フォーミュラEとは

フォーミュラEは国際自動車連盟(FIA)が管轄するシングルシーターの選手権で、世界初の全電気駆動のフォーミュラカーでレースをするシリーズ。選手権には10チーム(各チーム2選手)が参加し、1stシーズンは2014年9月に北京で開幕し、2015年6月のロンドンまで世界10都市で11大会が開催された。
フォーミュラEは未来の自動車産業のビジョンになること、電気自動車の研究開発の試験場、電気自動車への一般興味を促進、クリーンエネルギーと持続可能の促進を目標にしている。
2015年8月23日には、東京の六本木けやき坂通りで、初のデモンストレーション走行が行われた。

世界で初めてとなる全公道レース

エンジンのような爆音も排ガスも出ないフォーミュラEは、モーターカーレース史上初めて全レース市街地での公道レースが実現。観客にとって交通の利便性が飛躍的に向上するだけでなく、大都市のランドマークを背景にフォーミュラカーが疾走するというかつてない光景と興奮を味わえる。

EVのイメージを覆す0-100km/h加速2.9秒

徐々に回転数があがるエンジンとは違い、いきなり最高出力が可能なモーターで走るフォーミュラEカー。その0-100kmの加速はわずか2.9秒。市街地が前提のため、ストレートの長さを抑制し、トップスピードは225km/h程度に抑えられる設定だが、公道レースはサーキットと比べ市街地をバックに走るため、F1をはるかに上回るスピード感を期待できる。
1stシーズンはワンメイクのマシンで行われたが、2ndシーズンからはチームごとにパワートレイン系(モーター、インバーター、クーリングシステム、ギアボックス等)を改良できるため、マシンの個性を生かしたレース展開が期待できる。

世界初!ファンもレースに参加できる「ファンブースト」システム(※)

レースの切り札となる加速ボタンはF1やインディでも採用されているが、フォーミュラEでは最も多くの応援投票を集めたドライバー3名にだけ、追加でパワーが与えられるというファン連動システムを初搭載。ファンの声援がリアルに<後押し>になるというまさに次世代の取り組みである。
※ファンブーストシステム、投票についてはこちらをご覧ください。
http://www.tv-asahi.co.jp/formulae/fanboost/

スパーク・ルノーSRT_01E(1stシーズンは全チームが使用したマシン)

Spark-Renault SRT_01E
Specifications

スパーク・ルノーSRT_01Eは、スパークレーシングテクノロジー社を中心とするコンソーシアムによりモータースポーツ界の英知を結集して生み出された、FIAフォーミュラE選手権専用カスタマーカー。
エネルギー効率や環境配慮といった電気自動車の役割を踏まえつつ、従来のガソリンエンジン車を超えるハイパフォーマンスを実現した。
レースシーンで求められるすべてのリクエストに応える、未来のレーシングカー。

動力性能  最高出力 200kw(馬力換算270bhp相当)
 レースモード出力 133kw(馬力換算180bhp相当)
 “Push to Pass”エキストラパワー 67kw
 0-100km/h加速性能 約3秒
 最高速度 225km(FIA既定による)
シャシー  ダラーラ製ハニカム構造カーボン/アルミコンポジット
電子システム  マクラーレンエレクトロニクス製ECU/データログシステム
ホイール&タイヤ  ミシュラン製オールウェザー18インチコントロールタイヤ
 オーゼットレーシング製マグネシウムホイール
 ホイール幅-フロント260mm/リヤ305mm
 タイヤ径-フロント650mm/リヤ690mm
パワートレイン  マクラーレンエレクトロニクス製 シーケンシャルギヤボックス
バッテリー  ウィリアムズアドバンスドエンジニアリング製
 RESS(Rechargeable Energy Storage System)
ブレーキ  アルコン製F1スペックカーボンブレーキシステム
車体寸法  全長:5000mm
 全幅:1800mm
 全高:1250mm
 トレッド幅:1300mm
 最低地上高:75mm
 重量:800kg(ドライバー含む)