5月5日
「西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官」

原 作
西村京太郎
脚 本
田上 雄
監 督
村川 透
プロデューサー
関 拓也(テレビ朝日)
藤田恵里香(ViViA)
制 作
テレビ朝日
ViViA

出演
花村乃里子  沢口靖子
野川一郎   筧 利夫
立花広太郎  金子 昇
内海早苗   大塚千弘
望月春樹   長谷川朝晴
手塚真理絵  山村紅葉
吉竹弓枝   宮本真希
松田由紀   宮地真緒
佐藤 謙    小木茂光
金谷俊一   岡田浩暉
         ほか

 警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所に所属する鉄道捜査官・花村乃里子(沢口靖子)は、栃木県警から後輩の捜査官・立花広太郎(金子昇)の身元確認の電話を受けて驚く。立花は非番の日に、SL列車が走る“真岡鐵道”の写真を撮りに行ったところ、土手の下で後頭部から血を流した若い女性・松田由紀(宮地真緒)が倒れているのを発見し、その犯人かと間違えられてしまったのだ。
 調べた結果、由紀はその日の朝、東京都内に住む恋人・雨宮慎一郎(古澤蓮)のもとから栃木県内の自宅に戻ったばかりとわかる。だが、立花から連絡を受けた乃里子と望月春樹(長谷川朝晴)が事情を聞こうと彼のマンションに急行すると…なんと雨宮は刺殺されていた!
 病院で意識を取り戻した由紀は、見知らぬ男に襲われ、逃げる途中に土手から転落したと話すが、栃木県警は、別れ話の末に由紀が雨宮を殺害した後、自殺未遂を図ったものと疑う。だが立花は、恋人の死に大きなショックを受ける由紀の様子を見て憤慨。彼女が無実を主張していることを立花から聞いた乃里子たち分駐所の面々は、独自に捜査を開始することにする。
 
 殺された雨宮は、ルポライターとは名ばかりの情報屋で、社会派ノンフィクション作家・佐藤謙(小木茂光)の“下調べ役”をしていたらしい。その佐藤は「雨宮なんて男は知らない」と関係を否定するが、雨宮の仕事仲間・金谷俊一(岡田浩暉)によると、佐藤は現在“日本のフィクサーたち”というシリーズを連載中で、来月号でファッション業界の陰の実力者・堀場達夫(寺泉憲)の実態を暴露するべく、雨宮に堀場の下調べを依頼していたとわかる。堀場という男は警視庁捜査二課の元捜査官で、表向きは“堀場プロダクション”という会社を経営していたが、その実態は全くの謎だった。
 かつて捜査二課で堀場と同僚だった分駐所課長・野川一郎(筧利夫)によると、堀場は職務で知り得た情報をネタに恐喝を繰り返し、巨額のウラ金を得ていたという。しかしその事実は警視庁上層部によって隠蔽され、堀場は依願退職という形で警察を去った。野川と共に、堀場社長を直撃する乃里子。堀場は一見気さくな人物だったが、由紀の名前を出したとき、その表情がわずかに反応したのを、乃里子は見逃さなかった。
 そんな折、佐藤のもとに「連載を中止しろ。さもないと死ぬことになる」という脅迫状が舞い込む。堀場からの脅しと思われたが、佐藤はなんとその堀場プロダクションの“創立10周年記念イベント”に招待され、会場となる真岡鐵道に乗り込んでいた。乃里子たちは佐藤の身辺警護のため同乗するが、その矢先、第二の殺人が起きて…!?