11月28日
「法医学教室の事件ファイル」

脚 本
今井詔二
監 督
長尾啓司
プロデューサー
高橋浩太郎(テレビ朝日)
伊藤由彦(国際放映)
制 作
テレビ朝日
国際放映

出演
二宮早紀    名取裕子
二宮一馬    宅麻 伸
望月七海    由紀さおり
村越 梢     中山 忍
村越正彦    大浦龍宇一
今村 仁     小木茂光
今村奈津子   山下容莉枝
町田美穂    三津谷葉子
町田 誠     井田國彦
二宮愛介    佐野和真
伊吹 南     中村静香
助手・永岡    本村健太郎
          ほか

 二宮早紀(名取裕子)は港南医大・法医学教室の准教授で、神奈川県警から監察医を委託されている。夫の一馬(宅麻伸)は横浜東署の警部で、2人の間には新米新聞記者として奮闘中の息子・愛介(佐野和真)がいる。また、一馬には七海(由紀さおり)という叔母がいて、時々二宮家内を引っ掻き回すので、早紀にとってはありがたい相手ではない。

 ウエディングプランナー・山中由佳里(伴杏里)の死体が、自宅マンションで見つかった。発見したのは、隣人の町田誠(井田國彦)、美穂(三津谷葉子)の夫婦と、マンション管理人・今村仁(小木茂光)で、由佳里は金属製のローテーブルに後頭部を打ちつけて死亡していた。部屋のドアを開けたとき、なぜか黄色いカナリアが1羽、部屋の中で飛び回っていたという。
 解剖に当たった早紀は、由佳里の口中にカナリアの羽毛を発見。口の周囲をはじめ、全身に蕁麻疹の痕が残っていたことから調べた結果、由佳里はカナリアに対して重いアレルギーを持っていた事実がわかった。さらに後頭部の傷の状態から、犯人はアナフィラキシーショック状態(※特定の物質によって引き起こされる即時型アレルギー反応のうち、全身性の重篤な状態)に陥っていた由佳里の頭をつかんでテーブルに打ち付けて殺害したことが判明。つまり犯人は、由佳里のアレルギーを知っている人物で、彼女を殺害するために部屋にカナリアを持ち込んだものと思われた。

 一馬たちが事情を聴いたところ、美穂は由佳里の高校時代の友人で、自身もカナリアを飼っていたが、2週間前に病死したと話す。また、夫の町田は同じマンションの住人・山中唯義(尾上寛之)が怪しいと指摘する。山中と由佳里は名字が同じことから配達物の誤配をめぐって小さなトラブルがあり、その時以来、由佳里の部屋のドアにスプレーでイタズラ書きがされるようになったのだという。住人たちは皆、そのイタズラ書きも、山中の仕業ではないのかと疑っていたらしいのだ。
 そんな中、早紀は意外な場所で、カナリアの羽毛を拾う。港南医大に入院中の、かつての教え子・村越梢(中山忍)の病室を見舞った際のことだった。実は、由佳里が殺害された現場に向かう途中、早紀は負傷してフラフラと歩く梢を見かけ、救急車を呼んだのだった。
 梢の病室で拾った羽毛を鑑定したところ、なんと由佳里の口の中に入っていたものとDNAが一致。いったいなぜ、梢の病室から“凶器”となったカナリアの羽毛が見つかったのか…!? しかも、そのカナリアは“無覆”という羽に縁取りのないタイプだったが、由佳里の部屋で飛び回っていたカナリアの羽は“有覆”で、種類が異なることが判明。まさか、由佳里の部屋の中で、カナリアは変身してしまったのだろうか…!?
 さらに、梢の夫でアレルギー専門医の村越正彦(大浦龍宇一)と由佳里が不倫関係にあったことが発覚。事件の数時間前、近所のスーパーの防犯カメラに由佳里と話す梢の姿が映っていたこともわかり、梢への疑いが深まっていく。
 その矢先、今村の妻・奈津子(山下容莉枝)が殺害される事件が発生し、なんと奈津子の指の間から採取した皮膚片が梢のDNAと一致。一馬は梢が一連の事件の犯人とにらむが、教え子である彼女を信じる早紀は独自に調べを開始して…!?