2017年5月25日放送

京成立石駅(東京都葛飾区)

懐かしい仲見世商店街

2017年5月18日放送

薩摩高城(さつまたき)駅 (鹿児島県)

海辺の無人駅

肥薩おれんじ鉄道 「薩摩高城駅」

熊本県と鹿児島県を結ぶ肥薩おれんじ鉄道の薩摩高城駅は、東シナ海を望む海辺の無人駅。駅前には民家も商店街もなく、乗り降りする人もほとんどいない。1時間に1本ずつ上り下りの列車が発着する以外、静かな時間が流れている。聞こえるのは潮騒だけ。しかし観光列車が到着すると、駅は一変する。

今週の一句

波音と西日を乗せて列車発つ
まどか

おれんじ食堂

金・土・日・祝日に運行される「おれんじ食堂」は美味しい食事と美しい海辺の車窓が楽しめる観光列車(新八代~川内間)。この列車が到着すると地元の名産を売る即席のマルシェが乗客を迎える。列車は20分ほど停車するので、乗客は駅前から海岸へと続く遊歩道を歩き、東シナ海の雄大な眺めを楽しむことができる。

駅前の遊歩道

駅前から海岸へと続く遊歩道は、平成26年におれんじ鉄道の社員たちが1年がかりで造ったもの。作業に参加した「おれんじ食堂」の客室乗務員は、“特に夏は着替えが1日に3枚必要なほど大変だった”と語る。以来、薩摩高城駅は海に沈む夕日が見られる駅として、豪華列車「ななつ星」も停車する観光名所になった。

即席マルシェ

番組では紹介できなかったが、「おれんじ食堂」が到着する時間にだけ開設される即席マルシェは地元の店が1ヶ月交代で運営している。取材時は薩摩川内市の「島興」が、薩摩高城駅の沖合に浮かぶ甑島の名産<きびなごのオイル漬>や<うにみそ>などを販売していた。

川内高城温泉

薩摩高城駅から車で15分ほどの山間に、まるでタイムスリップしたかのような鄙びた温泉郷、川内高城温泉がある。歴史は鎌倉時代まで遡ると言われ、明治期には温泉好きの西郷隆盛も訪れたとして数々の逸話が残されている。泉質はアルカリ性単純硫黄泉で皮膚病やリウマチなどに良いとされる。