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叡古教授の一人娘で捜査にも貢献する宇野辺さくら子役には、
(『仮面ライダーフォーゼ』(2011~2012)やNHK連続テレビ小説『まれ』(2015)などで)
近年目覚ましい活躍を見せ、将来が嘱望される実力派若手女優・清水富美加の出演が決定!!

清水富美加コメント サスペンス、というドラマは初めてなので遺体とか、現場検証とか、撮影は新鮮でした。ただ、事件が起きて解決するのではなく、暗号を解読して真相に近付いていく模様がすごく面白いので色んな世代の方に見ていただきたいです。宇野辺さくら子という役は今まで演じてきた中でもかなり等身大の女の子、といった感じで、このような役を演じることがあまりないので難しかったですが、藤木直人さんをはじめとする共演者の方のおかげで楽しく臨めました。ぜひ、ご覧下さい!

みどころ

藤木直人が文系の天才ヒーローに! 直木賞候補にもなった傑作ミステリーをドラマ化  天才物理学者に天才数学者…いわゆる“理系の天才”が主に活躍するイメージが強いミステリー作品。そんな中、“文系の天才ヒーロー”が活躍する異色のミステリー小説が、満を持してドラマ化されます! その小説とは第153回直木賞候補にもなった、門井慶喜の傑作歴史ミステリー小説『東京帝大叡古教授』(小学館文庫)。歴史ミステリー『薔薇の名前』を上梓した実在の哲学者ウンベルト・エーコをモデルにした名門大学の教授・宇野辺叡古(うのべ・えいこ)が、学内で起きた連続教授殺人事件を解決していく物語です。原作は明治時代が舞台ですが、ドラマ版では時代設定を現代に置き変更。個性あふれる叡古教授のキャラクターはそのまま引き継ぎつつも、新味をふんだんに加えた物語を展開していきます。

 主人公・宇野辺叡古を演じるのは、40代俳優を代表する藤木直人。早稲田大学理工学部出身で、バリバリの理系である藤木がなんと、今回はクラシカルなパイプをくわえた文系の天才教授に変身! 地球上のあらゆる学問に精通する「知の巨人」として崇められる一方、他者からするとどうでもいいことに固執する性格や、場合によっては不遜とも取られる言動で変人扱いされる叡古教授を、時にカッコよく、時にコミカルに演じていきます。「そこに物語はあるのか?」――そんな口癖と共に、ありとあらゆる学問の書籍や事例を照らし合わせ、“事件の根底にある物語”をひも解いていく叡古教授。持ち前の知的な雰囲気&卓越した演技力を存分に生かしながら、藤木が立体化する“文系ニュースター”の活躍にご期待ください!

今回が初共演! 藤木直人×田中直樹(ココリコ)――フレッシュな凸凹バディが誕生 今回のドラマ版には“40代のバディもの”という要素も追加! 叡古教授の相棒として、警視庁捜査一課の刑事・南波陽人(なんば・はると)が登場し、凸凹バディを組みながら連続殺人事件を捜査していきます。この南波役には、俳優としても評価の高いココリコの田中直樹をキャスティング! 不器用ゆえに仕事でも実生活でも悩みが尽きないなど、実に人間臭い南波が、対称的な人間である叡古教授と捜査を共にすることで成長していくさまも、本作の見どころのひとつです。何を隠そう、叡古教授と南波同様に、今回が初共演となる藤木と田中もゼロから関係を構築! フレッシュな化学反応を起こしながら、名実ともに“名物バディ”となっていく2人から目が離せません。

白洲迅、宇梶剛士、武田鉄矢、浅野ゆう子ら、幅広い世代の実力派キャストが勢ぞろい!  脇を固めるキャスト陣も豪華かつ個性的です。叡古教授の助手・阿蘇藤太役に舞台やドラマなどで活躍目覚ましい白洲迅、勝手な捜査を行う叡古と敵対する警視庁捜査一課係長・川添徳治役に圧倒的な存在感を誇る宇梶剛士。また、日本のエンタメ界をけん引し続ける大御所俳優・武田鉄矢も、叡古教授と互いに能力を認め合う警視庁捜査一課長・五十嵐修役で参加し、作品にまたとない重厚感を与えてくれます。さらに、浅野ゆう子も出演。圧倒的な存在感をもって、叡古教授と犬猿の仲にある帝都大学副学長・戸村麻美を演じます。藤木と田中を中心に、幅広い世代の実力派俳優たちが一堂に会し、丁寧に作り上げていく極上のミステリー。その唯一無二の世界観に、どこまでも心を躍らせてください!

主な登場人物

宇野辺 叡古(うのべ・えいこ) ……… 藤木 直人  帝都大学法学部教授。地球上のあらゆる学問に精通しており、周囲からは「知の巨人」と呼ばれる「文系の天才」。財産や名誉にはまったく興味がなく、どんな相手にも物怖じせずに正論を堂々と主張するため、大学上層部からは煙たがられている。一方で、学問に真摯に向き合う学生に対しては面倒見がよく、助手の阿蘇藤太をはじめ多くの若者から慕われている。普段はクールで飄々としているが、ひとたび研究に熱中すると、周りの言葉が耳に入らないほど没頭する。あらゆる事件に「そこに物語はあるのか?」と疑問を持つのがポリシー。衝動的な理由のない犯罪など“物語のない事件”には関わらない。パソコンや携帯電話は一切使わず、ある理由から移動も基本的に徒歩か自転車。身だしなみに気を使い、英国製のダブルスーツとパイプを愛用している。実は、民俗学者である妻に頭が上がらない恐妻家でもある。

南波 陽人(なんば・はると) ……… 田中 直樹  警視庁捜査一課の刑事。帝都大卒。真面目で正義感は強いが、この上なく不器用。柔道・剣道・空手の有段者でもあるが、実際にその腕前を見た者はいない。捜査中にヘマをやらかすことも多く、周囲からは「ダメキャリ」と呼ばれ、バカにされる日々。本人も刑事に向いていないんじゃないか…と悩んでいる。叡古と出会った当初は彼の考え方に反発するが、次第にその鋭い洞察力と教養の深さを認め、パートナーとして信頼するようになる。恋愛に関してはオクテで、女性との交際経験がなく、母親からも心配されている。

宇野辺 さくら子(うのべ・さくらこ) ……… 清水 富美加  叡古の一人娘。帝都大学法学部3年生。母が研究で海外にいるため、父と二人暮らし。変わり者の父とは違って明るく社交的な性格だが、恋愛に関しては鈍感。好奇心旺盛で度胸があり、積極的に事件の捜査に関わっていく。自宅の一角で叡古が開いている古書店の看板娘。常連客の槙原太一に憧れている。

阿蘇 藤太(あそ・とうた) ……… 白洲 迅  宇野辺叡古教授の助手。決して現代的ではない叡古と対照的に、携帯・PC・SNSを使いこなすイマドキの男子。が、何故か叡古とはウマが合い、大学内で叡古の一番の理解者でもあり、叡古の表情から彼が何を欲しているのか瞬時に読み取ることが出来る。隠してはいるが、極度のビビり症である。

川添 徳治(かわぞえ・とくじ) ……… 宇梶 剛士  警視庁捜査一課係長。現場生え抜きの刑事で、帝大教授連続殺人事件の捜査本部でも指揮を執る。大学教授ながら捜査に口を挟んでくる叡古に対し、強い嫌悪感を持ち、南波を叡古の見張り役として送り込む。しかし、捜査一課長の五十嵐や国家公安委員長・溝渕には頭が上がらない、悲しき中間管理職でもある。

戸村 麻美(とむら・あさみ) ……… 浅野 ゆう子  帝都大学副学長。若い頃から美人教授としてメディアに露出しており、世間の認知度も高い。次期学長選で帝大初の女性学長になる、と噂されている。大学のイメージを最優先に考え、世界大学ランキングトップ10入りを目標に掲げている。学問に対する考え方の違いから、叡古とは犬猿の仲にある。

五十嵐 修(いがらし・おさむ) ……… 武田 鉄矢  警視庁捜査一課長。刑事らしからぬ温厚な人柄。捜査アドバイザーに叡古を任命するなど、常識や体制に縛られない広い視野も持つ。叡古の著書『日本政治史之研究』を読破するインテリで、俳句にも造詣が深い。叡古とは互いに能力を認め合っている。

あらすじ

場面写真

 捜査のたびにヘマばかりやらかしている警視庁捜査一課の刑事・南波陽人(田中直樹)はある日、捜査一課長・五十嵐修(武田鉄矢)に呼び出される。なんでも、南波の母校である帝都大学の法学部教授に『犯罪捜査百年史』なる本の監修を頼んでいたが、制作中止になってしまったため、謝罪に行ってほしいというのだ。南波は「こんなことをするために刑事になったわけじゃない…」と不本意ながらも、手土産を片手に帝都大学へ。だが、そこで思いがけない事件に遭遇する。次期学長候補だった医学部教授・高寺保の遺体が、講堂で見つかったのだ! しかも、高寺の遺体は舞台の天井からロープで吊るされ、どん帳には謎の数字を羅列した暗号が残されていた…。そんな不可解極まりない事件現場へ、興味深げに「この事件には物語がありそうだ」とつぶやく男が姿を現す。その男こそは南波が会いに行った人物――地球上のあらゆる学問に精通する文系の天才で、「知の巨人」の異名を取る宇野辺叡古(藤木直人)だった!

場面写真

 南波ら捜査一課はさっそく捜査を開始。その矢先、あろうことか事件現場から叡古が愛用しているパイプ用のタバコの葉が見つかる! どうやら犯人は叡古を犯人に仕立て上げようとしたらしい…。一体なぜ犯人は事件を起こすに至り、さらには叡古を巻き込もうとしたのか!?  その“物語”を読み解こうと立ち上がった叡古は、助手の阿蘇藤太(白洲迅)とともに、暗号の解明に着手。一方、捜査一課は容疑者として副学長・戸村麻美(浅野ゆう子)ら、被害者と次期学長の座を争っていた大学関係者たちにも目を付けるが、捜査は難航し…。

場面写真

 事件の早期解決を目指し、五十嵐は叡古を捜査アドバイザーに任命。捜査一課係長・川添徳治(宇梶剛士)からお目付け役を命じられた南波は、しぶしぶ叡古と行動を共にする。そんな中、帝都大学内で第二の教授殺害事件が発生! しかも、現場にはまたしても謎の暗号が残されており…。

コメント

藤木直人(宇野辺叡古・役) コメント  僕はいつも自分の出番があるページに付箋を貼って、撮り終わったものから剥していくんです。ところが、今回はあまりに付箋が多くて、一向に減らない! とにかくセリフも多くて、いっぱいいっぱいです。40歳を越え、それこそ昨日食べたものも思い出せないくらいの状態の中(笑)、大量のセリフ…しかも理系である僕には縁がなかった文系の知識や個人名にあふれたセリフを覚えるのは、すごく大変ですね。
 ミステリー作品というと、どうしても謎解きに終始しがちになりますが、今回はスーツにパイプといった特徴ある外見の力なども借りながら、なるべく叡古教授の人となりも表現していきたいです。僕としては叡古教授をあまりスーパーマン的には表現したくないな、と思ったので、現場では監督にも相談して、まだ他の可能性がある時は推理を断定しないようにするなど、ちょっとした言い回しを工夫したりはしています。こういう理屈っぽい部分が気になってしまうのも、それこそ僕が理系だからかもしれませんね(笑)。
 田中(直樹)さんとは今回が初共演です。相方の遠藤(章造)さんとは以前、連続ドラマでご一緒したことがあったので、密かに「これでココリコをコンプリートできた!」と喜んでいます(笑)。撮影現場の田中さんはとても静かな佇まいで、真摯に撮影に取り組んでらっしゃいます。南波のアクションシーンも雨が降り、足元がぬかるんでいる中で撮影したのですが、見事に決めてらっしゃってスゴイな、と感動しました。
 このドラマはとにかく展開がスピーディー。二転三転と話が進んでいくのでぜひとも最初から油断せず、ご覧ください。また、今回は暗号がカギとなります。叡古教授より早く解けるかどうか(笑)、解読にチャレンジしてみても面白いと思います。

田中直樹(南波陽人・役) コメント  僕が演じる南波は本当にダメな刑事。撮影が始まって実感したんですが、特に最初の方は僕が台本を読んで想像していたよりも、ダメな人だったんですよ(笑)。そんな人物が自分とは対称的な知の巨人・叡古教授と出会うことで成長し、教授への見方を変化させていく過程を、どう表現していくべきか…。そこが大事になると思ったので、南波の気持ちの流れやお互いの距離感など、撮影のたびに細かく確認しながら演じています。実は今回、南波の成長の証として、最後のクライマックスのシーンではアクションにも初挑戦しているんですよ。まぁ、僕のアクションは本当にちょっとしたものなんですが(笑)、何よりも藤木さんのお芝居が本当に素晴らしくて…しびれましたね! 藤木さんは毎シーン、ものすごいセリフ量なのに、完璧にお芝居されるんです。南波としても田中直樹としても「うわっ、すごいな!」と尊敬しています。
 藤木さんとは初共演ですが、撮影初日から叡古教授そのもので…! 僕も思わずその世界に引きずり込まれましたし、改めてすごい俳優さんだと思いました。実は、藤木さんには撮影合間に、ココリコの歴史もお話させていただいてるんですけど、まだデビュー2年目の話までしかたどり着けてないんですよ(笑)。クランクアップまでに何とか詰め込んで、残り22年分の話をしたいです!
 このドラマはどんどん新しい展開が生まれて、推理力がまったくない僕からすると「えっ!?」というクライマックスの連続! 叡古教授は事件をどうひも解き、また南波はそこにどう関わって成長していくのか…。本当に面白いお話ですので、ぜひご覧ください。

服部宣之(テレビ朝日プロデューサー) コメント  理系の天才科学者や技術者が難事件を次々と解決していくドラマは、古今東西多々あるのに、なぜ、文系のスーパーヒーローがその溢れんばかりの知性を持って、事件を解決していくドラマは少ないのだろう…、今回の企画は、文系の私がそんな小さな疑問を持ったことが発端です。ちょうど「文系学部は必要ない…?」といった、国立大学の改革案が世間を賑わしているころでした。
 そして、「東京帝大叡古教授」という素敵な原作に出会い、歴史ミステリーを現代劇に置き換える…という大胆なアイデアをご了承頂き、僕ら文系の想いを代弁してくれるヒーロー・宇野辺叡古教授が出来上がりました。しかし、文系の天才教授は、よく語る語る…。そんな膨大な台詞量をクールにこなしていく藤木さんの姿はまさしく「知の巨人」で、撮影現場でも思わず感嘆の声がスタッフから上がるほどでした。そのスタイリッシュな出で立ちも相まって、まさに“男が惚れる男”です。
 また、ココリコ田中さんをはじめ、個性豊かなキャストの皆様がそれぞれの役柄を楽しんで演じて下さって、本格派のミステリーでありながら、クスッと出来て、グッと泣ける…一風変わった仕上がりになっていると思います。叡古教授が解いていく暗号の数々は、視聴者の皆様にとっても、よい“脳トレ”になると思いますので、ご家族皆様で謎解きをしながら、お楽しみ頂ければ幸いです。

原作

叡古教授の事件簿(原作)

門井慶喜(カドイヨシノブ)
『東京帝大叡古教授』(小学館文庫)

著者プロフィール
1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。主な作品に『家康、江戸を建てる』などがある。

スタッフ

脚本
和田清人
伊藤 崇

音楽
森英治

ゼネラルプロデューサー
黒田徹也(テレビ朝日)

プロデューサー
服部宣之(テレビ朝日)
河角直樹(国際放映)

監督
木下高男

制作
テレビ朝日
国際放映