STORY

第1話「青・春・変・身」

 宇宙-。
 とある星の基地で次々と爆発が起き、宇宙服を着た2人の男が一つのスーツケースを奪い合うように格闘する。やがて一人は相手を大きく突き飛ばすとスーツケースを奪って去っていく。その目を不気味に赤く光らせながら…。
 残された男は、ある言葉をつぶやきながら爆発に巻き込まれていく…。
「ケンゴ…」。

 17年後-。
 天ノ川学園高校2年生の賢吾(高橋龍輝)は通学途中に下級生から受け取ったラブレターを放り投げてしまう。
「時間の無駄だ」。
 そんな行為に腹を立てた一人の生徒が賢吾に詰め寄る。見れば丈の短い学ランにリーゼント、まるで昭和の不良のようだ。
「人からもらった手紙はちゃんと読め」。
 彼はラブレターを拾おうと橋から川へ。賢吾はそんな“不良”にも冷ややかな視線を残し去っていく。

 教室に入ると、なんとその“不良”が転校生といって入ってきた。名前は如月弦太朗(福士蒼汰)、賢吾が唯一心を許すクラスメートのユウキ(清水富美加)の幼なじみらしい。弦太朗は川から拾ってきたラブレターを賢吾の前にたたき付けると、「ダチになる」と宣言する。どうやら全校生徒と友達になるというのも本気らしい。が、賢吾はあくまでもそんな弦太朗を無視。いつものように保健室へと消えていく。

 そんなことではあきらめない弦太朗。さっそく学校内を探し回るが、学内の女王様・美羽(坂田梨香子)と、その彼氏でアメフト主将の隼(冨森ジャスティン)と対立。ユウキを人質にとられ手出し出来なくなった弦太朗は、隼らの強烈なタックルの洗礼を浴びてしまう。

 フラフラになる弦太朗だったが、そこへ巨大な怪物、オリオン・ゾディアーツが現れた。隼らアメフト部の連中はさっさと逃走。弦太朗は鉄パイプを手にすると果敢にゾディアーツに立ち向かっていく。が、為す術もなくやられるばかり。いよいよゾディアーツの魔の手がユウキに迫ったその時、賢吾が操縦するパワーダイザーが現れた。ゾディアーツを追い込み、なんとかその場を逃れた賢吾らだったが、体が弱い賢吾はフラフラ。使われていない部室から宇宙基地のような部屋へと入ると、フォーゼを起動させようとする。
「フォーゼはダメよ」。
 必死で止めるユウキだが、賢吾は自分しかやれる人間がいないと頑なだ。

 そこへ2人の後をつけてきた弦太朗が現れた。
 これさえあれば、あの化け物は倒せる…。
 弦太朗は強引にフォーゼドライバーを賢吾から奪うと、学校へと戻っていく。必死で取り戻そうとする賢吾だが、体力が続かず弦太朗を見送るしかない…。

 ゾディアーツが再び現れた。弦太朗はフォーゼドライバーの使い方をユウキから教えてもらい、ついに仮面ライダーフォーゼへと変身する。
「宇宙キターーッ!」。
 雄叫びとともにゾディアーツに向かっていくフォーゼだが、戦い方がわからず大苦戦。それでもユウキの指示を受けつつ、スイッチを使いモジュールを起動。そんなフォーゼを賢吾も通信でフォロー。ハチャメチャながらスイッチを入れてモジュールを起動しつつ、次第にゾディアーツを追い詰めていく。
 そして、最後はドリルキックでゾディアーツを粉砕。大喜びのユウキと勝利の喜びを分かち合う。
 そこへパワーダイザーを操縦しながら賢吾がやってきた。自慢するフォーゼだったが、賢吾は無言のまま、なぜかパワーダイザーでフォーゼをつかみ上げ振り回す。

 いったい賢吾は何を考えているのか…。

 そのころ、謎の男(鶴見辰吾)は不気味な怪人たちから報告を受けていた。
「そうか。フォーゼが私の学園に…」。
 すべてを知っているかのようなその男の正体は?そして、パワーダイザーでフォーゼを振り回す賢吾の真意は?


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脚本:中島かずき
監督:坂本浩一
アクション監督:宮崎剛
(ジャパンアクションエンタープライズ)