左手のピアニスト 舘野泉さんが贈る未来のコンサートで観客感激!
「トレヴァン」はフィンランド語で未来のという意味です。未来へ向けたコンサートは、左手のピアニストとしても有名な舘野泉さんをはじめ、
障がいを乗り越えて音楽活動をされている方のコンサートとして赤坂区民センターで11月2日に行いました。
会場には、六本木ライオンズクラブや原宿ライオンズクラブの皆様にご協力いただき、障がい者施設の方たちをお招きしました。
皆さん、文化の日を前にコンサートの音色に聞き入っていました。
生後まもなく視力を失ってしまったピアニストで声楽家の北田康弘さん、まだ高校2年生の近山朱里さんも素敵な演奏をしてくださいました。
途中司会の下平さやかアナウンサーが舘野さんとお話しするコーナーがありました。
舘野さんは、フィンランドを拠点にピアニストとして活動されているさなかに脳溢血で倒れ、その後右半身が付随になったということですが、
障がいについては仕方がないと素直に受け入れられたそうで、それほど絶望されることはなかったそうです。
その後、自然にピアノに向かうようになり、左手のための曲を弾くようになったとのことでした。
障がいが目の前に来たときにどう対応するのか、心構えや気持ち次第で、前向きになることができるのだと会場からもため息が漏れていました。
1時間半のコンサートはあっという間で、来年も是非との声とともに閉幕しました。
日時:平成21年11月2日(月)
会場:港区赤坂区民センター
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
共催:東京六本木ライオンズクラブ、東京原宿ライオンズクラブ
後援:港区、財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団
協力:NPO法人 AVA
運営:障がい者芸術家を支援する会