

出演者インタビュー第六弾は、ゴーカイシルバー/伊狩鎧を演じる池田純矢さんが登場。ガイに負けないくらいスーパー戦隊を愛する男・池田さんの、作品への熱い思いとは!? これを読むと、ガイの動きひとつひとつが見逃せなくなりますよ!

――追加戦士として途中加入した時の気持ちは?
僕個人としては、転校生のような不安や緊張がありましたが、作品的には、追加戦士は歴代おいしいところを持っていくので、楽しみにしてました(笑) プラスワンするということは、良くも悪くも今まで作り上げてきたものが崩れるということなので、それだったらいい意味で壊したいなと。ガイが入ることで、ゴーカイジャー5人のキャラクターもより引き立つと思ったので、僕は僕のガイを貫こう、それで作品はきっと面白くなるはずだと考えました。
――ガイの役作りは?
オーディション台本を読んだ時に、「これ、オレだろ」って思いました(笑) スーパー戦隊が好きなところや、オタク気質なところが、自分と似てますね。でも、ガイは、元々正義感も強いし、しっかりしてるし、芯があるし、成長も早いし、すごくカッコイイキャラクターなんですよね。誰よりもヒーローしている反面、誰よりもヒーローらしくないんです。そういうところがガイの本質だと思って、ヒーローらしく見えないように、でもヒーローらしくしてる、というお芝居を心がけています。
――具体的には、どんなことを?
アドリブで小ネタをいろいろはさんでいるんです。ガイの初登場の回で、「スーパー戦隊を誰よりも愛する男です」と言うところではメガレッドのポーズを、「そこまでだ!ザンギャック」と言うところではリュウレンジャーの"気力ボンバー"をやってるんですよ。他にも、例えば、ギンガマン回では、ふとした瞬間にギンガレッドの"炎のたてがみ"を入れたり、掃除のシーンではホウキを持ってビッグワンのポーズをしてたり、細かいところでは、走って来て一旦止まってハッと顔を上げたり、ポーズを決める時に一回反対に手を振ってから決めたり、昭和ヒーローっぽい細かいアクションも入れたりしています。実は、ゴーカイシルバーの名乗りポーズも、好きな特撮ヒーローが混ざってるんですよ。
――ガイを演じるにあたって、歴代スーパー戦隊の映像を改めて見返したりしたんですか?
いいえ、特には何も。すでに全部頭に入っているので(笑)
――スーパー戦隊の大ファンの池田さんですが、中でも『ダイレンジャー』のキバレンジャーが大好きだそうですね。
キバレンジャーは子どもが変身するので、同じ子どもとして、すごく親近感があったんです。白虎真剣(※この力でキバレンジャーに変身する)さえ僕のところに来てくれれば、僕も変身できると本気で思ってましたから(笑) そんな風に僕がキバレンジャーに憧れてたような親近感が、ガイにはあるのかなと思っています。もちろん他のゴーカイジャー5人もめちゃめちゃカッコイイし、憧れの存在ですけど、子どもたちに、ガイみたいになりたいって思ってもらえたら、うれしいですね。
――歴代の先輩方との共演で、印象に残っているのは?
緊張してあんまり話せないんですが、ギンガマンの小川輝晃さんは、すごく気さくな方で、いろいろ話かけてくださって。黒騎士ヒュウガの他にも、カクレンジャーのニンジャレッドもやってらっしゃるんですが、その当時のお話を聞かせていただきました。実は、家に、ヒーローショーに行った時に小川さんに書いていただいたサインがあるんです。芸能人とか、憧れの人とか、そういうレベルではなく、僕にとっては"ヒーロー"なので、その方と、今、こうしてご一緒させていただいてるんだと、感慨深かったですね。ガイは毎回サインをねだってますけど、実際の僕もこんな感じなんだろうなと思います(笑)
――ガイはアクションもカッコイイですが、池田さんは空手やボクシングなど、いろいろ格闘技をやれらてるんですよね。
子どもの頃、いじめられっ子で、友達もいなくて、ヒーロー番組が心の支えだったんです。そのヒーローみたいにかっこよくて強い人になりたいと思って格闘技を始めました。ジャッキー・チェンとかのアクション映画も好きだったので、リアルファイトだけでなく、飛んだりバク転したりという器械体操系のアクションも個人的に好きでやって。ゴーカイジャーの中でも、いろいろアクションをやらせてもらっているので、楽しいです。
――そのスーパー戦隊ファンの池田さんが、シリーズ35作品の歴史を感じた瞬間は?
劇場版『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』の冒頭シーンで、大号泣しました。歴代のヒーローたちが力を合わせて戦う姿を見てたら、今まで全作品を見てきて、それぞれにいろんな思い入れがあるので、すごくうれしかったんです。と同時に、今度は僕が、ずっと憧れていたこの人たちの意思をついで地球を守るんだ、って思ったら泣けてきて。「オレ頑張る!」って思いました。それから、テレビシリーズの中で、ガイと歴代追加戦士の15人のシーンも感動しました。だって、みんなが僕に力を貸してくれるんですよ! 15戦士との写真をポスターサイズに引き伸ばして、部屋に貼っています。
――この仕事を始めたきっかけは?
ジュノンスーパーボーイのコンテストで準グランプリをいただいて。この時は"思い出"くらいに思ってたんですけど、グランプリが取れなかった悔しさみたいなものがこみ上げてきて、負けっぱなしはイヤだと思ったのがきっかけですね。その後、本当の意味でお芝居をやりたいと思ったのは、映画『DIVE!!』(2008年)です。僕のやった弘也という役はあまり感じのいい人物じゃなかったんですね。その映画が公開されると、掲示板に「弘也、マジムカツク」といっぱい書かれていて、それを見てうれしくなったんです。僕の心の支えは、ヒーローや映画俳優だった。お芝居というものがなければ、今、僕は、ここにはいなかったかもしれない。かつて僕がお芝居に心を動かされ助けられたように、自分のお芝居が、ほんの少しだとしても、その人たちの感情を動かすことができたんだと思うと、うれしくて。人の心の中に、良いにしても悪いにしても何かしら感情を芽生えさせることができるんだったら、こんなにすばらしいことはないんじゃないかと。その時に、本当の意味でお芝居というものに向き合いました。もっともっと自分が頑張って、見てくださる方が、少しでも何かを思うきっかけになるようなお芝居をしたいと思います。

もっと聞くぜ!!
Q.あなたにとってのヒーローは?
歴代スーパー戦隊のヒーローたちです。スーパー戦隊は、単純に夢や希望を与えるだけじゃない。問答無用でヒーローはヒーローなんです!
Q.あなたの"ゴーカイ"エピソードは?
芸能界に入ったことかな。僕は本当に根暗でオタクなんで(笑) でも、子どもたちが声をかけてくれた時は、池田純矢としてではなくガイとして名乗りとかやっちゃいますよ!
