STORY

第24話「英・雄・願・望」

「私を崇める人間たち、醜いアヒルの子はさらに増え続け、いずれこの学園を、この街すべてを埋め尽くすだろう」。
 正義のヒーローは仮の姿、キッグナスは街の支配を企む悪のゾディアーツだった。フォーゼとメテオに派手な一撃を加え、消え去るキッグナス。変身を解除した流星(吉沢亮)は、一人ひそかにリベンジを誓う。

 キッグナスのスイッチャーが「醜いアヒルの子の会」の会長・ミサ(浅野かや)である可能性が浮上した。再び「アヒルの子の会」の集会に乗り込んだ弦太朗(福士蒼汰)は、親切の発表で嘘をついた江口(永嶋柊吾)を厳しく罰するミサに「お前がキッグナスだな」と迫る。そんな弦太朗の言葉にミサは一瞬驚きの表情を見せたものの、「私はキッグナスだ」と認めると「ここにいるみんながキッグナスだ」とわけのわからないことを口にする。
 もはや“キッグナス信者”と化した会のメンバーには、弦太朗らが何を言っても通用しない。弦太朗とユウキ(清水富美加)は会場から追い出されてしまう。

 江口は弦太朗とユウキに自分がキッグナスに夢中になるまでの過程を告白。ヒーローに出会いやすい体質だという江口は、キッグナスの行動の一部始終をすべて見てきたらしい。自分を救ってくれたヒーローを悪だとは思いたくないという江口。キッグナスに救われたミサもきっと…。ミサも!? ということは、キッグナスのスイッチャーはミサではないのか…。

 と、そこまで話すと鬼島(タモト清嵐)が現れ、江口をしゃべりすぎだと威圧。キャンサー・ゾディアーツに変身し、弦太朗に襲い掛かる。
 江口にしゃべられてはまずいことでもあるのか。弦太朗はフォーゼに変身、キャンサーに向かっていくが、例によってハサミでシールドを切られ、逆にどんな攻撃もまったく寄せ付けず手も足も出ない。ファイヤーステイツにチェンジしてのファイヤー攻撃も失敗。キャンサーは余裕でその場を立ち去っていく。

 一方、メテオの仇をとるためキッグナスを独自の方法で呼び出そうとする友子。フィーリングだけでキッグナスが現れる場所がわかるはずもなく、付き合う流星もさすがに力尽きてしまう。
 が、江口が初めてキッグナスと出会った場所で念じていると、江口がふらふらとやってきた。隠れて様子をうかがう流星と友子の前で、江口はキッグナスから「裏切り者」と攻撃される。一方的にやられる江口だが、その姿に茫然としながらも流星と友子はバガミールで撮影する。

 その映像をライダー部の前で再生すると、江口一人の姿しか映っていなかった。実は江口の中には江口自身とキッグナスという2つの人格が同居。悪の江口はキッグナスに変身し、江口の意志とは関係なく行動していた。
 そんな江口を目覚めさせるため、弦太朗はあえて江口に親切な行動をとらせるような舞台を用意。江口も気づかぬまま、必死で行動し、ついに自らがヒーローになるという意志に目覚める。
 もう一人の人格、キッグナスの誘惑をも振り切った江口。ついにゾディアーツスイッチを捨てようとするが、そこへキャンサーが現れ江口を連れ去ってしまう。

「醜いアヒルの子の会」で江口はスイッチを押すことを強要され、無理やりスイッチオン。キッグナス、いやキグナス・ゾディアーツが姿を現す。

 駆けつけた弦太朗は江口を取り戻してやる、とフォーゼに変身。が、またもキャンサーに邪魔をされ、苦しい戦いを強いられる。
 一方、逃げようとしたキグナス・ゾディアーツはメテオの怒りのキックで爆発。スイッチはオフに。
 キッグナスが消えたことで人格を取り戻した江口はフラフラになりながらもフォーゼを応援。奮起したフォーゼはワイヤーでキャンサーのハサミを封じ、ファイヤー攻撃。さすがのキャンサーも退散していく。

 キッグナスが悪のキグナス・ゾディアーツとわかり、「醜いアヒルの子の会」は解散。江口はフォーゼにあこがれつつ、自らもヒーローになろうと親切な行動を心掛けているらしい。
 そんな江口の純粋な心に、弦太朗らライダー部のメンバーも晴れやかな気持ちになって…。

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脚本:長谷川圭一
監督:山口恭平
アクション監督:宮崎剛
(ジャパンアクションエンタープライズ)