●歴代最高記録を持つ大物監督が参戦!

  今日も超満員の東京キネマ倶楽部に登場したももクロ。オープニング曲として「ピンキージョーンズ」を披露し、第四戦が開幕!
  この日の見届け人はいつもの山里亮太ではなく、バナナマン。昨年の七番勝負では対戦相手として出演した、ももクロメンバーのお兄さん的存在だ。「もう私たちのこと嫌いになったんじゃないですか?」とももクロが振れば「好きだっつうんだ!」と設楽。「設楽さんは毎朝見るけど、日村さんは…」と振れば「うっせぇ!」と一蹴する日村。出だしから抜群のコンビネーションを見せて、今日の戦いに挑む。

  そして発表されたテーマは「VS映画」、対戦相手は数々の大ヒット作品を手がける本広克行監督。『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』は現在も実写の邦画として歴代興行収入トップを記録しており、名実共に日本を代表する監督だ。
  テレビには普段から慣れ親しんでいるももクロだが、映画はまったくの別モノであり、学ぶことの多い戦いになりそうだ。

●ももクロが好きな映画NO.1を発表!

  いよいよ白熱のトークが開始……というところで、夏菜子が急に「チャック空いてるよ」とつぶやく。ももクロメンバーもバナナマンもキョトンとする中、「ちょっと映画っぽいシーンを演じたくなって」といきなり自由すぎる夏菜子。なぜ「チャック」だったのかは誰にも分からないまま、本広監督の撮影スタイルが紹介されるコーナーへ。『踊る〜』シリーズで登場する車のナンバーには「4649(よろしく)」「310(SAT)」などの意味があり、時には犯人も分かるようにしてあること、レインボーブリッジはほぼCGで撮影していたなどのエピソードが語られた。

  続いては、ももクロメンバーが好きな映画を発表。まずあーりんは、ぬいぐるみ好きにぴったりの『トイストーリー3』。ところが『3』以外は観ていないことが発覚し、映画館に行くとずっとしゃべってウルサイこともメンバーから暴露されてしまう。しおりんは「現実にはありえない世界が好き」と、『20世紀少年』をチョイス。杏果は「手に汗握る疾走感とスリリングな感じがたまらない!」という理由で『スピード』。れには「役者さんが見せる表情がすごくリアルで、演技してないみたいだった」という本格的な意見で『誰も知らない』を選んだ。
  そして夏菜子はバンパイアと人間の恋を描いた『トワイライト』。「いろいろあっても、やっぱりハッピーエンドじゃないとダメ!」と熱弁し、さらに映画の大オチまでバラしてしまうのだった。

  するとここで、仕事を終えて駆けつけた“自称ももクロのお兄さん”山里亮太が登場! 相変わらずのブーイングで迎えられ、メンバーからも冷たい扱いを受ける中、次のコーナーへ。

●演技指導で、れにが抜群のアドリブをみせる!

  続いては本広監督思い出の1本であり、映画業界を志すきっかけになった作品を発表。それは吉川晃司が主演、田中邦衛、蟹江敬三、原田芳雄などが出演した1984年のアイドル映画『すかんぴんウォーク』。「これは夏菜子ちゃんが好きなハッピーエンドではないけど、実は歴史に残る映画はバッドエンドが多いんです。」と解説した。
  監督を志すきっかけが偶然にもアイドル映画だったということで、「いつかももクロで映画を撮ってください!」と盛り上がるメンバー。ということで、「本広流演技指導」を開催!
  まずは事前に用意した3分ほどの台本をももクロ&日村で読み合わせ。1回目が終わり「誰に向かってどう言うかベクトルが必要」「自然な会話にするには、もっとテンポアップしないと」などのアドバイスがされ、さらに2回台本を見ながら練習。しかし何度やっても「もうちょっと自然な感じで……」とダメ出しをされるのは日村。そこで、急遽代わりに山里が登板し、台本を見ずに演じる本番へ。
  まったく台詞を覚えておらず「バカヤロー!」しか言えない山里をなんとかフォローするももクロ。そして山里に対し「痩せてもブタだな!」とれにがアドリブで罵声を浴びせ、見事に演じ切ったところで本日のバトル終了を告げるゴングが鳴った!!

●本広監督×ももクロのタッグが映画で実現!?

  そして本広監督が出した、本日の判定は……ももクロの勝利!
  「やはりももクロはすごい! いつか映画でお会いしましょう!」という言葉を贈られ、監督が一番好きな「Chai Maxx」を会場も一体となって熱唱!
  「1年前よりも成長したね!」とバナナマンにもエールをもらい、最後はなぜか「これからも応援してくれるかなー?」というももクロの振りに、会場全体で「いいともー!」と答えて第四戦はエンディング。
  明日はももクロに最も縁がなさそうな「政治」がテーマだが、どんな戦いを見せてくれるのか!?

  (文:田島太陽)

ロッピング
イベントページTOPへ