8月29日
「タクシードライバーの推理日誌 伊勢志摩〜貝の中の殺意!!」

原 作
笹沢左保
脚 本
安井国穂
監 督
吉田啓一郎
プロデューサー
佐藤凉一(テレビ朝日)
小越浩造(ユニオン映画)
制 作
テレビ朝日
ユニオン映画

出演
夜明日出夫     渡瀬恒彦
神崎睦美      高岡早紀
神崎幸代      黒田福美
神谷警部      平田 満
東山刑事      風見しんご
田中雄太      蟹江一平
進藤俊彦      葛山信吾
馬場刑事      正名僕蔵
小林係長      徳井 優
ドライバー・野村  鶴田 忍
            ほか

 タクシードライバーの夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、元警視庁の敏腕刑事。その日、夜明の車に乗りこんだ女性客が向かったのは、府中刑務所だった。女は、出所した男を見つけるなり「10年前の真実を聞かせて」と詰め寄り、2人はもめはじめた。夜明はあわてて間に入って、いさかいを止めた…。

 その後、女性は夜明のタクシーに再び乗車、青山の宝石店“進藤ジュエリー”の前で降りた。彼女を出迎えたのは、なんと夜明の娘・あゆみ(林美穂)だった。聞けば、女性はこの店の専属ジュエリーデザイナー・神崎睦美(高岡早紀)で、かつては三重・鳥羽の真珠加工工場の従業員だったが、進藤ジュエリー社長・進藤俊彦(葛山信吾)に才能を見出され、いまや海外セレブにも人気のデザイナーとして活躍しているという。そして、あゆみは雑誌で特集記事を組んだ縁から睦美と知り合い、現在、進藤ジュエリーでアルバイトをしているらしい。その夜、夜明は睦美から指名を受け、都内にある工房から横浜のホテルまで彼女を送り届けた。

 翌朝、都内の橋のたもとで、男の刺殺死体が発見された。さっそく東山刑事(風見しんご)たちが臨場するが、男は身許を証明するものを一切所持しておらず、ポケットにはむき出しの現金が入っていた。それもそのはず、男は2日前に府中刑務所を出所したばかりの青木公男(本城丸裕)だった。青木は10年前、三重県鳥羽市の信用金庫から4000万円を強奪した罪で服役していた。青木は、強奪した金は共犯者の元漁師・神崎隆一(伊藤洋三郎)が隠し持っていると供述したが、神崎は事件後すぐに水死体で発見されていた。警察は神崎の周辺を徹底的に捜索したものの、いまだに4000万円は見つかっていなかった。実は、殺された青木こそ府中刑務所前で睦美ともめていた男であり、共犯者の神崎は睦美の父だった。

 事情聴取に訪れた東山たちに、睦美はいまだに父が強盗犯だとは信じられず、青木には10年前の真実を確かめるために会いに行ったと打ち明ける。また、青木の出所の日時は、故郷の鳥羽で居酒屋を営む母・幸代(黒田福美)から聞いたと話す。しかも、青木の死亡推定時刻は夜明のタクシーに乗っており、その後、横浜のホテルから一歩も外に出ていないという完璧なアリバイがあった…。

 その後の調べで、青木は死の前日、都内でダイバーズショップを営む同郷出身者・田中雄太(蟹江一平)の元を訪ねていたことがわかった。田中は、青木のあとをつけるナゾの男を目撃したと話すが…!?
 そんな中、睦美からまたもや夜明に指名が入り、伊勢志摩まで送ってほしいという。ニューヨーク店のオープンに合わせて発表する最新作に使う真珠を選ぶため、早朝、現地に到着しなければならないという。だがその矢先、新たな殺人事件が発生して…!?