STORY

第15話「聖・夜・合・唱」

 速水校長(天野浩成)が園田先生(虎南有香)を校長室に呼び出した。
「今一人、きわめて有望な生徒を育てています」。
 リブラ・ゾディアーツでもある速水。また誰か生徒にスイッチを渡したらしい…。

 ユウキ(清水富美加)がグリークラブからスカウトされた。天高の各部の有志がクリスマス会で幼稚園を訪問しているらしいが、今年はグリークラブに女子部員がいないため困っているという。それなら、とグリークラブの部長・阿部(田辺季正)らと出て行くユウキ。自分も歌を、と例によってムダに張り切る弦太朗(福士蒼汰)だったが、そこへ新たなゾディアーツ出現の知らせが。賢吾(高橋龍輝)の指示でフォーゼに変身。現場へ急行すると…。

 今回、現れたゾディアーツはペルセウス。なぜか「耐えられない」と叫びながらビルを破壊している。しかも、立ちはだかるフォーゼを前に「お前も邪魔者か」と不可思議な言葉を。「お前も」とはフォーゼ以外に誰かいるのか?
 そんなことはお構いなしに襲いかかるペルセウス。その左手に捕まれると、すべてのものが石化してしまう恐ろしい力を持っている。フォーゼはエレキ・ステイツにチェンジするが、互いの剣が激突。両者は弾き飛ばされるが、立ち上がったペルセウスは「我が心を乱す物は全て排斥する」と逃げ去っていく。
 そんな様子を見ていたリブラは「本物」と満足げにつぶやいて…。

 バガミールを手に屋上にやってくる弦太朗だったが、そこには写生をする元山(秋元龍太朗)がいた。「集中できない、消えてくれ」とケンカ腰の元山に「俺の友達になれ」という弦太朗。が、元山のみごとな富士山の絵に思わず感心してしまう。実は美術部の元山も幼稚園のクリスマス会で園児たちにプレゼントする絵を描いているという。さらに感心する弦太朗だが、その絵の中にゾディアーツが破壊したビルを見つけて不審を抱く。

 そこへユウキらグリークラブの歌声が。ユウキは得意の「はやぶさくんソング」を歌うことを条件にグリークラブに参加するという。最初は引き気味の阿部ら部員たちだったが、歌ってみると悪くない。弦太朗も喜んで歌に聴き入るが、屋上の元山は「耐えられない」と耳を塞ぎ…。
 そして、スイッチを取りだしペルセウス・ゾディアーツに変身。が、そんなペルセウスをリブラが止める。
「すべてが理想通りに進まないと耐えられないのは君の悪い癖です」。
 そんなリブラの言葉におとなしく従うペルセウス。どうやらリブラはペルセウスをじっくりと育てるつもりらしい。

 JK(ジェイク)(土屋シオン)らの調べでペルセウスにかなりの生徒たちが石化されていることがわかった。ただ、さすがの賢吾にもスイッチャーが誰かはわからない。復讐を目的としているならビルなど壊さないはずだが…。
 そんな賢吾の言葉に弦太朗は元山がスイッチャーではないかと疑問を抱く。元山はグリークラブの歌声、特にユウキを入れたことを怒っていた…。だとしたらユウキが危ない!

 音楽室で一人練習するユウキの前にペルセウス・ゾディアーツが現れた。必死で逃げるユウキを間一髪助ける弦太朗。
「お前、元山だな」。
 その言葉にペルセウスは変身を解除。元山の姿に戻り、絵を描くことを邪魔した人間たちを石化したことを明らかにする。あのビルも富士山を描くのに邪魔だった、と。
 そして、人間を捨てればより完璧な絵が描けると、ラストワンとなったゾディアーツスイッチを押してしまった。

 弦太朗もフォーゼに変身。左手を避けながらファイヤー・ステイツにチェンジし、ペルセウスを撃破。ゾディアーツスイッチをいつものようにオフにしようとするが、スイッチは爆炎の中に舞い戻るとペルセウスが復活してしまう。
「ラストワンを越えた…」。
 見つめる速水は満足げにペルセウスが十二使徒の候補になったことを認める。現在いる十二使徒は4人。まだ見ぬ8人の使徒を目覚めさせることが、速水らの使命…。
 パワフルに生まれ変わり咆哮するペルセウス。フォーゼらは驚愕のまなざしで見つめることしかできず…。

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脚本:三条陸
監督:柴崎貴行
アクション監督:宮崎剛
(ジャパンアクションエンタープライズ)