2018年4月26日放送

本川越駅 (埼玉県)

大正浪漫の駅前

2018年4月19日放送

亀嵩駅 (島根県)

名作の駅前

JR木次線 亀嵩駅

島根県・奥出雲町、JR木次線の亀嵩駅。木次線は、松江市の宍道駅から南へ向かい、約1時間20分で着きます。

今週の一句

出雲そば食うべ始まる春の旅
まどか

名作の舞台

この小さな単線の駅が全国に知られたのは、松本清張の長編推理小説「砂の器」の舞台の一つになったからでした。小説は1960年から新聞で連載され、独特の方言は算盤づくりを営む人たちが校正を協力しました。1974年に映画になったとき、撮影が始まる10年も前からスタッフが下見に訪れ、街の人たちはその意気込みに驚きました。

駅舎の出雲そば

いま駅舎の中に蕎麦屋があり、主人が駅の管理を請け負っています。事前に予約すれば、車内で食べるそば弁当を列車まで届けてくれます。亀嵩にはいまも清張ファンが訪れ、この弁当を買っていきます。

生活から生まれた逸品

大正11年創業の算盤メーカーである「亀嵩算盤」。高級な算盤の軸に使用するのは、100年以上経つ煤竹です。煤竹は、茅葺きの日本家屋の囲炉裏の上などに使われた建築材。その素材でつくられた「百年煤竹箸」は、生活から生まれた逸品です。実際に手にとると驚くほど軽く手にしっくりと馴染み、竹の断面は金色に輝く美しさがありました。