2016年9月3日放送
おかんとおとん
家族の絆を関西弁であたたかく描き出した「おとん」、「おかん」につづくシリーズ三作目。
主人公の男の子は、どうしておかんとおとんが結婚したのか知りたくてしかたなくなってしまったようです。「なあ、おとん。なんで結婚したん?」「なあ、おかん。なんで結婚したん?」「なんでって、そりゃー」と照れるおとんとおかん。ですが、少しずつ夫婦になるまでのエピソードが明らかになっていきます。照れくさくなってしまったおかんとおとんに、男の子は言います。「すきってゆうたらはずかしいんか?ぼくはぜんぜんはずかしないで!だって…」。絵本のラストシーンを読むと、好きと好きとがつながって家族になるんだなあとあたたかい気持ちになります。関西弁のやりとりが楽しくユーモラスで読んだあとに笑顔になれる絵本です。
朗読:進藤 尚美(青二プロダクション)