堀内さやか(『御料理ほりうち』店主)
         山田純大(俳優)

秋の食卓をつややかに彩る新米。そして熱々ご飯にあうおかずの代表格、鮭。そのおいしさの秘密を求めて旅に出るのは、有名ホテルや神楽坂などで修業を積み、食の激戦区・東京荒木町に店を構える和食の匠・堀内さやかシェフと山田純大。

秋田県大仙市の玉川に来た2人は鮭漁の現場へ。ここで行われるのはウライと呼ばれる仕掛けを置いて、遡上してきた鮭の進路を阻んで捕獲する方法。
川で生まれ、海を回遊しながら成長する鮭は、4年後、故郷の川に戻って産卵する。元来は食用のために行っていた玉川の鮭漁だが、今はふ化をさせて放流するのが主な目的。海で鮭を捕る漁師さんたちも売り上げを還元し、共に資源保護に取り組んでいるという。

ふ化場の見学もして、おかずになる鮭をいただいた2人が次に訪れたのは、県内の米どころ五城目町。迎えてくれたのはお米の匠・伊藤容一郎さんと妻・篤子さん。4.4ヘクタールの田んぼで毎年26トンのあきたこまちを収穫している。

今月、行われた大嘗祭。これは皇位継承後の新天皇が、新穀(新米)を神々に備えて五穀豊穣を祈る一代に一度の儀式。およそ30年前、平成の大嘗祭で選ばれたのが伊藤さんのお米だった。
2人は、大嘗祭用のお米を育てた田を訪れ、当時の思い出などを聞く。

町内にある築137年の茅葺き古民家では“みそたんぽ”をごちそうになる。つぶしたあきたこまちを串に刺し、甘く仕上げた山椒みそをつけた土地のおやつ。その甘味ともっちりした食感に2人は舌鼓を打つ。
平成の大嘗祭で納められたあきたこまちの味を確かめた堀内シェフ。その味を令和でも輝かせるべく腕をふるう!

竃(かまど)で炊いたごはんを使い、まずは鮭の三色丼をふるまう。イクラと焼いた身、さらにアラをほぐして山椒や白ゴマなどを混ぜた特製のふりかけを乗せた逸品。
次に出すのはだまこ鍋という秋田の郷土料理。“だまこ”とは米をつぶして団子にしたもの。本来は鶏だしを使うが、鮭とカツオでだしを引き、旬の野菜をたっぷり入れた堀内流だまこ鍋。果たしてその味わいとは…!?

  • <鮭漁の匠>三浦尚さん

    <鮭漁の匠>三浦尚さん

  • <鮭漁の匠>佐々木豊さん

    <鮭漁の匠>佐々木豊さん

  • <お米農家>伊藤容一郎さん

    <お米農家>伊藤容一郎さん

  • 「堀内流だまこ鍋」

    「堀内流だまこ鍋」

  •  「鮭の三色丼」

    「鮭の三色丼」