障がい者福祉

第8回はーとふるメッセ実りの集い ~はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー2016~
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3月18日(土)、「第8回はーとふるメッセ実りの集い」が、イオンモール幕張新都心 グランドモール グランドコート・グランドスクエアで開催されました。千葉県内で働く障がい者の仕事に光を当て、工賃向上の必要性をアピールするとともに、地域での一人ひとりの豊かな社会参加を目指して、障がい者の自立を支援しています。障がい者福祉関係者だけでなく、買い物などでイオンモール幕張新都心に来場した方々に向け、劇団パフォーマンス、千葉県警察音楽隊による演奏、パネル展示、授賞式などを行って情報発信しました。また、これまでに受賞した障がい者福祉施設で作られたものなど心温まる品々の販売を行い、多くの人が買い求めていました。
 障がい者事業所の最も優れた製品に対して「はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー2016」の称号が贈られました。 食品部門・非食品部門を設け、年間を通して優れた製品を選定し、大賞、奨励賞、審査員特別賞が贈呈されました。今回の出品数は食品部門19作品、非食品部門19作品。当事業団は、非食品部門に<テレビ朝日福祉文化事業団大賞>を贈呈していますが、本年度は〝I’llbe(柏市)”の「障がい者手帳カバー」に大賞を授与しました。障がい者の皆さんは公的な手帳を持っている方が多い中、市販のものでは合わないという部分に着目し、「自分たちの物に自ら彩りを添えたい」との思いで制作したということです。一方、食品部門の大賞<千葉ロッテマリーンズ大賞>は、〝しおさい(銚子市)”の「屏風ヶ浦しょうゆシフォン」に授与されました。受賞は、食品部門4団体、非食品部門4団体の計8団体でした。審査員から、「毎年レベルアップしており、賞の選考では時間を要したが例年に比べて、事業所の個性が光る製品が多かった」との評価がありました。この賞が、働く障がい者の仕事に光を当て、障がいを持った人たちが地域で暮らす上で、自立するための第一歩となれば幸いです。

日時:平成29年3月18日(土)
場所:イオンモール幕張新都心(千葉県千葉市)
主催:千葉県、千葉県障害者就労事業振興センター
後援:千葉ロッテマリーンズ・テレビ朝日福祉文化事業団 ほか

第40回ハンディスキー全国親善大会(第40回記念軽井沢大会)
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 ハンディスキー全国親善大会が、第40回記念軽井沢大会として1月20日(金)21日(土)の両日、長野県軽井沢プリンスホテルスキー場で開催されました。テレビ朝日福祉文化事業団は今年創立40周年を迎えますが、この大会を第1回から主催しています。記念すべき年の最初のイベントとして携わることができたことは大きな喜びです。この大会はスピードやタイムを競うだけでなく、障がいのあるなしにかかわらず全国の仲間が共にスキーを通じて絆を深め、生活面の向上の一助となることを目的としています。
 1月21日(土)10時、初級クラスから順に競技をスタートしました。レースは上級・中級・初級・ゲストメーション(健常参加者)に分かれて、日本全国から集まった約70名の選手が熱戦を繰り広げました。今回は記念大会ということもあり、十数年ぶりに多くの方々が参加しました。勝敗はタイムの速い遅いではなく、同じコースを2回滑り、2回のタイム差が一番少ない選手が優勝となるチャレンジタイムレースで、自分のリズムを守って2本滑りきることが重要となります。
 軽井沢プリンスホテルスキー場は、首都圏からのアクセスが抜群で、人工雪で常にベストコンディションに保たれており、晴れた日にはすぐ近くに浅間山を望むことができるという最高のロケーションです。競技が行われたパラレルコースは、初心者から中級者までが楽しめる、スキー場でも人気のコース。前日から降っていた雪も競技の開始までにはすっかりやんで、雲間から太陽の光が射し、絶好のスキー日和になりました。ゲレンデコンディションも、新雪のパウダースノウで視界も良好、最高のスキーコンディションとなりました。
 赤と青の旗門が交互にセットされた全長約600m、最大斜度17°平均斜度11°のパラレルコースを、第1滑走の選手を皮切りに次々と選手がスタートして行きました。立位・チェアースキー・ブラインドスキーなど、それぞれの状況に応じて用具や滑り方を工夫して思いきり風を切って旗門を通過し、滑走しました。競技スキーとほぼ同等の大回転コースをハンディをものともせず滑る、人生を前向きに生きる方々のレースは、競技役員を務めたスキー場の関係者やゲストメーションに参加した選手たちにも勇気と感動を与えてくれました。
 大会終了後は表彰式と交流会が行われ、40回記念大会の名にふさわしく、会場は大いに盛り上がり笑顔が溢れていました。参加してくれた選手の皆さんはじめ、長い間準備にあたられた日本身体障害者スキー協会及び大会開催に尽力くださった全ての関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

【試合結果】
上級優勝
工藤 正博(山形県)  タイム差 0秒06
中級優勝
垣内 いと子(埼玉県) タイム差 1秒25
初級優勝
松村 政男(富山県)  タイム差 2秒39
ゲストメーション
竹内 利子(兵庫県)  タイム差 0秒42
ゲストメーション(ジュニア)
阿部萌乃和(新潟県)  タイム差 0秒47

日時:平成29年1月20日(金)~21日(土)
場所:軽井沢プリンスホテルスキー場(長野県 軽井沢町)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
   日本身体障害者スキー協会
後援・協力など:長野県、長野県教育委員会、軽井沢町、軽井沢町教育委員会、長野県スキー連盟、
        長野県障がい者福祉協会、 長野県障害者スポーツ協会、ほか

2016年度「障がい者施設への設備助成」実施

テレビ朝日福祉文化事業団では、平成5年度から資金不足や公的資金援助では充分とはいえない障がい者の皆さんが働く地域活動支援センター(小規模作業所)に対し、わずかでも環境改善や効率アップに繋がることを願って、施設の運営に必要な器具等、1事業施設に対して30万円以内の物品をおくる設備助成を行っており、今年度で24回目になります。今年度は4月~5月に実施、11件の応募があり、審査の結果5件の作業所に対して設備助成を行いました。今年度「設備助成」を実施した品目と施設は以下の通りです。

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パソコン、ペンタブレット
「カプカプ」
神奈川県横浜市
設備助成
設備助成
物置
「シャロームの家」
神奈川県横浜市
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椅子5脚
「すてっぷ鎌倉ときわ」
神奈川県鎌倉市
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エスプレッソマシーン
「ふじのタンポポ」
神奈川県相模原市
障がい者福祉
設備助成
設備助成
設備助成
棚、ラベラー、レジスター、バスケット4個、椅子8脚 ほか
「ロンの家福祉会」
千葉県船橋市

日時:平成28年4月~5月
対象地域:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

第8回トゥレヴァンコンチェルト
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 「トゥレヴァン コンチェルト」(「トゥレヴァン」はフィンランド語で「未来の」「将来の」という意味)は、障がいを乗り越えながら音楽の道を歩んでいる方々に演奏する場を提供するとともに、「未来に向けてチャレンジする」素晴らしさを知っていただくことを目的として、2009年から継続して開催し、今回が8回目となりました。今回は品川区のご後援をいただき、品川区民芸術祭2016協賛事業として会場をきゅりあん8階大ホール(品川区立総合区民会館)に移して開催しました。前回同様スペシャルゲストに左手のピアニスト舘野泉さんとヴァイオリニストの川畠成道さんという世界的に活躍する2人のアーティストを迎え、皆さんの注目度も高く、一般招待は抽選となるほどのご応募をいただきました。
 秋雨前線が停滞し、午前中は激しい雨となりましたが1,000人を超える方が来場されました。例年通りご年配の方や車椅子の方、盲導犬を連れた方、白杖を持つ方の姿が多く見られ、第1回からボランティアで運営に参加していただいている共催の東京六本木ライオンズクラブ、東京原宿ライオンズクラブ、協力の日本郵政グループ労働組合東京地方本部の方たちが丁寧に声掛けや案内を行いました。今回は視覚障がいを持つピアニスト松山実紗子さんのラヴェル「ソナチネ」の繊細な響きでスタートしました。第2回から連続して出演している社会人楽団のムジークフェライン室内楽団のモーツァルト「ディヴェルティメント変ロ長調」の軽快な演奏に続き、視覚障がいをもつソプラノの橋本夏季さんがムジークフェライン室内楽団との共演で、プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」より“私が街を歩けば”と ベッリーニの歌劇「清教徒」より“あなたの優しい声が”の2曲を披露すると、会場はその美しい歌声に魅了され華やかな空気に包まれました。休憩を挟んでスペシャルゲスト2組が登場しました。7年連続で出演している世界的ヴァイオリニストの川畠成道さんは、メンデルスゾーン「歌の翼に」、 ファリャの歌劇「はかなき人生」より“スペイン舞曲第1番”、 ドヴォルザーク/クライスラー「スラヴ舞曲第2番」、 ブラームス「ハンガリー舞曲第1番」、マスネ「タイスの瞑想曲」、モンティ「チャルダッシュ」といったヴァイオリンとピアノの小品、クラシック音楽の名作6曲を軽妙なお話を交えながら演奏した後、アンコールにバッハの「G線上のアリア」を披露、会場から称賛の声と大きな拍手が沸き起こりました。最後に、病に倒れながらも2004年に左手のピアニストとして復帰を遂げ、80歳を迎えてますます精力的に活動を続ける舘野泉さんが紹介されると会場には待ちかねたように拍手が響きわたりました。樹原涼子「想い出の小箱」、 塚本一実「母に捧げる子守歌(舘野泉に捧げる)」、 梶谷修「祈り」、 山田耕筰/梶谷修「赤とんぼ」、 近藤浩平「海辺の雪」、 光永浩一郎「サムライ(舘野泉に捧げる)」の6曲を訥々と紹介しながら優しく、時には力強く演奏し、アンコール曲、エストニアの作曲家シサスクの「エイヴェレの星たち(舘野泉に捧げる)」より“惑星”で締めくくりました。左手だけで演奏していることを感じさせない多彩な音色と表現力に聴衆は魅了され、音の余韻に酔いしれながら終演しました。
 今回もソプラノ、ピアノ演奏、弦楽合奏とそれぞれの出演者が聴きごたえのある演奏を披露し、加えてスペシャルゲスト2組を迎えた素晴らしいコンサートになりました。出演者も聴衆も障がいの有り無しにかかわらず会場で一緒に音楽を楽しみ、気兼ねなく参加できる演奏会として回を重ね、多くの来場者を迎え事故なく終了することができました。共催の東京六本木ライオンズクラブ、東京原宿ライオンズクラブ、協力の日本郵政グループ労働組合東京地方本部、後援関係各位、また、本コンサート開催のためにご寄付いただいた皆さまに深くお礼申し上げます。これからも障がいの有る方も無い方も、皆さんが参加できる場を提供する予定です。皆さまのご来場をお待ちしております。

来場者の感想(抜粋)

★この頃 気持ちが沈みがちだったのですが、川畠さんの演奏で感動の涙を流しました。
★舘野さんの音色に包まれ幸せでした。
★質の高いすばらしい音楽を聞かせていただきありがとうございました。
★ソプラノのとても清々しい声、バイオリンの素晴らしい演奏大感激でした。
★川畠さんの美しい音色に感動しました。
★客席と演奏者が一体となった雰囲気が良かった。
★司会者がいて、メリハリがあって良かった。
★初めての参加。このようなコンサートがずっと続くよう応援したい。
★すべての曲がよかった
★左手の演奏は途中から片手だということを忘れるぐらい聴き入ってしまった。
★友人と一緒に聞きたかった。
★舘野さんの演奏とお人柄がよかった
★パワーをいただきました
★それぞれの演目が甲乙つけ難く、音楽の素晴らしさを一層身に染みて感じた。
★初参加でしたが、機会があればまた来たい。
★舘野さんのピアノが流れるような滑らかなビートのようで幸せでした。
★とても感動した。また来たい。
★細やかな配慮の中の楽しい会でした。
★ただならぬ練習の毎日。沢山のことを乗り越えながらの日々の向上挑戦する姿を教えていただいた。
★ハンデを乗り越えて人々を感動させる技術、真心に感動した。
★出演者のコメントが楽しい
★今日は音に酔いしれました
★障がいに関係なく才能に輝く演奏者たちに感動した
★障がいがあってもなくても演奏に変わりなし。人は障がいの有無ではなく演奏される曲に感動する。
★素晴らしい余韻が残っています。
★温かいコンサートだった。障がいを感じさせないってすごい。
★心に染み入る音でした。目の不自由な方はもっと感じたことでしょう
★障がいを克服して音楽の道を極めていく姿に感動
★目の見えない方々の来場者が多く、会場に入る前の期待の表情が素晴らしい
★終了後のとても暖かい空気を感じる。「生」にまっすぐに向かっている皆さんの力でしょうか…
★初参加。介護が終わり、音楽が身近に。また来たい

日時:平成28年10月8日(土)
場所:きゅりあん8階大ホール(東京都品川区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
共催:東京六本木゙ライオンズクラブ・東京原宿ライオンズクラブ
後援:品川区・東京都社会福祉協議会・品川区社会福祉協議会・テレビ朝日
協力:日本郵政グループ労働組合 東京地方本部

第39回車椅子バスケットボール秋季大会
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 10月9日(日)神奈川県平塚市の馬入ふれあい公園ひらつかサン・ライフアリーナで今年も車椅子バスケットボール秋季大会が開催されました。テレビ朝日福祉文化事業団は、第1回からこの大会を主催しており、今年で39回を迎えました。当日は、今にも降り出しそうな曇空でしたが、日本車椅子バスケットボール連盟登録チームの中から、東北、関東、東海から13チーム・約130名がA、B、C、D4ブロックに分かれ、男女混合で熱戦を繰り広げました。車椅子バスケットボールは、1960年のパラリンピック第1回大会から実施競技となっている障がい者スポーツの中でも世界的に知名度が高く人気がある競技です。秋季大会は競技会の他に多くの人に車椅子バスケットボールを楽しんでもらうことも目的としており、実際に車椅子でバスケットボールを扱う難しさを体験できるように、希望者のための競技体験会も同時に行われました。車椅子に乗った出場選手たちが、激しくボールを奪い合う姿は迫力満点、普段接しているバスケットボールとは一味違った魅力に溢れていました。大会結果は、Aブロックでは「クラブ東海」、Bブロックでは「ELFIN」、Cブロックでは「Team ZERO」、Dブロックでは「湘南スポーツクラブ」が勝利し、各優勝チームには賞状、当事業団の楯、連盟のトロフィー、副賞がそれぞれ授与されました。今年8月、リオデジャネイロで開催された夏季パラリンピックで車椅子バスケットは大いに注目されました。2020年、東京でのパラリンピック開催へ向けた選手育成が既に始まっています。

日時:平成28年10月9日(日)
場所:神奈川県平塚市 ひらつかサン・ライフアリーナ
主催:テレビ朝日福祉文化事業団・日本車椅子バスケットボール連盟
後援:平塚市・平塚市教育委員会
協力:平塚バスケットボール協会

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