4月25日
「火災調査官・紅蓮次郎 雨が燃やす紫の炎!!火の海から女マジシャンを救え!!」

脚 本
今井詔二
監 督
岡本 弘
プロデューサー
佐藤凉一(テレビ朝日)
中村純子(大映テレビ)
長坂淳子(大映テレビ)
制 作
テレビ朝日
大映テレビ

出演
紅 蓮次郎   船越英一郎
白井勇一    河相我聞
黒崎 一     平泉 成
灰田警部    マギー
鴇田早苗    山下容莉枝
水沢美冴    床嶋佳子
田無 梢     中澤裕子
室井 都     渡辺典子
貝塚元彦    斉木しげる
芳村正樹    長谷川朝晴
水沢 徹     ムロ ツヨシ
紅 俊介     三觜要介
          ほか

 紅蓮次郎(船越英一郎)は神奈川県美津原市消防署の火災調査官。数年前に妻を亡くし、一人息子の俊介(三觜要介)も大学入学を機に家を出て、今は独りで暮らしている。
 ある雨の夜、紅はなじみの寿司屋で部下の白井(河相我聞)と白井の婚約者・梢(中澤裕子)と食事をともにしていた。梢は、殉職した先輩消防官の娘で、彼女が小さいころからの知り合いだけに、紅にとって、二人の婚約はことのほか嬉しい出来事だった。だが、梢は父の命を奪った消防官という職業に複雑な思いを抱いており、白井には消防活動の最前線には立ってほしくないと言い出して、白井をあわてさせる。紅にとっても、梢の言葉は不本意なものだった。
 その日の深夜、市内のプレハブ小屋で火災が発生、翌朝、白井らと現場に向かった紅は、灰田刑事(マギー)から意外な話を聞かされる。プレハブ小屋の所有者は、亡き妻の友人のマジシャン・水沢美冴(床嶋佳子)の持ち物で、美冴が倉庫代わりに使っていて、管理をかねて彼女の弟の徹(ムロツヨシ)が住んでいたというのだ。徹は、火傷を負って消火直後に病院に運ばれたらしい。
 美冴とは、前夜、白井たちとの会食の前に彼女のマジックショーで会ったばかりだった。そしてその時、徹とも顔を合わせていた。
 紅は、病院に駆けつける。だが彼が目にしたものは、徹の遺体に取りすがる美冴の姿だった。
 紅が病院に向かっている間にも、白井たちによって発火原因の調査が行われていた。だが、どうしても原因は特定できない。
 そのころ、美冴は、弟は放火によって殺されたと紅に訴えていた。殺したのは、徹が勤める玩具メーカーの社長・室井都(渡辺典子)と専務の貝塚(斉木しげる)だと美冴は言い張る。彼女によると、都の会社で販売した玩具から有毒物質が検出され、回収騒ぎで5億円の欠損が出たという。そして、徹はその責任を取れと社長と専務に強要され、会社受け取りの3億円の保険がかけられた上、自殺をするよう追い込まれていたらしい。
 美冴の話を受けて捜査を始めた黒崎刑事(平泉成)は、目撃者の証言から、都が火災現場で笑いながら火事を見ていたと知る。だが、この事実をぶつけても、都は、笑いながら火事を見ていて何が悪いと開き直って、黒崎を唖然とさせる。紅も、都の態度に怒りを隠さない。
 発火原因が特定できない中、発火当時、燃え上がった炎が紫色をしていたという目撃証言が寄せられる。果たして、プレハブ小屋発火の原因は? そして放火なのか事故なのか?