2月14日 よる9:00〜11:21
「法医学教室の事件ファイル 40回記念作」

脚 本
今井詔二
監 督
山本邦彦
プロデューサー
高橋浩太郎(テレビ朝日)
伊藤由彦(国際放映)
制 作
テレビ朝日
国際放映

出演
二宮早紀      名取裕子
二宮一馬      宅麻 伸
望月七海      由紀さおり
西脇則子      高橋ひとみ
寺沢瑠璃      小沢真珠
宮永 誠       原田龍二
高野志郎      榎木孝明
中川知子      遊井亮子
飯島伸一      長谷川朝晴
谷村元彦      田中幸太朗
二宮愛介      佐野和真
伊吹 南       中村静香
助手・永岡      本村健太郎
助手・桑田      石橋篤史
             ほか

 二宮早紀(名取裕子)は港南医大・法医学教室の准教授で、神奈川県警から監察医を委託されている。夫の一馬(宅麻伸)は横浜東署の警部で、2人の間には新米新聞記者として奮闘中の息子・愛介(佐野和真)がいる。また、一馬には七海(由紀さおり)という叔母がいて、時々二宮家内を引っ掻き回すので、早紀にとってはありがたい相手ではない。

 ある夜、山下公園を通りかかった早紀と一馬はひったくりの現場に遭遇する。被害者は日本画家の寺沢瑠璃(小沢真珠)で、老舗呉服メーカー社長・宮永誠(原田龍二)とデザイン画の受け渡しをしていたところだったという。犯人は瑠璃の左手を切りつけ、バッグを奪い去っていった。
 すぐに瑠璃のマネージャー・中川知子(遊井亮子)が駆けつけたが、知子は物陰で事態を見つめるひとりの女を見つけ、「私の後をつけてきたの?」と強く反発する。その女性の顔を見て、一馬の部下・谷村刑事(田中幸太朗)はビックリする。警察学校時代の恩師・西脇則子(高橋ひとみ)だったのだ。則子は「個人的にある事件を調べている」とだけ話し、その場を去った…。

 翌朝、早紀は大学構内で、則子が附属病院の精神科医・山口玲子(舟木幸)に詰め寄っているところに出くわす。則子は、玲子の患者が受けた催眠療法の詳細を教えてほしいと訴えていたようだったが、携帯電話に緊急のメールが入ったらしく、あわてて帰って行った。
 ところがその日の午後、変死体発見の知らせを受けて現場に急行した早紀は、驚愕する。なんと則子が、第一発見者だったのだ――! 殺されていたのは高校美術教師・野々村郁恵(建みさと)で、則子は郁恵の部屋を訪ねた直後、ドアの陰に隠れていた何者かにクロロフォルムをかがされて気を失い、目覚めたときは仰向けになった郁恵の死体の上に、あたかも自分が胸倉をつかんで押し倒したような格好で覆いかぶさった状態だったと証言する。
 則子は一馬たちの事情聴取に対し、5カ月前、娘の美里(川上ジュリア)が溺死した事件を調べていたことを打ち明ける。美里は瑠璃に弟子入りしており、師匠である瑠璃や友人の郁恵、マネージャーの知子たちと川に行った際、風に飛ばされた郁恵の帽子を拾うために川に入って溺れたとされていたが、彼女の死に責任を感じ、港南医大の心療内科に通いはじめた郁恵から、先日ある真実を明かされたのだという。
 郁恵は、臨床心理士・飯島伸一(長谷川朝晴)の催眠療法によって失われていた記憶がよみがえったと話し、美里は何者かによって頭を抑えられ、溺死させられたと告白したのだ。だが、郁恵はその犯人が誰だったのかまでは思い出すことができず、則子は瑠璃や知子らに話を聞いてまわっていたらしい。

 しかし、現場近くの郵便ポストの中から血のついた手袋が入った則子宛ての封筒が見つかり、さらには事件前夜、則子と郁恵が激しく言い争っていた目撃証言など、則子の犯行を疑う事実が次々と判明。谷村は深いショックを受ける…。
 ところが、早紀が郁恵の遺体を解剖した結果、おかしなことが発覚する。郁恵は青銅の置き物に後頭部を打ちつけた格好で発見され、確かに死因は鈍器による脳挫傷であることは断定できたのだが、なぜか両膝下の後十字靭帯が断裂していたのだ。郁恵は仰向けで発見されたが、実はうつ伏せで倒れ、その際に後十字靭帯が切れたのではないか…!? 早紀は、郁恵を殺した犯人が則子に罪をきせようとして現場を偽装したと考えはじめるが、その後また新たに関係者が殺害される事件が起き、則子への疑いはますます深くなっていき…!?