国の威信をかけた団体戦!「世界フィギュアスケート国別対抗戦」とは?
長年フィギュアスケート界では、オリンピック・世界選手権・グランプリファイナルと言った「個人」での世界一を決めてきたが、今回2度目となる「団体戦・国対国」での世界一決定戦が行われる。それが国際スケート連盟(ISU)主催の公式戦、「世界フィギュアスケート国別対抗戦2011」。世界ランキング上位6カ国が出場し、フィギュアスケート世界最強国を決める戦い!!
第1回大会は、2009年4月に東京・代々木第一体育館で開催され、男子シングル・ライサチェックが率いるアメリカチームが初代王者に輝いた。
そして今年4月、第2回大会が横浜アリーナで開催が決定!
グランプリシリーズ/ファイナルから世界選手権を経て、シーズン最後に行われる「国の威信をかけた団体戦」、果たして2代目王者はどの国になるのか!?
また、この団体戦は国際スケート連盟からの発表で、2014年ソチ五輪で正式種目に採用される可能性が高く、世界中から更なる注目を集める大会となるのは間違いない。
ISU主催の公式戦。出場できるのは国ごとに選ばれた精鋭たち。
出場できるのは2010/2011シーズンのグランプリシリーズ・グランプリファイナル・世界選手権など各国選手獲得ポイントを基準にしたランキング上位6カ国のみ。各国女子2名、男子2名、ペア1組、アイスダンス1組が出場でき、各種目の合計ポイントで優勝が決まる。1人の力ではなく、各国の「総合力」が求められるまさに「フィギュア最強の国を決める戦い」なのである。
最強の「フィギュア日本代表」が結成!
バンクーバー五輪では浅田真央が銀メダル、安藤美姫5位、鈴木明子8位、男子シングルも高橋大輔が銅メダル、織田信成7位、小塚崇彦8位。日本は、五輪に出場した男女シングルの選手が全員入賞を果たすなど、世界一層が厚い実力といっても過言ではない。
さらに、今年のグランプリシリーズで初優勝!初出場のGPファイナルで表彰台に上るなど、16歳・村上佳菜子も快進撃を続ける!男女シングルの代表枠は2枠。誰が代表になっても非常にハイレベルな日本代表となる!また、その代表枠を決める日本代表争いにも注目!
ペア、アイスダンスの代表にも注目が集まる。特にペアは、今シーズンのジュニアのGPファイナルで金メダルに輝き、急成長を遂げてきた高橋成美/マービン・トラン組の出場が内定。高橋成美は5ヶ国語(日本語、中国語、英語、フランス語、ロシア語)を操るなど、語学も堪能。小柄な体から繰り出されるアクロバティックな演技は必見。
アイスダンスは、リード姉弟が今回も出場予定。表現力豊かな演技で、上位を狙う。
前回3位に甘んじた日本。今回こそ、「フィギュア最強国」の称号をかけ、悲願の初優勝を狙う!
「日本vs世界」
出場が想定されるのは、アメリカ・カナダ・ロシアなど。前回優勝国のアメリカは、男子シングル五輪金メダリスト エバン・ライサチェックをはじめ、新鋭アダム・リッポン、さらに女子シングルGPファイナル金メダリスト アリッサ・シズニーなどを擁し、今回も優勝候補筆頭に挙げられる。
カナダは、GPファイナル男子シングル金メダリスト パトリック・チャンや、アイスダンスでバンクーバー五輪金メダルのバーチュー&モイア組など、前回2位の悔しさをバネに優勝を狙っている。
ロシアは、フィギュア大国の意地を見せられるか?女子シングルレオノワや新星マカロワ、男子シングルもガチンスキーなど注目選手目白押し。どの国も、日本にとっては手ごわいライバルになることは間違いない!