STORY

第28話「星・嵐・再・起」

 キャンサー・ゾディアーツが超新星の力でキャンサーノヴァへ。追い詰められるフォーゼに焦る流星(吉沢亮)はメテオへの変身をタチバナに懇願するが、変身どころか今後の接触をも拒否されてしまう。いよいよフォーゼがとどめを刺されそうになったその瞬間、力が安定しないキャンサーノヴァはキャンサーへと逆戻り。フォーゼはなんとか命拾いする。が、キャンサーは去り際、流星の魂を奪い取っていく。

 気を失っていた流星は意識を取り戻すと、キャンサーが待つ教室へ向かおうとする。心配する弦太朗(福士蒼汰)は一緒に行こうと言うのだが、弦太朗らを信用していない流星は協力を拒むと一人ラビットハッチを飛び出していく。

 その流星に病院から連絡が入った。入院している二郎(横浜流星)の容体が急変。流星の名を呼び続けているという。すぐにでも病院に駆けつけたい流星だが、キャンサー=鬼島(タモト清嵐)との約束が…。そんな流星の事情を知った弦太朗は、流星とともに鬼島の待つ教室へと向かう。

 余裕を見せる鬼島に対して流星の身代わりに魂を差し出すという弦太朗。思わぬ弦太朗の行動に流星は驚くが、そこへ賢吾(高橋龍輝)ら仮面ライダー部全員が流星の代わりに魂を、とやってきた。あきれた鬼島は弦太朗らの申し出を受け入れ、キャンサーに変身。弦太朗らの魂を奪い取り、流星に魂を返すと、1時間だけ待ってやると条件を出す。1時間を1分でも過ぎたら弦太朗らは眠ったままに…。流星は1時間以内で戻ると約束し、マシンマッシグラーで二郎の病院へと急ぐ。

 流星を待つ間、キャンサーは得意の地獄大喜利をしようと提案。美羽(坂田梨香子)らがジョークを言おうとするのだが、笑うどころか、相手にせず、どんどん魂の輪を切断していく。キャンサーの情け容赦ないやり方に怒った弦太朗はフォーゼに変身するのだが…。

 一方、病院で二郎を懸命に励ました流星のもとにタチバナから連絡が入った。メテオへの変身を承認し、なんとパワーアップのスイッチまで与えてくれるという。が、そのスイッチを取りに行ってはライダー部の約束の時間に間に合わない。メテオに戻り、パワーアップできるのなら…。流星の心は揺れ動く。

 JK(土屋シオン)、ユウキ(清水冨美加)もキャンサーを笑わせることができず、魂の輪は切断。ついには弦太朗の番となるが、あまりにもくだらないギャグにあっという間に魂の輪を切られてしまう。残るは友子(志保)のみとなるが、その前に約束の1時間にあと1分だ。もう流星はやってこない…。そう思った瞬間、流星が駆け込んできた。メテオに変身することも、パワーアップのスイッチも捨ててきたのだ。

 しかし、キャンサーは弦太朗らを元に戻すには、自分を笑わせるか、倒すしかないと流星との約束をあっさりと反故に。
「きさまぁ…」。
 怒り心頭の流星は素手でキャンサーに立ち向かうが、かなうはずもない。一方的にやられる流星にキャンサーは勝ち誇り、「笑わせるね」とあざ笑う。
 が、それは流星のワナだった。どんな形でもキャンサーを笑わせれば、この勝負は流星の勝ち。キャンサーが得意になったときに笑う癖があることを利用したのだった。
 途端に弦太朗らは復活。弦太朗はフォーゼに変身するとキャンサーを外へ連れ出し戦いを挑む。

 一方、流星はタチバナがパワーアップのスイッチを置いたという場所へ。懸命にタチバナに呼びかけるが返事はない。
「これ以上後悔はしたくない。二郎みたいな人間を作りたくないんだ!」。
 悲壮の呼びかけを続ける流星は、一つの箱を見つける。中にはなんとメテオのパワーアップのスイッチが。実はタチバナは流星を試していただけ。すべてを捨てライダー部の命を救った流星は合格、メテオへの変身の許可を再び与える。

「俺はもう負けない」。
 流星はメテオに変身。キャンサーの強烈な一撃にフォーゼの変身を解除した弦太朗の前に現れると、パワーアップスイッチでメテオストームへとチェンジする。
 キャンサーも再びキャンサーノヴァへ、しかしメテオストームの強烈な必殺技に手足をもぎ取られ大爆発。メテオストームがその力を見せつける。

 ついに敗れた鬼島。勝ち誇る速水(天野浩成)はリブラに変身、鬼島を刑事の姿に変えると、ヴァルゴを騙し刑事の姿をした鬼島をダークネビュラへと追いやってしまう。

 そして、二郎も危機を脱し、流星もライダー部のメンバーに密かに感謝するものの、弦太朗が差し出した手には頭を下げただけ。頑なに心を開かない流星、弦太朗は去っていく流星の背に「本当の笑顔を見るまであきらめない」と力強い言葉を投げつける。

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脚本:中島かずき
監督:石田秀範
アクション監督:宮崎剛
(ジャパンアクションエンタープライズ)