第三回「森」編



熱帯雨林が拡がるケアンズに到着し、最初にグランダ鉄道で向かって出会った、とっても素敵な夫婦が支えるアイスクリームと動物の素敵な関係。クランダ鉄道はレトロな赤が効いた車内がノスタルジックの気分にさせてくれます。車窓から身を乗り出し、風にあたると気持ちいい。同じく窓から見える景色に興味津々の小さな男の子の写真や、途中下車して滝の写真を撮ることができました。 小さな町に着いて、数々のショップが並ぶ中、アイスクリームのお店を探しました。そこで出会ったのがとってもやさしい目をしたショップオーナーのジョン。手作りのやさしい味がするパッションフルーツのアイスクリームを用意しながら、彼の妻、ベティーさんについて話してくれました。実はジョン、このアイスクリーム屋さんで出た売り上げのすべてを動物保護のために使っているそう。しかし、それは団体への寄付ではなく、それを自分たちの家でやっているというので驚いた。ちょうど今ベティーさんがカンガルーにミルクを上げる時間なのでと、招待して下さった。
家に着くと、門に書かれた動物たちの絵。ベティーさんは絵を書くのが趣味なんだそうです。そして門をあけた瞬間、私は唖然としてしまいました!二人のおうちを動物のケージが囲んでいる状態。まずは左にインコに似た鳥たちに迎えられ、右はすでにカンガルーたちの姿が何匹か見える。迎えてくれたベティーさんの腕の中にはなんと小さなカンガルーの赤ちゃん。とってもかわいい。私もかわいい赤ちゃんカンガルーにミルクをあげました。
ベティーさんがここにくる動物たちの話をしてくれました。このカンガルーの赤ちゃんは母親が交通事故にあって亡くなってしまったそうなんです。ほかにも赤ちゃんが二匹ほどいて、中にはギブスをしている赤ちゃんもいました。彼らはみんなベティーさんが作った手作りのポケットに住んでいるんですよ。他にも農薬で目が見えなくなってしまったワラビーや、飼い主よりも長生きしているため、飼い主を喪ってしまった大きな白い鳥など(その鳥はなんと音楽にのって踊れる!)、ここにくる理由は様々。他にもコウモリやトカゲから、珍しいフロッグマウスと呼ばれる蛙のような口を持つ鳥などを見せていただきました。夜中に三時間おきに起きて、動物たちのお母さんを一人でこなすベティーさん。ミルクをあげる彼女のやさしい笑顔を見ていると彼女は本当に動物が好きでそうしているのだなぁと心から思いました。


 次の日、中村さんと熱帯雨林のスペシャリスト、コーエン博士と世界最古の熱帯雨林の森と呼ばれるに場所に向かいました。恐竜と同時代に生きていた植物がいまだ生き残っているという森、そういう意味で最古といえるらしいのです。なんと言っても樹齢千年以上というカーテンフィグツリーの木に圧倒されました。この木は他の木の幹を足掛かりに根っこを伸ばし、最後はもともとあった木を絞め殺して枯れさせてしまうというシメゴロシイチジクという種類だそうです。そして、恐竜の生き残りのようなカメレオン(?)を撮影したりしているうちになんとスコール!服はびしょびしょに。でもそれがなぜか嬉しかったんですよね。なぜなんだろう・・・。 世界遺産のグレートバリアリーフと世界最古の森。私はこの旅を経て「海」と「森」、二つをつなぐ何かを感じました。皆さんも是非番組で感じていただければと思います。

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