児童養護施設で生活する中学生・高校生を対象に、今年も演劇ワークショップを開催しました。演劇を通して、自分自身を表現する力や創造力、他人を理解する力を身につけて、自信を持ってもらうことが目標です。
今回のワークショップでは、①情緒の安定を促進すること、②身体調整力を養うこと、③社会性と協調性を養うこと、④自信と想像力を育むこと、⑤前向きに生きる力を育むこと――この5つのテーマを掲げました。
9月21日から11月17日の発表までに14日間(スケジュールの①~⑭)のワークショップを行い、6名の参加者は、互いに信じあい、励ましあい、支えあいながら、真剣に取り組み、自分たちの動きをいかに大きく表現するか、言葉をどうしたらはっきり伝えられるかなど、講師陣と熱心にやり取りしました。
舞台で発表した作品「宇宙探検」は、星新一氏の「古代の秘宝」「歓迎攻め」を基に創作されたもの。内之浦宇宙観測所からイプシロンロケットが打ち上げられてから数百年後の未来の話です。
子供たちは作品の骨子から、アドリブで動きや、台詞を生み出し、感じあい、伝えあうことで、創作活動を開始しました。当初、「自分はできない」と自己を否定していた児童が、頭を捻りながら「考え」、身体を動かしながら「表現」することの楽しさを体験し、「自分にもできる」ことを発見して積極的に取り組むようになった姿は、感動的でした。
発表の舞台は、「第2回子どもキラット!楽演祭」(主催:テレビ朝日福祉文化事業団)。約500名の観客を前に、全員、表情豊かに自分を発信。一生懸命に取り組み、持てる力をいかんなく発揮してくれました。観客からも大きな拍手が送られ、楽しいステージとなりました。
2014年1月26日、フォローアップ研修として、ワークショップの振り返りと記録DVD鑑賞会などを行い、今年度のワークショップは終了しました。児童の成長を目の当たりにできたことは、私たちスタッフにとっても大きな喜びです。
なお、今回は、書類選考で、東京、千葉、埼玉の各都県3施設より、中学2年生から高校2年生までの6名の児童が参加。講師は、総合監修に太宰久夫氏、演技・表現指導に小森創介氏、叶雄大氏、下川涼子氏、舞踊指導に神崎由布子氏、楠原竜也氏。参加児童のメンタルサポートとケアは、大原岳夫氏(児童養護施設カルテット)、柏倉千郷氏(児童養護施設カルテット)、服部環氏(児童養護施設クリスマス・ヴィレッジ)、星野将宏氏(埼玉県中央児童相談所児童相談員)にお願いしました。
能力を引き出す手助けをしてくれた講師陣や、関係者の皆様に感謝いたします。
◆場所 | テレビ朝日(港区六本木) |
◆日時 |
①9月21日(土)14:00~17:00 ②9月28日(土)14:00~17:00 ③10月5日(土)14:00~17:00 ④10月6日(日)14:00~17:00 ⑤10月20日(日)11:00~17:00 ⑥10月26日(土)11:00~17:00 ⑦10月27日(日)11:00~17:00 ⑧11月2日(土)11:00~17:00 ⑨11月9日(土)11:00~17:00 ⑩11月10日(日)11:00~17:00 ⑪11月16日(土)11:00~17:00 |
◆合 宿 | 子どもの国 研修センター(横浜市青葉区) ⑫10月12日(土) ⑬10月13日(日)1泊2日 |
◆発 表 |
「第2回子どもキラット!楽演祭」ニッショーホール(港区虎ノ門) ⑭11月17日(日) |
◆フォローアップ研修 |
場 所:テレビ朝日(港区六本木) 日 時:2014年1月26日(日)11:00~ |
主催:社会福祉法人テレビ朝日福祉文化事業団
後援:東京都社会福祉協議会児童部会、神奈川県社会福祉協議会、
埼玉県社会福祉協議会、千葉県社会福祉協議会、群馬県社会福祉協議会、
栃木県社会福祉協議会、茨城県社会福祉協議会
児童養護施設で暮らす子どもたちの明るく健全な個性を育むことを目的として、「笑顔と元気を応援!」をテーマに、11月17日、東京・虎ノ門のニッショーホールで「第2回 子どもキラット!楽演祭」を開催しました。東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県から13施設が参加。幼児から高校生、職員、そして、テレビ朝日福祉文化事業団が行っている「演劇ワークショップ」のメンバーを含む261人が出演。合唱、バンド演奏、創作舞踊、ヒップホップダンス、文化琴、キッズゴスペル、ハンドベル、トーンチャイム、演劇作品の発表などを熱演しました。また「高校生の海外生活体験の旅」に参加した女子高校生が司会にチャレンジしました。
このイベントは、「子どもたちの発表の場を設けてほしい」という児童養護施設からの要望で実現しました。昨年の「第1回 子どもキラット!楽演祭」は150人が出演し、好評を博しました。今年は昨年を大幅に上回る参加人数となり、演目数も増え、時間調整に苦慮するという主催者としては嬉しい一面もありました。スペシャル応援ゲストは、皆様のリクエストもあり、若手人気マジシャンのマギー審司さんに依頼。忙しいスケジュールを調整しての出演でしたが、おなじみの楽しいマジックを披露。会場の子どもたちの声を上手に受けて、“キャッチボール”する“話芸”は大人も楽しめ、会場は大いに盛り上がりました。
参加施設へのアンケートから抜粋
日時:平成25年11月17日(日) 開演13時30分
場所:ニッショーホール(東京・虎ノ門)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
共催:(福)東京都社会福祉協議会児童部会
後援:(公財)原田積善会
今年で13回目となる「高校生海外生活体験の旅」を、今年も7月25日から8月2日で開催しました。海と緑に囲まれたその美しさから「エメラルドシティ」の愛称を持ち、アメリカの中でも暮らしてみたい憧れの都市・シアトルに、高校生男女10名が訪れました。このプログラムは、児童養護施設で生活する高校生を対象に海外でのホームステイ体験、飛行機製造会社のボーイング社工場見学、ボランティア参加などを通して視野を広げ、将来、この経験を活かして、社会人としての第一歩を踏み出せるよう支援することを目的としています。
今年も大勢の応募者の中から書類選考、作文審査、面接審査などを実施し、10人の高校生が選抜され、7泊9日のプログラムに参加しました。
シアトル在住のホストファミリー宅にホームステイしながら、アメリカ人の先生による英語レッスン、その他にマイクロソフト社、世界最大の飛行機製造会社のボーイング社の工場見学、シアトルに本拠地をおくマリナーズの試合をセーフィコフィールド球場で観戦、また、山頂に氷河を頂くマウントレ-ニエ国立公園でのトレッキング、スーパーマーケットでの買い物体験、アメリカ西海岸で広大な敷地のワシントン大学訪問、フードバンクでのボランティアなどに参加しました。平日は昼に英語のレッスンを受けて、午後からはそれぞれのイベントスケジュールを元気に体験、夜はホストファミリー宅で寝食を共にし、土曜、日曜は終日ホストファミリーと一緒に過ごすというプログラムでした。
飛行機は初体験、成田空港から約9時間のフライトでシアトルのタコマ国際空港に到着、入国審査では英語に戸惑い、シアトル滞在が始まりました。到着した日は長旅の疲れも忘れ、市内観光を楽しみながら、すべてにビッグなのに圧倒され、夕方からそれぞれのホストファミリーとご対面・・・・・・! その夜は時差ボケの中、ホストファミリー宅での宿泊。生徒たちはうまくコミュニケーションできるかどうか最も不安な夜だったことでしょう。参加の生徒たちは、それぞれ片言英語、ボディランゲージ、辞書、電子翻訳機などを駆使してホストファミリーとの意思疎通に奮闘したようです。日本からの生徒を迎え入れていただいたホストファミリーの方々は、生徒たちの緊張をほぐすためにいろいろと工夫してくださったようです。生徒たちは、土曜・日曜は終日ホストファミリーと一緒に過ごし、買い物に一緒に連れて行ってもらったり、バーベキュー、映画鑑賞などで英語にも少しずつ慣れ、コミュニケーションも少しずつ取れるようになり、お互いにメンタル面の距離感が縮まったようです。シアトル7日目、日本に帰る前日の夜は、サヨナラパーティーを開催しました。サヨナラパーティーでは、生徒は英語で日本の文化を紹介することにもチャレンジしました。シアトルに行く前の日本での研修では、大変不安そうだった生徒たちが、日本にいる時に較べて元気に、お互いのホストファミリーとも仲良く話していたのが印象的でした。パーティーの最後に、ホストファミリーの皆さんの前で、「栄光の架橋」をみんなで大合唱して、シアトル最後の夜を楽しみました。
シアトルから日本に帰る日は、ホストファミリーの皆さんが大勢見送りにきてくださいました。これまでずっと陽気にはしゃいでいた生徒たちも、別れの時には何人もが目に涙を浮かべていました。また、今回参加の生徒たちはふだん暮らしている児童養護施設もそれぞれ違っていて、シアトルに行く前はそれほど親しかったわけありませんでしたが、シアトルから成田空港に着いた時には、全員が離れがたくなっていて、空港のロビーをいつまでも去ろうとしませんでした。
今回のシアトルへの旅の7泊9日間は、楽しいことばかりではなかったかも知れません。「高校生海外生活体験の旅」に応募し、書類・作文審査、面接審査にチャレンジした10人の皆さん。日本とアメリカの文化の違いなど、多くのことを肌で感じ、体験したことと思います。今回の旅が高校生の皆さんのこれからの人生に、少しでも役にたっていただければと願っております。
「参加高校生の感想文の一部 抜粋」
◆Gさん 18歳◆
◆A君 16歳◆
◆Tさん 16歳◆
◆Sさん 16歳◆
◆Y君 16歳◆
◆T君 17歳◆
◆T君 16歳◆
日時:平成25年7月25日~8月2日
場所:アメリカ ワシントン州シアトル市
共催:テレビ朝日福祉文化事業団
(福)東京都社会福祉協議会児童部会
後援:(公財)原田積善会
当事業団では、児童養護施設で生活する小学校高学年、中学生を対象に積極性、社会性、協調性などを養い、視野を広げる一助とする企画として「農村ホームステイ体験の旅」を今年度初めて実施しました。
普段都会で生活する子供たちが、農業を営む家庭に寝泊まりし、野菜作り、牛の飼育など農業を実際に体験する企画です。児童養護施設で集団生活を送る子どもたちを10軒の農家に1人ずつ預かっていただくことにしました。ホームステイの場所は、日本各地のいくつかの候補地の中から農業の盛んな岩手県遠野に決定、農業に興味があり、いろいろな事を体験してみたいという積極的に応募してきた児童の中から10人を書類、作文審査で選考しました。7月22日に事前説明会を行い8月22日~8月26日、4泊5日の「農村ホームステイ体験の旅」を実施しました。
遠野は、岩手県の沿岸と内陸のほぼ中間に位置し、早池峰山、六角牛山、石上山などの山々に囲まれた盆地にあり、のどかな田園そのものの土地です。遠野の大部分は森林が占め、水田や畑などの耕地は10%にも満たないところですが、稲作を中心に肉用牛・乳用牛などの畜産、ホップ、たばこなどの工芸作物、野菜栽培などが行われています。
また、遠野は柳田国男の「遠野物語」でも有名で、「遠野物語」には河童、山姥、座敷童などの伝説が多く収められています。2011年3月11日に起きた東日本大震災当時、遠野は被害の大きかった沿岸被災地への後方支援活動の拠点にもなりました。
8月22日、小学校5,6年生6人、中学生4人と引率者3人の計13人のメンバーは、8月22日東京駅から東北新幹線に乗り新花巻に向かいました。中には新幹線に乗るのが初めての子もいて、期待とやや興奮気味な旅立ちとなりました。新花巻駅からチャーターしたバスに乗りこみ遠野に向かいました。バスに同乗した地元のガイドさんに、曲り家やカッパ伝説のカッパ淵などを案内していただきました。バスの中で遠野の昔ばなしを聞きましたが、年配のガイドさんの話す岩手弁のためか、参加した児童には良く言葉が伝わらなかったようでした。
遠野めぐりの後、参加児童10人とお世話になるホストファミリー10軒の方たちとの対面式を行いました。子どもたちは、どんな家庭に・・・・?子どもを預かる農家さん(ホストファミリー)は、どんな子が・・・・?お互いに期待と不安の入り混じる瞬間です。遠野めぐりのバスの中では、元気におしゃべりしていた子どもたちも、ちょっぴり緊張している様子でした。お互いに初対面の挨拶を交わして、子どもたち10人は10軒のホストファミリーさんの家に向かいました。
遠野に着いて2日目と3日目、子どもたちは、農家さんの元で農業や家事のお手伝いです。ある児童は朝早く起こされて広い畑でトウモロコシをたくさん収穫し、販売所に運び込む作業。またある子は暑い炎天下、畑で豆、玉ねぎの種まき。キャベツの収穫、レタス畑の草取り。ハウスで栽培されているシイタケの収穫。またある児童は朝4時に起きて乳牛のエサやりと、乳搾り、牛舎のフン掃除。畑で豆、玉ねぎの種まき。肉牛のエサやり。乗馬用の馬のエサやりと馬小屋の掃除。リンゴの収穫や料理など・・・・。また、運よく地元の祭りに神輿の担ぎ手として参加する児童もいました。
私たち引率者3人と地元スタッフの4人は、日頃、慣れない農作業で大丈夫だろうか?バテないだろうかと少し心配しながら10軒の農家さんを2日間巡回して様子を見に行きました。行ってみると「案ずるより産むがやすし」といいますが、みんな明るい笑顔で、すっかり遠野に馴染んで汗をかきながらも農作業を手伝ったり、畑を駆け回ったりしていました。
遠野での4日目は、東日本大震災の被災地大槌町を訪ねました。被災から約2年半経過しましたが、大槌町の旧市街地は、荒れ果て瓦礫はかなり撤去されているものの、雑草だけが生い茂り荒れ果てたままでした。被災当時、亡くなられた方々の遺体安置所になっていた中学校の体育館の側で現地の方から当時のお話を伺い、被災の悲惨さを改めて思い知らされました。震災で亡くなられた人たちの霊を慰めるため、菜の花畑が河川敷に作られていました。今回、ボランティアで菜の花畑の大きな石拾いを行いました。その後、仮設住宅の近くの公民館で地元に伝わるお団子作りを地元のお婆ちゃんに教えていただき、一緒にお団子を作りました。
大槌町から遠野に戻り、その夜はお世話になった10軒の農家さんとサヨナラパ-ティーを行いました。全員でクイズ合戦をやったりして楽しい時間を過ごしましたが、参加児童、ホストファミリーに驚いた事、困った事などインタビュー行いました。すると「良く頑張って働いてくれて売上にも貢献してくれて嬉しいけど、朝起こしても、なかなか起きてくれなくて・・・・」「なんでも喜んで食べてくれ、育てやすい子だなぁと思った」などの感想がありました。パーティーの最後に、参加児童が一人ずつ、お世話になったホストファミリーの皆さんへ「感謝の手紙」を読んでお渡ししました。ホストファミリーの皆さんは、このサプライズにとても感激され、中には涙を流される方もいらっしゃいました。そんな温かく、楽しい雰囲気で、遠野最後の夜はふけてゆきました。
8月26日、4泊5日の「農村ホームステイ体験の旅」も、いよいよ最終日。東京に帰る児童たちをホストファミリーの皆さんが遠野駅に送りに来てくださいました。幸い天候にも恵まれ長いようで、とても短かった5日でした。参加した児童10人にとっては楽しいことばかりではなかったと思います。普段の施設での生活と違い戸惑ったこと、困ったこと、なれない農作業でとても疲れたり、我慢したことも多かったことと思います。
この「農村ホームステイ体験の旅」での経験が、いつかどこかで役だって欲しいと願っております。
また、お世話になった遠野の農家さんにとっても、初めての子どもと接する5日間は、楽しいだけでなく、いろいろとお気遣いいただいたことと思います。最後まで、子どもたちを温かく迎えいれ、たくさんの貴重な経験をさせていただいたことに改めてお礼申し上げます。
遠野の農家さんのご紹介などいろいろとご協力いただいた「遠野山・里・暮らしネットワーク」の皆さまにもお礼申し上げます。
【参加児童の感想文抜粋】
【ホストファミリーさん10軒の感想を一部抜粋】
日時:平成8月22日~8月26日
場所:岩手県遠野
共催:テレビ朝日福祉文化事業団
東京都社会福祉協議会児童部会
後援:(公財)原田積善会
7/24(水)・25(木)、三鷹市大沢総合グラウンドで「江戸っ子杯争奪東京都児童福祉施設競技大会2013 野球の部」が開催されました。今年は10チーム(昨年は12チーム)約130名の児童が参加し、二日間の熱戦が繰り広げられました。審判団は三鷹市軟式野球連盟の皆さんに全面協力して頂きました。
一日目は、連日の猛暑が嘘のような凌ぎ易い曇り空の下、元プロ野球投手でテレビ朝日「報道ステーション」の野球解説者としてご活躍の工藤公康さんをお迎えして始球式を行いました。工藤さんには10チーム各々の児童と記念撮影や色紙・副賞品などにサインを快くお引き受け頂き、終始和やかな雰囲気で児童やスタッフに大変喜ばれました。
今年はブロック毎に分かれて対戦する方式で、一回戦は二面を使って10時にプレーボールしました。午後は小雨まじりとなりましたが、選手たちは気にする様子もなく、予定通り6試合が行われました。
二日目は時々小雨が降る中、10時から四面を使って各ブロック二回戦の続きが行われました。そしていよいよ14時から、上位4チームによる決勝トーナメントが始まりました。結果、全試合をコールドゲームで勝ち進んだ清瀬市の「ベトレヘム学園」が、「目黒若葉寮」の4連覇を阻んで優勝しました。また、3位決定戦では、「生長の家神の国寮」が「調布学園」に逆転勝ちしました。なお、敗者による交流戦も2試合行われました。
閉会式では、テレビ朝日福祉文化事業団から優勝~4位までの各チームにトロフィーの他、副賞としてグローブセット、参加者全員にスポーツタオルを贈呈しました。こうして、今年は熱中症の心配もなく、無事に幕を閉じることができました。
日時:2013年7月24日(水)・25日(木)
場所:三鷹市大沢総合グラウンド
主催:東京都社会福祉協議会 児童部会
共催:テレビ朝日福祉文化事業団
後援:三鷹市・毎日新聞東京社会事業団・報知社会福祉事業団
慈彩会は、日頃から絵画・書道・工芸等に親しんでいる各界の有志が集い、1958年(昭和33年)5月に発足しました。以来、“社会福祉施設に絵を贈る運動”として作品を無償で寄贈し、毎年一回<日本橋三越本店>に於いて「慈彩会展」を開催して今年で55回目を迎えています。展示作品は、社会福祉施設に贈呈される他、会場で販売したその浄財が福祉活動への助成金として役立てられます。
毎回、常陸宮妃殿下から御出品並びに御台覧を頂くと共に、趣旨に御賛同下さった多くの芸術家の方々からも御出品を頂いています。今回は総計140点余りの作品が出展されました。
昨年は50の施設に104作品を贈呈しました。これまでに全国の福祉施設に贈呈した作品は、累計5,041点で、延べ3,510施設となりました。
テレビ朝日福祉文化事業団は、今後も後援を通して社会福祉のお役に立てるよう取り組んで参ります。
日時:平成25年7月17日(水)~7月22日(月)
場所:日本橋三越本店
主催:慈彩会
後援:厚生労働省・東京都・日本民生文化協会・原田積善会・テレビ朝日福祉文化事業団