テレビ朝日で行われたグランプリシリーズ&グランプリファイナルの記者会見に高橋大輔選手・浅田真央選手・安藤美姫選手・中野友加里選手が登場。それぞれ大会にむけてのテーマや意気込みを語ってくれました。
高橋大輔 「自分らしく」
「昨シーズンは自分のミスで0.0いくつのレベルで負けてしまったので悔しかったですね。『自分らしく』。言葉的にはベタですが、試合で優勝すること以上に自分がどういう演技をしたいかというのを大切に、自分をアピールできるようなプログラムにしたいというのがあるので『自分らしく』という言葉にしました。振付師も代わって今までとは違ったプログラムができていると思うので、そこもアピールしたいし、順位だけでなく気持ちの面を大事にしたいと思う。自分自身新しい、次に進むことが大切かと思ったので振付師を変えました。新しい振付師は自分が(今までに)やらなかった動き、出来なかった動きを引き出してくれたと思います。今までにやったことがないプログラムになっているので、すべて違った自分が見せられればいいかなと思います。今年はショートプログラムに4回転を入れるので挑戦してみたいのと、どんなコンディションでもジャンプを失敗しない、という強い気持ちで挑みたいと思います。」
浅田真央 「力強く」
「もうすぐ誕生日(9月25日)で18歳になります。自分らしい自然に大人っぽい滑りができるようになりたいなと思います。(タチアナコーチは)すごくパワフルで力強い先生なので、今までの自分にないパワフルで力強い滑りが出来たらいいなと思います。自分の思いは『力強く』です。特に今年フリープログラムがすごく力強い曲なので、自分も負けないように、気持ちもそうなんですが、滑りで力強く、気持ちも力強く、滑れたらと思います。先生は、練習から力強くてパワフルで前にはない自分をすごく引き出してくださっているので、自分もそれについていくというか、頑張って、力強さも出していけたらいいなと思います。以前はジャンプが得意でジャンプを見て欲しいと言っていたんですが、最近はすべてを、プログラムに入っているエレメンツすべてを見て欲しいと思います。意気込みは、まずは初戦フランス大会で自信を持って迷わずにいけたらいいな、と思います。調子が良ければ(トリプル)アクセルを2回入れたいというのが目標です。」
安藤美姫 「空・心・美」
「ニコライに指導を受けて3年目、2年間同じようなインパクトの強いショートプログラムだったので、ガラッと…スケーターとしても雰囲気を変えたいなと。具体的なテーマではなく『空・心・美』という字を書きました。『空』というのは晴れたり、雨が降ったり、いろいろな顔を持っているなと。人生においても落ち込んだり、うれしかったりがありますが、そういうものをスケートに出したいです。『心』というのは心から滑れるようにと、『美』というのは日常でも美しく、スケーターとしても美しく、というのを心がけたいと思います。演技以前に体調面とか、ケガが多いのでそこを強化してから、その強化が自分で自信を持ってベストです、と言えるような状態になってからスケートに関しては細かくこうです、と言いたいんですが・・・とりあえず去年と違う“安藤美姫” というものを目指してショートから変えてやっているので、そういうところを見て欲しいです。あと4回転をアメリカ大会から入れていくつもりで毎日練習しているので、4回転を確実に決められるように練習しているので、注目して欲しいです。」
中野友加里 「感謝」
「今までやってきた練習の成果が発揮できて、なおかつ笑顔で終われたらいいな、と今年も思います。テーマは『感謝』。昨シーズンまで結果を残してこられたのも、まわりの人や家族のサポートのおかげだと思っているので、その人たちへの感謝の気持ちを持って競技に臨みたいと思います。それが演技に反映されれば、演技自体の笑顔も出てくると思います。できれば新しい技にも挑戦したいですが、維持するのも大変ですし、練習で出来ていたものが本番で出来ないこともあるので、今その時点で出来ることを精一杯試合で出来ればと思います。もちろん昨シーズンからうまくなったと言われるように頑張ってやりたいと思っているんですが、曲に対する解釈や表現の仕方をダンスの先生などから学んだので、そういうところもちょっとずつ変わってきたねと言われるようになったらいいなと思っています。練習で自分がやってきたことを信じて、氷上では自分しか信じるものがないので、自信をもってやれたらいいなと思います。」
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