2019-09-07
「下栗いも」
『長野県飯田市・下栗の里「下栗いも」でKIHACHI流コロッケ』
- 【ロケ地】長野県飯田市
- 【出演者】熊谷喜八(『KIHACHI』創業者)
芳本美代子(女優)
2人が訪ねたのは山深くにある世帯数わずか42軒の下栗という土地。
標高800~1100m、最大傾斜38度という急な山肌に畑が並ぶ秘境は“天空の里”の異名を持つ。
出迎えてくれたのは、この地に江戸時代から伝わる在来種のジャガイモ“下栗いも”の匠・野牧武さん(74)。
野牧さんのお手本にならい、2人もさっそく収穫のお手伝いをする。
品種改良を施されず、昔ながらの姿を留める下栗いもは、ほとんどが小ぶりで形もバラバラ。
しかしあえて小粒のいもを育てているという野牧さん。
下栗いもは、ジャガイモのおいしさの源であるデンプンの含有率が他の品種に比べて高く、実は小さく育てることがその秘訣だという。
南東を向いた斜面は日照時間が長く、土壌の水はけも良い。昼夜の寒暖差もうま味や甘味を凝縮させるという、
好条件がそろっている。しかし機械を入れられない急斜面では苦労も多い。
収穫した後は、薄い皮が破れるのを防ぐため、数日かけて陰干しをする。
作業を終えた2人に、野牧さんからごちそうが。茹でた下栗いもを団子のように串に刺して、エゴマ味噌を塗り、囲炉裏で焼いた“芋田楽”を頂き、その味わいを絶賛する2人。
天明の飢饉の際、現在の山梨県から伝わったとされる下栗いも。歴史ある味を未来に伝えたいという思いから、保存活動にも力を入れている野牧さんのために、シェフが下栗いもをKIHACHI流コロッケにして披露することに!
シェフが作ったのは、隠し味にカレーを使い、なんと肉じゃがをベースにしたコロッケ。さらにKIHACHI流ポテトサラダと、信州牛とあわせた下栗いものココット焼きもふるまう。シェフが様々な工夫を詰め込み生み出した下栗いもの料理。その味わいとは…!?
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野牧武さん
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「信州牛ロースのココット焼き」
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「KIHACHI流コロッケ」