4月23日
「内田康夫サスペンス・福原警部」

原 作
内田康夫
脚 本
今井詔二
音 楽
吉川清之
監 督
伊藤寿浩
プロデューサー
高橋浩太郎(テレビ朝日)
土橋 覚(東阪企画)
制 作
テレビ朝日
東阪企画

出演
福原太一     石塚英彦
椿 和美      藤谷美紀
南田署長     宅麻 伸
河島真砂子    雛形あきこ
野口警部補    宇梶剛士
北島 誠      賀集利樹
山崎悠子     原 千晶
河島孝之     寺泉 憲
波多野洋一    田中幸太朗
波多野美奈代  村井美樹
             ほか

福原太一(石塚英彦)は、警視庁捜査一課の警部。キレ者として名高いが、同時に食に対する探究心も人一倍旺盛なものがある。
ある日、福原は、友人の小宮山健(杉崎真宏)と奥多摩にある隠れ家レストランを訪れた。オーナーシェフの河島真砂子(雛形あきこ)は美人で気立てもよく、料理も素晴らしかったが、健によると、彼女の夫で陶芸家の河島孝之(寺泉憲)は癇癪持ちで有名な気難しい人物だという。
 
そこへ以前、事件を通して知り合った奥多摩署の椿和美刑事(藤谷美紀)が、上司の野口警部補(宇梶剛士)と共にやって来た。近くの別荘で女性2人が一昨日の夜から行方がわからなくなったため、調べに来たという。だが、その直後、雑木林で女性の遺体が発見されたという報が入る。事件発生を知った福原は、野口たちと一緒に現場に向かった。
見つかったのは、行方不明になっていたイベント会社の経営者・前島苑子(松田沙希)の遺体だった。現場の血痕が少ないため、どこか別の場所で殺され、林まで運ばれて遺棄されたものと思われた。 
もうひとり行方不明になっているのは、苑子と共に会社を経営する吉岡由利(藤井聖子)で、2人は最近、由利に交際相手ができたのを機に、もめていたという。由利は、つきあっている男にそそのかされ、会社から手を引き、持ち株も手放そうとしていたらしい。仲違いした由利が苑子を殺し、逃走したのか…!? それとも由利も何者かによってすでに殺されているのか…!?

その後、正式に奥多摩署の捜査に協力することになった福原は、由利が飼っていた愛犬がおなかを空かせているのではないかと気になり、エサをあげに行く。
すると、元気になった由利のイヌは突然走り出し、河島の窯場から血のついたハンカチを見つけ出してしまう。 だが、河島は「陶芸家にとって窯は神聖な場所だ」と激怒し、捜索を拒否する。
イヌはさらに走り出したが、まもなく、そのイヌの奇妙な動きを見た福原は、林の中のある地点に目をつけ、そこを掘ってほしいと言い出す。理由もわからないまま野口がブツブツ言いながら堀りはじめると…なんと由利の死体が埋められているのが見つかったのだ! 
だが、犯人はなぜ由利の死体だけは埋めて、苑子の死体は埋めなかったのか…!? もし由利を犯人に見せかけるつもりならば、苑子の死体のそばに由利の遺留品を置いておけばよいのに、由利の血のついたハンカチが河島の窯の中から発見されたことも気になった。しかも、2人の死亡推定時刻には2時間も開きがある。福原は、この事件は単純な殺人事件ではないとにらむ。

その矢先、以前、由利と交際していた美術店主・松永幸一(池田政典)が捜査線上に浮上する。松永は、由利に黙って、有名な陶芸家だった由利の祖父の作品を売却し、彼女からその代金1,000万円の支払いを迫られていた。
だが、疑われた松永は、河島こそが怪しいと訴える。河島は由利の祖父の弟子だったため彼女から下僕のように扱われ、この付近一帯の地主である彼女から最近、強く立ち退きを迫られていたというのだ。その矢先、河島が犯人であり、彼は殺人鬼だという匿名の通報も入って…!?