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特別養護老人ホーム施設訪問「大島花子さん」歌謡ショー
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 3月12日、あきるの市の特別養護老人ホーム「南聖園」に大島花子さんをお迎えし、歌謡ショーを行いました。武蔵五日市は山々に囲まれたのどかな場所。春の陽射しが差し込む温室のように暖かい食堂で、入所者の方スタッフ含め110人が60分のショーを楽しみました。
 ステージの準備をしている頃から「花子ちゃん?」と声がかかり、大島さんの来訪をどれだけ待ち望んでいたかが伺えます。
 大島花子さんがからし色のドレスで登場すると大きな拍手で迎えられました。「夢であいましょう」を歌い終えた瞬間、「わぁ上手~~!!」と感嘆の声が何度もあがりました。「明日があるさ」の最中には男性の声で「そうりゃっ!」と掛け声も。リアクションがスピーディーでウィットに富んでいて私たちスタッフもビックリ!!坂本九さんのヒット曲「幸せなら手をたたこう」では多くの方が元気に「手」「足」「肩」「万歳」「手」と大島さんのリードにあわせて身振り手振りで楽しみ、会場に元気が広がります。
 4曲目の「岸壁の母」が始まると「素敵だわ~」とため息がもれ、自然に合唱が生まれました。大島さんが、岸壁で子を待つ母の想い、いつの時代もお母さんの子を思う気持ちを、ご自身の育児の話を交えながら伝えます。「すごい!」「素晴らしい!」「(子どもを)もっと産みなよ」と予想外のレスポンスは一休さんのとんち問答のようで、会場には笑顔があふれ、大島さんはもちろんスタッフ全員元気をいただきました。
 次は「親父」。「父、坂本九が自身の父のことを作詞作曲した曲で・・・」と大島花子さんが丁寧に説明すると、「飲みたきゃ稼いで自分の金で飲め」という歌詞に会場から「そう言われたの?」と感情移入した声も。
 6曲目は「夕焼け小焼け」。歌詞を手話で説明する大島さんと一緒に、多くの方がその場で手話を覚えて歌えたのにも驚きました。7曲目は坂本九さんの大ヒット曲「上を向いて歩こう」。「父が亡くなって33年。50年以上歌い継がれて・・・」という大島さんの話に会場の奥から「御巣鷹山にお墓参りにいったよ」という声や「花子ちゃん大きくなったわね」という声も。「花子ちゃん、柏木由紀子さんお元気ですか?」と坂本九さんご一家を温かく見守り続けた大ファンの生の声に接し感無量でした。
 最後は「ヨイトマケの唄」。坂本九さんが病床のお母さんに歌ってあげたくて美輪(当時:丸山)明宏さんにこの曲をカバーさせてほしいとお願いしたこと、柏木由紀子さんが母一人で娘二人育ててくれたことのお話しのあと大島さんが熱唱。「素晴らしい!!」と声があがり、拍手は鳴りやまずアンコール「見上げてごらん夜の星を」に。東日本大震災の夜、被災地ではこの曲をみんなで歌ったそうです。美しい笹子重治さんのアコースティックギターが、こぼれるように大島花子さんの透き通る声に寄り添って、涙ぐむ方も・・・。圧巻の歌唱力にいつしか会場のみなさんの声が重なり、それはそれは素晴らしいハーモニーとなりました。
 全9曲を楽しみ、代表の方から大島さんと笹子さんに花束贈呈と記念撮影。微笑み返しも、しあわせもたくさんいただいた施設訪問となりました。

日時:平成30年3月12日(月)
場所:特別養護老人ホーム「南聖園」(東京都あきる野市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

特別養護老人ホーム施設訪問「佳山明生さん」歌謡ショー
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 2月5日、多摩市の特別養護老人ホーム「愛生苑」に、佳山明生さんをお連れして歌謡ショーを行いました。この冬一番の寒気の影響で連日寒い日が続いていますが、会場となった円形ホールに、利用者やその家族、地域の方々など約90人が集まりました。
 大ヒット曲の「氷雨」のイントロが流れる中、佳山明生さんが歌いながら登場すると、拍手喝采で歌謡ショーがスタートしました。佳山さんは、故古賀政男氏の最後の門下生。故古賀政男氏の代表曲「無法松の一生」などの演歌を中心に、全7曲を熱唱しました。佳山さんは一番上のお姉さんが90歳を超える、女5人男3人の8人兄弟の末っ子だということで、お年寄り一人一人に自分の兄弟に接するようにやさしく語りかけたり、おかしな話を連発したりと、会場は大いに盛り上がりました。また「片割れ月」を歌いながら、お年寄り一人一人と丁寧に握手をして会場を一周すると、お年寄りの満面の笑顔が溢れました。歌謡ショーのラスト曲は、一昨年末の日本作詩大賞にノミネートされた新曲「夢には夢を 花には花を」でしたが、歌い終わってもアンコールを求める拍手が鳴りやまず、故川内康範氏の作詞作曲の「ともだち」を友人への感謝の気持ちを込めて歌い上げました。
 最後に、施設を代表したお年寄りから大きな花束が贈られ、その後参加者全員と記念撮影を行い、「声がよくて、歌がうまくて、格好良かった」など、たくさんの感謝のお言葉を頂きました。

日時:平成30年2月5日(月)
場所:特別養護老人ホーム「愛生苑」(東京都 多摩市 )
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

特別養護老人ホーム施設訪問「原田直之さん」新春民謡・歌謡ショー
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 1月12日、鎌倉市の特別養護老人ホーム「かまくら愛の郷」に原田直之さんをお連れして、新春民謡・歌謡ショーを開催しました。当日は、雲一つない晴天にも恵まれて、民謡ショーを楽しみにしていたデイサービスの利用者や関係者を含めて80人ほどが、会場となった「詩音ホール」に集まりました。
 司会の早川さんの紹介で、原田直之さんが登場すると、大きな拍手でショーが始まりました。三味線、尺八、鳴り物、お囃子の生演奏で、東日本大震災の被災3県の代表的な民謡「新相馬節」(福島県)、「大漁唄い込み」(宮城県)、「南部牛追唄」(岩手県)を熱唱しました。福島県浪江町出身の原田さんが、「早いもので東日本大震災から7年が経とうとしているが、まだ自宅に戻れない人がいる。これからも支援をしていかなければ。」と故郷への思いを強く語っていました。また、司会の早川さんの陽気なトークコーナーがあったり、原田さんのお弟子さんがメドレーで「安里屋ユンタ」「浪花節だよ人生は」を披露しました。その後、原田さんがお色直しを終え再び登場すると、歌謡曲「あざみの歌」「達者でナ」などをカラオケで唄いました。「ある夫婦のうた」を奥様と笑顔でデュエットすると、会場はお年寄りの笑顔で溢れました。参加者からのリクエストに答えて、「会津磐梯山」(福島県)、「八木節」(栃木県・群馬県)、「秋田音頭」(秋田県)、「南部俵積み唄」(青森県)、「こきりこ節」(富山県)の5曲を即興で歌いました。また、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」と「花笠音頭」(山形県)を、施設が用意した歌詞カードを使って参加者と一緒に合唱すると、会場は大いに盛り上がりました。そして最後に、施設を代表したお年寄りから大きな花束を贈られ、参加者全員と記念写真を撮影後、「ほんとうに、ありがとうございました」と沢山の感謝の言葉に送られて、会場を後にしました。

日時:平成30年1月12日(金)
場所:特別養護老人ホーム「かまくら愛の郷」(神奈川県鎌倉市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

特別養護老人ホーム施設訪問「こまどり姉妹さん」歌謡ショー
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 11月8日、板橋区の特別養護老人ホーム「板橋の里 英智園」にこまどり姉妹さんをお連れして、歌謡ショーを行いました。当日は、今にも雨が降り出しそうな曇天となりましたが、70人を超える参加者が集まりました。
 こまどり姉妹さんが、きらきら光るスパンコールを縫いつけた派手な衣装で登場すると、大きな拍手で歌謡ショーが始まりました。
 往年のヒット曲「ソーラン渡り鳥」、「浅草姉妹」など全部で7曲を熱唱。こまどり姉妹さんの独特の話芸?や姉の栄子さんによる「二輪草」の見事な踊りも披露されるなど、ほんとうに楽しい60分のショーとなりました。三味線の生演奏で「お吉物語」「岸壁の母」を熱唱すると、手拍子と大きな拍手で、一緒に歌を口ずさむ方や感激して涙ぐむお年寄りも見られました。また、北海道出身のこまどり姉妹さんが、子どもの頃の苦労話などをすると、参加者は興味深い表情で聞き入っていました。
 最後に新曲の「こまどりのラーメン渡り鳥」を陽気に歌った後、施設代表のお年寄り2人から花束が贈呈され、参加者全員と記念撮影を行いました。こまどり姉妹さんが参加者一人一人と握手しながら、「長生きして元気でいてください」と励まして、会場を後にしました。
 後日、施設代表の方から、「感激の余りに、こまどり姉妹さんが去った後も、利用者の皆さんが、しばらく興奮状態でした。また、機会があれば惠非お願いしたいです」というお礼のメールがありました。

日時:平成29年11月8日(水)
場所:特別養護老人ホーム「板橋の里 英智園」(東京都板橋区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

高齢者施設訪問30周年記念 園まりさん&佳山明生さん 歌謡ショー
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 10月25日、高齢者施設訪問30周年記念として、第4回「みずほまち もうひとつの敬老会」に、園まりさん、佳山明生さんをお連れして歌謡ショーを開催しました。この日は、秋雨前線の影響で肌寒い雨天となりましたが、デイサービスの利用者を中心に一般の人も含めて530人ほどが集まりました。
 通所介護事業所連絡会会長、瑞穂町長等の式典での挨拶に続いて、歌謡ショーは園まりさんの昭和39年のヒット曲「何も云わないで」からスタート、全9曲を熱唱しました。園まりさんは、中尾ミエさん、伊藤ゆかりさんとともにスパーク3人娘と呼ばれました。その中尾ミエさんのヒット曲「可愛いベイビー」とツイストの振りを交えて「太陽はひとりぼっち」を陽気に歌い、会場はお年寄りたちの手拍子と笑顔で溢れました。また、昔懐かしい唱歌「ふるさと」と「青い山脈」を参加者と一緒に合唱、会場は一体感で満ち溢れました。往年のヒット曲「夢は夜ひらく」、「逢いたくて逢いたくて」、最後に人生の応援歌「愛燦燦」を歌い、施設を代表したお年寄りから、大きな花束が園さんに贈られました。
 その後、10分間の休憩時間を利用して、お年寄りがリラックスできるようにと、理学療法士ふたりによる体操を行いました。続いて、佳山さんがグレーのシックな衣装で登場すると、拍手喝采で歌謡ショーが再びスタートしました。佳山さんの大ヒット曲「氷雨」から、歌謡曲や演歌など全6曲を熱唱しました。佳山さんは一番上のお姉さんが90歳を超える、女5人男3人の8人兄弟の末っ子。そんな佳山さんが自らの家族に接するように、やさしく語りかけたり面白い話をすると、会場はお年寄りのたくさんの笑顔で溢れました。佳山さんは、古賀政男氏の最後の門下生。その古賀氏が「男のロマンを歌った曲」と指摘した「無法松の一生」を歌いながら、ステージ上から客席に降りてお年寄り一人一人と固く握手をして励ますと、会場は大いに盛り上がりました。喜納昌吉氏の代表曲「花」では、歌詞に合わせて客席に合いの手を促し、それに応えて会場から大きな掛け声がかけられ、歌い終わってもアンコールを求める拍手が鳴りやまず、代表曲の「こころの翼」を人生に感謝の気持ちを込めて歌い上げました。最後に、施設の代表から大きな花束が贈られ、記念撮影を行い終演となりました。
 参加した関係者からは、「会場が笑顔と笑い声で一杯となり、最高の敬老のおもてなしになった」との感謝の言葉を頂きました。

日時:平成29年10月25日(水)
場所:「瑞穂スカイホール」(東京都西多摩郡瑞穂町)
主催:瑞穂町通所介護事業所連絡会、テレビ朝日福祉文化事業団

第2回港区地域福祉フォーラム ~小津安二郎映画を聞く~「音語り 東京物語」
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 10月22日(日)、24日(火)、25日(水)港区高輪区民センターにおいて港区社会福祉協議会主催「第2回港区地域福祉フォーラム」が開催されました。港区内にある社会福祉法人、福祉関係団体、ボランティア団体、NPO法人、企業等による活動紹介や発表をはじめ、専門家による成年後見制度や介護相談等各種の無料相談会のほかシンポジウムや講演会、ミニコンサート等様々な催しが行われ地元港区をはじめ近隣の方々が詰めかけました。
 テレビ朝日福祉文化事業団では、活動紹介のパネル展示のほか、高輪区民ホールで行われた2日目の24日、第2部 「~小津安二郎映画を聞く~音語り 東京物語」を共催しました。
 女優・中井貴惠さんが映画の登場人物はもとより、ナレーション・ト書きまでを一人で演じ分け、ジャズピアニストの松本峰明さんの音楽に乗せて小津監督作品を表現する朗読公演です。朗読公演を始める前に、中井さんが小津監督と家族ぐるみのご縁などをお話され、東京物語のキャストを撮影時のエピソードを交えて紹介すると、観客たちは懐かしい銀幕のスターたちに思いを寄せ、頷いたり驚いたり。会場内は次第に「東京物語」の時代へ導かれていきました。
 終戦から8年経った昭和28年夏。瀬戸内の尾道に暮らす、古希を迎えた周吉と妻とみの老夫婦は、東京で離れて暮らす子ども達を訪ねる旅に出ます。久しぶりの再会に心を躍らせる老夫婦でしたが、それぞれの暮らしに精一杯の子ども達は思うように面倒を見ることができません。そんな中、戦死した次男の嫁紀子だけが親身になって世話をします。老夫婦と紀子の心温まる交流。一抹の寂しさを感じながらも、子ども達の自立した姿に満足気な表情で尾道への帰途に就く老夫婦。しかし、旅を終え尾道に戻り間もなくして、妻とめが床に伏せってしまい、子ども達が尾道に集まります。妻とめの葬儀が終わり皆が帰ってしまった後、一人になった周吉は瀬戸内の海を眺め、寂しさをかみしめるところで幕をおろします。
 中井貴惠さんは、周吉と家族(妻とみ、長男、長女、末娘、長男の嫁、長女の夫)、二男の嫁紀子、そして平山家の隣に住むおかみさんまでを感情込めて演じ分け、松本峰明さんの奏でる音色が、中井さんの語りに情景を加えました。客席には静かに目頭を押さえ余韻に浸る姿があちらこちらに見られました。フィナーレでは舞台に向かって会場中から大きな拍手が送られました。
 テレビ朝日福祉文化事業団は、今後も皆さまにご協力をいただきながら地域公益活動として様々な地域社会・団体に働きかけ、心にしみる朗読公演をお届けしたいと思っています。

日時:平成29年10月24日(火)
場所:港区高輪区民センター区民ホール(東京都港区)
主催:社会福祉法人港区社会福祉協議会
共催:テレビ朝日福祉文化事業団

特別養護老人ホーム施設訪問「大津美子さん」歌謡ショー
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 9月12日、台東区の特別養護老人ホーム「浅草ほうらい」を訪問して、歌謡ショーを開催しました。当日は、早朝からの小雨にもかかわらず、歌謡ショーを楽しみにしていた150人ほどの利用者が、施設の1階にある「地域交流スペース」に集まりました。
 司会者の早川さんが大津美子さんを紹介すると、拍手喝采でスタート。オレンジ色の派手な衣装の大津さんが「リンゴの唄」を歌いながら登場すると、事前に用意した歌詞カードを手に全員で合唱しました。大津さんの往年の大ヒット曲「東京アンナ」「東京は恋人」では、舞台から降りてお年寄り一人一人と握手をしながら会場を回りました。
 また、大津さんは過去に「くも膜下出血」で倒れた経験があるのですが、リハビリを重ねることによて奇跡のカムバックを果たすことができたエピソードや、ご自身の健康法の一つである「腹式呼吸」の効能について体験談を話すと、参加したお年寄りたちは、真剣に耳を傾けていました。
 続いて、日本の名曲の中から、「恋の町札幌」「湖畔の宿」「さよならルンバ」をメドレーで唄い、歌手生活60周年記念で発表した新曲「夜空に光るあの星よ」をご自身の周りの人たちへの感謝の気持ちを込めて熱唱しました。さらに、往年のヒット曲「いのちの限り」「銀座の蝶」「グッド・ナイト」に続いて、大津さんの代表曲「ここに幸あり」では、感極まって涙を拭うお年寄りの姿も見られました。
 最後に、お年寄りの代表から大津美子さんに綺麗な花束が贈呈され、全員で記念写真を撮って、すでに雨が上がり雲間に青空が見え始めた浅草を後にしました。

日時:平成29年9月12日(火)
場所:特別養護老人ホーム「浅草ほうらい」(東京都台東区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

特別養護老人ホーム施設訪問「大島花子さん」歌謡ショー
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 秋らしく晴れやかな9月11日、大田区の特別養護老人ホーム「ゴールデン鶴亀ホーム」に大島花子さんをお迎えし、歌謡ショーを行いました。入所者のほとんどが車椅子ですが、体調を崩す方もなく全員が参加し、ショートステイの方、ご家族、スタッフ含め110人が約50分のショーを楽しみました。
 その日の大島さんは、大柄のお花が愛らしい赤いロングドレス。ステージに進むと拍手で迎えられ、「明日があるさ」「幸せなら手をたたこう」とお父様、坂本九さんの大ヒット曲で始まりました。「幸せなら足ならそう」の部分は「足たたこう」と歌詞を大島さん流に変え、車椅子の方々もご自身の足をぽんぽんとたたきます。「しあわせならご挨拶、どうもどうもどうも・・・」との歌詞にも身振り手振りが増え、会場にやさしさが広がります。
 続いて「夕焼け小焼け」「紅葉」「赤とんぼ」と童謡を披露。昔覚えた歌は誰もが今も口ずさめ、歌声が重なっていく微笑ましいひと時。次は「夢であいましょう」。懐かしいメロディーが始まり、大島さんのすみきった声がやさしく当時のその日に誘うと、会場のムードがなにやら夢心地に変わり、みなさんがしばしまどろんでいるように見えました。
 今度は演歌。都はるみさんの「北の宿から」に続き、「いい湯だな」と元気になる曲で会場を盛り上げます。そして、大島花子さんが歌ってUSENチャート1位になった「親父」。「父、坂本九が自身の父のことを作詞作曲した曲で・・・」と大島花子さんが丁寧に説明すると、会場の方々が真剣に聞き入っていました。
 最後は坂本九さんの大ヒット曲「上を向いて歩こう」。歌が始まると、手拍子も加わって合唱が生まれ、しあわせそうな表情が広がりました。名曲を慈しむ素敵な時間を惜しむように、会場からアンコールの声があがり「見上げてごらん夜の星を」。繊細な笹子重治さんの生ギターのつま弾きに、大島花子さんの透き通る声が重なると、筆舌に尽くしがたい美しいハーモニーが生まれていきました。
 名曲の数々全11曲を楽しみ、代表の方から、大島さんと笹子さんに花束贈呈と記念撮影。帰り際に100才の女性に「身体に気をつけてね」と励まされ、大島さんもビックリ!出演者も元気をいただいた訪問となりました。

日時:平成29年9月11日(月)
場所:特別養護老人ホーム「ゴールデン鶴亀ホーム」(東京都大田区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

特別養護老人ホーム施設訪問「原田直之さん」民謡・歌謡ショー
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 7月5日、中野区の特別養護老人ホーム「やよいほうむ」に原田直之さんをお連れして、民謡・歌謡ショーを行いました。当日は、夜半に台風3号が関東地方を通過し、強い日差しの照りつける真夏日にもかかわらず、地域の人たちやデイサービスを利用する人たちを含めて110人ほどが集まりました。司会の早川さんの紹介で、原田直之さんが登場すると、大きな拍手でショーが開始。三味線、尺八、鳴り物、お囃子の生演奏で、東日本大震災の被災3県の民謡「新相馬節」(福島県)、「大漁唄い込み」(宮城県)、「南部牛追唄」(岩手県)を熱唱しました。福島県浪江町出身の原田さんは、「早いもので東日本大震災から6年が経ちましたが、まだ自宅に戻れない人がいる。これからも支援を続けていきたい。」と故郷への思いをにじませ、決意を新たにされていました。また、司会の早川さんの陽気なトークコーナーや、原田さんのお弟子さんがメドレーで「安里屋ユンタ」「浪花節だよ人生は」をカラオケで披露。その後、原田さんがお色直しで着替えて再び登場すると、歌謡曲「あざみの歌」「達者でナ」などの演歌をカラオケで唄いました。「ある夫婦のうた」を奥様と笑顔でデュエットすると、会場はお年寄りの笑顔で溢れました。また、会場の参加者からのリクエストに答える形で、「長崎ぶらぶら節」(長崎県)、「佐渡おけさ」(新潟県)、「相馬流れ山」(福島県)、「南部俵積み唄」(青森県)、「刈干切歌」(宮崎県)の5曲を唄うと、会場は大いに盛り上がりました。「民謡はこころのふるさとです」と原田さんが語り、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を参加者と一緒に合唱。そして最後に、「花笠音頭」(山形県)を陽気に唄い上げました。お年寄りから大きな花束を贈られ、参加者全員と記念写真を撮影後、「ありがとうございました」と沢山の感謝の言葉に送られて、会場を後にしました。

日時:平成29年7月5日(水)
場所:特別養護老人ホーム「やよいほうむ」(東京都中野区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

特別養護老人ホーム施設訪問「園まりさん」歌謡ショー
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 6月23日、台東区の特別養護老人ホーム「フレスコ浅草」に、園まりさんをお連れして歌謡ショーを開催しました。この日は、真夏日の大変暑い日となりましたが、7階の地域交流室には、職員の方も含めて90人ほどが集まりました。ショーは昭和39年のヒット曲「何も云わないで」からスタート、アンコール曲を含め全12曲を熱唱しました。昨年10月に亡くなった園さんのお母さんが入所していた施設が偶然「フレスコ浅草」と雰囲気が似ているとのことで、元気だったころのお母さんのことを思いだして、園さんが涙ぐむ場面もありました。園まりさんは、中尾ミエさん、伊藤ゆかりさんとともに‘スパーク3人娘’と呼ばれた元祖国民的アイドルです。その3人娘が久しぶりに再集結し、今全国ツアーを展開中で、中尾ミエさんのヒット曲「可愛いベイビー」や伊藤ゆかりさんのヒット曲「ヴァケーション」も披露しました。映画「太陽はひとりぼっち」の主題歌をツイストの振りを交えて陽気に歌いながら会場を回ると、お年寄りたちの手拍子と笑顔が溢れました。歌詞カードを手に「ふるさと」「青い山脈」などを参加者といっしょに合唱し会場は一体となり、往年のヒット曲「夢は夜ひらく」、「逢いたくて逢いたくて」、そして人生の応援歌「愛燦燦」を歌うと拍手喝采が沸き起こりました。最後は「アンチェインド メロディー 希望の道」をアンコールで歌い1時間余りの歌謡ショーが終了、施設を代表したお年寄り2人から、それぞれ大きな花束が園さんに贈られ、記念の写真撮影を行って終演となりました。

日時:平成29年6月23日(金)
場所:特別養護老人ホーム「フレスコ浅草」(東京都台東区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

特別養護老人ホーム施設訪問「佳山明生さん」歌謡ショー
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 6月7日、狛江市の特別養護老人ホーム「こまえ苑」に、佳山明生さんをお連れして歌謡ショーを行いました。この日、関東に梅雨入りが発表され、今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、会場となった「ふれあいホール」に、利用者やその家族、職員の人たちなども含めて、約80人が集まりました。佳山さんが、緑色の派手な衣装で登場すると、拍手喝采で歌謡ショーがスタートしました。故河内康範さんが作詞作曲した「ともだち」から、歌謡曲や演歌など全7曲を熱唱しました。佳山さんは一番上のお姉さんが90歳を超える、女5人男3人の8人兄弟の末っ子、そんな佳山さんが自らの家族に接するように、やさしく語りかけたり、面白い話をしておどけたりすると、会場はお年寄りの笑顔で溢れました。また大ヒット曲の「氷雨」を歌う時には会場を回り、お年寄り一人一人と丁寧に握手をしてふれあい、励ましていました。佳山さんは、古賀政男氏の最後の門下生で、ひとつ上の先輩が大川栄策さんだということです。その古賀氏が「男のロマンを歌った曲」といった「無法松の一生」のほか「わすれ傘」「片割れ月」などの演歌も披露してくれました。歌謡ショーのラスト曲は、昨年末の日本作詩大賞にノミネートされた新曲「夢には夢を 花には花を」でしたが、歌い終わってもアンコールを求める拍手が鳴りやまず、代表曲の「こころの翼」を人生に感謝の気持ちを込めて歌い上げました。最後に、施設を代表したお年寄りから大きな花束が贈られ、その後参加者全員と記念撮影を行い、「ほんとうに歌がうまかった」「プロの歌手はすごい」など、沢山の感謝のお言葉を頂きました。

日時:平成29年6月7日(水)
場所:特別養護老人ホーム「こまえ苑」(狛江市 )
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

特別養護老人ホーム施設訪問「大津美子さん」歌謡ショー
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 5月26日、板橋区の特別養護老人ホーム「オーネスト成増」に大津美子さんをお連れして、歌謡ショーを開催しました。当日は、早朝からの大雨にもかかわらず、歌謡ショーを楽しみにしていた90人ほどの利用者が、施設の1階にある地域交流スペースに集まりました。司会者の早川さんが大津さんを紹介して、大きな拍手で歌謡ショーがスタート。大津美子さんが「リンゴの唄」を歌いながら登場すると、施設が事前に用意した歌詞カードを手に全員で合唱しました。62年前に大津さんがデビューした時の「東京アンナ」、続く「東京は恋人」では、舞台から降りて握手や声掛けをしながら、会場を回り、お年寄りの笑顔で溢れました。また、大津さんご自身の健康法の一つである「腹式呼吸」の効能について紹介すると、お年寄りたちは興味深げに耳を傾けていました。日本の名曲の中から、故石原裕次郎さんの「恋の町札幌」「湖畔の宿」をメドレーで唄い、歌手生活60周年で発表した新曲「夜空に光るあの星よ」を周りの人たちへの感謝の気持ちを込めて熱唱しました。往年のヒット曲「いのちの限り」「銀座の蝶」「グッド・ナイト」に続いて、大津さんの代表曲「ここに幸あり」では、感極まって涙を拭うお年寄りの姿も見られました。最後に、お年寄りの代表から大津美子さんに大きな花束が贈呈され、全員で記念写真を撮って終演しました。参加者から、「ありがとうございました。また、機会がありましたら来てください」との感謝の言葉に送られ、施設を後にしました。

日時:平成29年5月26日(金)
場所:特別養護老人ホーム「オーネスト成増」(東京都板橋区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

高齢者福祉施設訪問「こまどり姉妹さん」歌謡ショー
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 4月21日、つくば市の「葛城デイサービスセンター」にこまどり姉妹さんをお連れして、歌謡ショーを行いました。当日は、桜も 散り、曇り空となりましたが、会場となった「かつらぎ保育園ホール」には、デイサービスの利用者や地域の人たちを含めて80人を超えるお年寄りが集まりました。往年のヒット曲「ソーラン渡り鳥」や、59年前のデビュー曲「浅草姉妹」など懐かしい曲からスタートすると、会場は拍手喝采になりました。「三味線姉妹」では、熱唱しながら、舞台から降りて参加者一人一人と握手をして会場を回り、お年寄りの笑顔が溢れていました。また、姉の栄子さんが、「二輪草」で、見事な踊りも披露してくれました。北海道出身のこまどり姉妹さんが、子どもの頃の苦労話やがんの闘病の話などをすると、参加者は興味深い表情で聞き入っていました。後半の三味線コーナーでは、三味線の生演奏で「お吉物語」「岸壁の母」を熱唱、一緒に口ずさむお年寄りの姿も見られました。最後に「こまどりのラーメン渡り鳥」を陽気に歌った後、施設代表のお年寄り2人から花束が贈呈され、参加者全員と記念撮影を行って終演となりました。参加者から「ほんとうに楽しかった。夢のような一日をありがとうございました」と感謝の言葉を頂きました。

日時:平成29年4月21日(金)
場所:「葛城デイサービスセンター」(茨城県つくば市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

第34回せたがや日赤のつどい 第3部~小津安二郎映画を聞く~「音語り 東京物語」
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 4月12日(水)世田谷区民会館で行われた「第34回せたがや日赤のつどい」の第3部の催しとして、女優・中井貴惠さんが小津安二郎監督作品の脚本をジャズピアニスト松本峰明さんのピアノ演奏と共に朗読する「音語り 東京物語」を開催しました。中井貴惠さんは幼いころ孫のように可愛がってもらった小津監督の作品を表現するため脚本の朗読と音楽だけで構成された「音語り」シリーズを2009年に制作し、現在5作品を上演しています。
 当日は約800人の世田谷区赤十字奉仕団員が参加し、第1部の式典、日本赤十字社の活動報告の後の第3部として公演を行いました。この朗読公演の前半はジャズピアニスト松本峰明さんと中井貴惠さんのトークです。中井さんが小津監督とのご縁などを話した後、東京物語のキャストを紹介するとまさにその世代の観客が多いせいか、かつての銀幕のスターたちを思い起こして会場内には小さなどよめきが起こりました。本編の音語りは、冒頭の尾道の朝のシーン、朴訥な父と陽気な母がこれから東京の息子や娘、孫たちに会いに上京する何となくウキウキとした音楽にのってスタート。小津映画の代表作「東京物語」の錚々たるキャスト、主人公の老夫婦から4人の子どもたち、未亡人となった次男の嫁など出演者1人1人を中井さんが見事に演じ分けます。東京での夫婦の戸惑いや亡くなった次男をまだ想う母と未亡人となった嫁との温かい心の交流などが丁寧にセリフとト書きで語られると、その場面の情景や人物の表情、息遣いまでもが見ている人の心に浮かぶようでした。思いもかけず妻に先立たれた老父が1人で寂しさをかみしめるラストシーンでは、冒頭とはうって変わった松本峰明さんの奏でるどこか物悲しいピアノの音色が、暮れていく尾道の夏の日に静かに幕をおろしました。
 テレビ朝日福祉文化事業団ではこれまで、地域の生涯学習や住民サービスとして各自治体に働きかけ色々な形で公演を行ってきました。今後も皆さまにご協力をいただきながら地域公益活動として様々な地域社会・団体に働きかけ、心にしみる朗読公演をお届けしたいと思っています。

日時:平成29年4月12日(水)
場所:世田谷区民会館(東京都世田谷区)
主催:世田谷区赤十字奉仕団 日本赤十字社東京都支部世田谷区地区
協力:テレビ朝日福祉文化事業団

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