ドラえもん募金報告

ドラえもん募金報告 東日本大震災被災者支援 2011/10/31up
ドラえもん募金 災害被災地義援金●

平成23年度
東日本大震災被災者支援

第5回寄託として10月31日に、日本赤十字社に 4,196,022円を寄託しましたのでご報告いたします。 これまでの寄託の詳細は下記にありますとおりです。 第1回の寄託は3月22日に岩手県、宮城県、福島県、日本赤十字社、ジャパン・プラットフォームに合計6億円。 第2回の寄託は、4月1日に岩手県、宮城県、福島県、日本赤十字社、ジャパン・プラットフォーム、国連WFP協会に合計6億5,000万円。 第3回の寄託は、4月28日に岩手県、宮城県、福島県、日本赤十字社、国連WFP協会に合計5億5,000万円。 第4回の寄託は、10月3日に岩手県「いわての学び希望基金」、宮城県「東日本大震災みやぎこども育英基金」、 福島県「東日本大震災ふくしまこども寄附金」、ジャパン・プラットフォームに合計351,834,880円となっております。 よって第1回から第5回までの寄託金の合計は、2,156,030,902円になりました。

■第1回~第5回までの寄託詳細は以下の通りです■
第1回寄託先として、特に大きな被害を受けた3県とすぐに医療チームを現地に送り救護作業に取り組んでいる日本赤十字社、 同様に災害発生と同時に現地に赴き支援活動をしているNGO法人を束ねる国際的人道支援システムである ジャパン・プラットフォームにドラえもん募金の第1回の寄託をすることに決定、 3月22日までに寄託いたしました。
第2回は、4月1日に6億5千万円を寄託いたしました。前回の5団体に国連WFP協会(国連世界食糧計画)を追加しました。 WFPは東日本大震災に関して、彼らの持つ技術を使い日本政府が行う救援物資輸送の支援活動を行っています。
第3回は4月28日に、5億5千万円を5団体に寄託いたしました。
第4回は10月3日に、3億5千万円あまりを、見舞金的な義援金ではなく、より長期的な被災者支援を考慮し、 震災で孤児や遺児となった子供たちの養育・教育を支援できる育英基金等、被災地自治体の 3団体と、ジャパン・プラットフォームへ寄託いたしました。
第5回は、総額が確定いたしましたのでその残額を、10月31日に、日本赤十字社に4,196,022円寄託いたしました。 日本赤十字社に集められた義援金については、被災地各県が集まって開かれる「義援金配分委員会」での配分決定を経て、各県を通じ、被災者に届けられることになっています。

東日本大震災被災者支援

ドラえもん募金(実施期間 平成23年3月14日~9月30日)
募 金 報 告(10月31日現在) 金  額
ドラえもん募金  総 額 2,156,030,902円

寄託先

  
月  日 寄 託 先 金  額
3月22日 岩手県 1億円
3月22日 宮城県 1億円
3月22日 福島県 1億円
3月22日 日本赤十字社 1億円
3月22日 ジャパン・プラットフォーム 2億円
第 1 回 寄 託 総 額 6億円
4月1日 岩手県 1億円
4月1日 宮城県 1億円
4月1日 福島県 1億円
4月1日 日本赤十字社 2億円
4月1日 ジャパンプラットフォーム 1億円
4月1日 国連WFP協会 5000万円
第 2 回 寄 託 総 額 6億5千万円
4月28日 岩手県 1億円
4月28日 宮城県 1億円
4月28日 福島県 1億円
4月28日 日本赤十字社 2億円
4月28日 国連WFP協会 5000万円
第 3 回 寄 託 総 額 5億5千万円
10月3日 岩手県
「いわての学び希望基金」
1億円
10月3日 宮城県
「東日本大震災みやぎこども育英基金」
1億円
10月3日 福島県
「東日本大震災ふくしまこども寄附金」
1億円
10月3日 ジャパン・プラットフォーム 51,834,880円
第 4 回 寄 託 総 額 351,834,880円
10月31日 日本赤十字社 4,196,022円
第 5 回 寄 託 総 額 4,196,022円
第1回~第5回の寄託総額 2,156,030,902円

ドラえもん募金は、全額、当事業団を通じて、東日本大震災の被災者支援と復興支援のために上記の通り寄託しました。

テレビ朝日では、被災者支援活動により迅速に生かされるための方法も検討したうえで、寄託先を選定しました。 テレビ朝日では、寄託先に対し、「どのように使用するのか」だけでなく、「結果としてどのように使用されたのか」を含めて継続的に取材し把握に努めます。

<寄託先に関する選定理由と詳細>
見舞金的な義援金ではなく、より長期的な被災者支援を考慮した場合、 震災で孤児や遺児となった子供たちの養育・教育を支援できる育英基金等への寄託が有効だと考えました。

【寄託先、および、寄託先選定の理由など】

◎日本赤十字社
上記3県以外の被災地域にも、できる限り義援金を届けられるよう、日本赤十字社に寄託しました。 日本赤十字社に集められた義援金については、被災地各県が集まって開かれる「義援金配分委員会」での配分決定を経て、 各県を通じ、被災者に届けられることになっています。
なお、日本赤十字社では、今回の震災に関して、北海道、茨城、千葉、長野を含め、約400の救護班を出動させ、被災者の救護活動に当たりました。

◎岩手県 「いわての学び希望基金」
給付等の内容:給付型奨学金…未就学児~大学など
一時金…小・中・高卒業時 などが決まっています

◎宮城県 「東日本大震災みやぎこども育英募金」
給付等の内容:検討中。県議会の決議を経て、3月までに、一時金「給付」と月額の奨学金「給付」開始の方針

◎福島県 「東日本大震災ふくしまこども寄附金」
給付等の内容:検討中。県議会の決議を経て、3月までに、一時金「給付」と月額の奨学金「給付」開始の方針

◎岩手県・宮城県・福島県
各県ごとに2つの受取り窓口(産業・インフラ復興支援に向けた「寄附」窓口と、被災者支援の「義援金」窓口。 各県によって担当部署・名称は異なる)を設けていますが、ドラえもん募金では、被災者の復興支援のための「義援金」の窓口に入金しております。
他県と比較して、死者・行方不明者や避難生活者の数が桁違いに大きい3県に、前回までと同様、義援金として被災者に届けることを目的として、寄託しました。

◎国連WFP協会
国連唯一の食糧支援機関である「WFP国連世界食糧計画」が震災の被災地で行う活動に役立ててもらえるよう、日本の国連WFP協会に寄託しました。

◇国連WFP協会とは…
「WFP国連世界食糧計画」は、飢餓と貧困の撲滅を使命に、食糧の調達・輸送・配布を行っています。本部はローマ。 活動資金は、各国政府の任意拠出金や企業・個人・団体からの寄附でまかないます。 その日本の窓口となっているのが、国連WFP協会(特定非営利活動法人 国際連合世界食糧計画WFP協会)です。
その日本の窓口となっているのが、国連WFP協会(特定非営利活動法人 国際連合世界食糧計画WFP協会)です。

◇寄託先として選定した理由
WFP本体は、3月16日に被災地に入り、物資輸送や輸送計画や経路の作成、また、簡易組立てオフィスを提供するなど活動しています。 4/18に来社した国連WFP協会・安藤会長によれば、今後、寄附金を活用して仮設住宅に倉庫を併設し、食料を継続的に無償提供していくとのことです。


◎ジャパン・プラットフォーム(JPF)
今後は、震災から3年後までを目安に、地域の自立や地域の伝統と文化に根ざした「心の復興」を 支えるため、 被災者の仕事再開の支援や心のケアなどの活動を継続しています。
経団連も、引き続きジャパン・プラットフォームへの募金を呼びかけています。


◇ジャパン・プラットフォームとは…
海外での自然災害の際の、日本のNGOによる迅速で効果的な緊急人道支援活動を目的として、 NGO、経済界、政府が共同して設立したシステムです。現在、33のNGOが参加する、特定非営利活動法人(NPO法人)です。 JPFには、政府(外務省)から資金が拠出されるほか、日本経団連もJPFを通じた資金協力を呼びかけており、数多くの企業が支援に参加しています。

◇寄託先として選定した理由
ジャパン・プラットフォームに集まった資金は、直ちに、被災地での活動を行うNGO等の活動資金となります。 テレビ朝日が寄託した募金についても、JPFから迅速に、初動の救援を行うNGO等に渡され、被災地への緊急支援に生かされました。
現在もJPF傘下の10の団体が被災地で活動中です。炊き出し、物資輸送と配布、被災地やNGOに物資の橋渡しをする「マッチング支援」、その他、医療支援、外国人被災者支援など、各NGOの特色を生かした支援を復旧・復興まで行う予定です。
今回のような国内の大震災の現場において迅速で効果的な活動を行うためには、JPFの海外での災害支援のノウハウが大いに役立ちます。 弊社の寄託金も、そのような活動に有効かつ迅速に活用されるものと考えております。