STORY

第44話「星・運・儀・式」

 ジェミニ・ゾディアーツの分身爆弾でメテオがフォーゼの身代わりに。変身を解除した流星(吉沢亮)は重傷を負ってしまう。
 フォーゼたちを圧倒するサジタリウス・ゾディアーツとジェミニは高笑い。あと12時間もすれば、本物のユウキ(清水富美加)は消え、闇ユウキ(清水富美加=二役)が生き残ってしまう。
「止められるものなら止めてみたまえ。私とジェミニがプレゼンターに会いに行くことを」。
 サジタリウスの「プレゼンター」という言葉に賢吾(高橋龍輝)は敏感に反応して…。

 自分の存在が危うくなっていくユウキは、弦太朗(福士蒼汰)の呼びかけにも応えず、身を隠すように消えてしまう。いったいどこへ行ってしまったのか?
 頭を抱える弦太朗たちを前に、賢吾はサジタリウスが残した「プレゼンター」という言葉が、人類に対して働きかける宇宙からの意志の総称であることを説明。特定の条件を満たした人間だけに届く宇宙からのメッセージのようなものらしい…。

 ユウキの母親からの連絡でユウキが元気に帰宅していたことがわかった。こんな状況でよく家に帰れたものだ。疑問を抱きながらも弦太朗らはユウキに会いに自宅へと向かう。
 そのころ、ユウキの自宅では白いマスクがとれなくなった本物のユウキと、見た目は本物のユウキのような闇ユウキが再び対峙していた。闇ユウキの存在が次第に濃くなり、完全に立場は逆転してしまったようだ。
 ニセモノにはなりたくない!
 取り乱したユウキは闇ユウキからゾディアーツ・スイッチを奪うとそのまま外へ。そこへ弦太朗らが現れた。

 白いマスクのユウキを闇ユウキと勘違いしたライダー部。弦太朗はフォーゼに変身、闇ユウキに攻撃を仕掛ける。マスクをつけているものの、自分が本物であることを訴えたいユウキだが、記憶も失ってしまいフォーゼの名前すら出てこない。おびえたユウキは思わずスイッチを押してジェミニに変身。怒りに満ちたフォーゼの攻撃を受け続ける。

 そんな様子を本物のように応援する闇ユウキ。あまりにも弱すぎるジェミニと、喧嘩をしているはずの弦太朗を応援するユウキの姿に疑問を抱いた賢吾が、ジェミニこそが本物のユウキであることを見抜く。
 本物のユウキを倒す寸前で思いとどまったフォーゼ。そんな状況を残念がる闇ユウキだったが、本物のユウキの存在が希薄になっていっていることに変わりはない。
「もう打つ手なしよね」。
 見た目はユウキのような闇ユウキは、ゾディアーツ・スイッチを手にすると勝ち誇ったように去っていく。

 本物のユウキがレオ・ゾディアーツによってさらわれ、ジェミニ誕生の儀式の生け贄にされることがわかった。どうすれば止めることができるのか?
 そのとき、弦太朗が幼いころにユウキとかわした約束を思い出した。
 ユウキが聞こえたという星の声を一緒に聞こうとした弦太朗だったが、結局聞くことはできず、弦太朗が転校するときにユウキは思い出を詰めた金の小箱をプレゼントしてくれたという。
 その小箱の中に約束のものが入っているはず。弦太朗らは自宅に戻ると小箱を必死に探して…。

 いよいよ儀式が始まった。このままでは本物のユウキは完全に消滅してしまう。そこへ弦太朗がユウキからもらった金の小箱から、ユウキが作ってくれた「宇宙行きチケット」を取り出した。
 幼いころ、宇宙に行けば宇宙の声も聞こえるはず、と弦太朗に言われ、宇宙飛行士になると決意したユウキ。チケットはそんな思いが詰まった大事なものだった。

 弦太朗との固い絆を取り戻すことで、自らの存在を確固としたものにし始めるユウキ。途端に闇ユウキは苦しみ始める。
 土壇場で形勢は逆転。闇ユウキはジェミニに変身。受けて立つ弦太朗もフォーゼに変身。駆けつけた流星のストーム・スイッチで分身爆弾の爆発を吸収しながら、最後は「ライダー超銀河フィニッシュ」でジェミニにとどめを刺す。

 すべてが元通りとなったライダー部。ユウキは感謝をこめて、ライダー部全員に宇宙旅行のチケットをプレゼントする。
 そのチケットを手に何やら物思いにふける賢吾。
 一方、残る十二使徒がピスケスだけとなった今、速水校長(天野浩成)は新たな危機感を抱いていた…。

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脚本:三条陸
監督:石田秀範
アクション監督:宮崎剛
(ジャパンアクションエンタープライズ)