●全快のあーりんを迎え、第二戦スタート!

  今日はインフルエンザで静養中だったあーりんもしっかり復帰。昨日と同じくあーりんの衣装を着た女性がお面をかぶっていたため、会場が「もしや……」と思ったのもつかの間、お面の下はみんなのあーりん。オープニング曲「僕らのセンチュリー」を熱唱した後、他のメンバーに昨日の欠席を突っ込まれ「お待たせしました!」「さみしかったでしょ?」と全快をアピールした。

  見届け人の山里亮太が登場し、お約束のブーイングが終わると、本日のテーマ「VSリアクション」を発表。対戦相手がベテラン中のベテランであるダチョウ倶楽部とあって5人もやや緊張気味だ。

  「泣く子も笑うキングオブリアクション芸人」と、あーりんの紹介でダチョウ倶楽部が登場すると、「やーー!」のかけ声で会場が一体に。ここで第二戦のゴングが鳴った!

●「どうぞどうぞ」に対抗する集団芸を披露!

  最初のテーマは「集団芸」だ。ももクロが好きなダチョウ倶楽部の集団芸は、「ジャンプ」「キス」「どうぞどうぞ」の3つ。夏菜子が早速「じゃあちょっとやってみてもらっていいですかね? だって見たいし」と、山里が「ちょっと下手ですね」と突っ込むほどの軽いフリ。上島の「そんな振り方でできるわけないだろっ!」というコメントと同時に登壇者全員がジャンプして見せ、意外にも息の合ったところを見せた。

  この後も夏菜子は「ちょっとやってみてもらえますかね?」でキス芸を強要。「大先輩ですよ」とたしなめる山里になぜか上島がキスをする展開になり……。「山ちゃん何年ぶり(のキス)?」と聞かれた山里はひたすらブルーな表情。さらに、上島がキスの前フリを夏菜子に迫り、”一触即発”の状況に。あわやのところで肥後が止めに入り、会場からは安堵のため息が。

  怖いもの知らずのももクロは、自分たちにも集団芸があると豪語。その3つは「どうぞどうぞ」「あーりん オエー」「どら焼き」。「まさかパクリじゃないよね」と突っ込むダチョウ倶楽部に、突然芸をはじめた。「佐々木って言うな!あーりんだよ!」「オエー」、れにだけがどんな質問にも「どら焼き」と答える「芸」に、ダチョウ倶楽部も「アイドルだからって何でも許されると思うな」と怒り気味だったが、最後には「どうぞどうぞ」をアレンジした「どうだどうだ」を「相当いい」と評価。5人の満足げな顔が見れたところで、次の「リアクション芸」に。

●上島竜兵を5人が次々にビンタ!

  100匹のヘビのいるプールに入った話や、アントニオ猪木を2時間待たせて小声で「こいつら本気で(ビンタして)やるぞ」とつぶやかれたエピソードなど、武勇伝を披露するダチョウ倶楽部にももクロは羨望のまなざし。ビンタの話を振られたしおりんが「ビンタはするほう」と言ったのをきっかけに、上島が「効きビンタ」を行うことに。ももクロの5人全員が上島をビンタし、その後目隠しをした上島が誰がビンタしたかを当てるというこの企画に、ももクロはノリノリ。

  しかし、次々にビンタを浴びせたももクロに対して結局効きビンタに失敗した上島に会場からはブーイングの嵐。ビンタされた上に、ブーイングされることとなった上島はがっくり肩を落としていた。

  また、秘蔵写真として今はもうオンエアできないという、昔のバラエティ番組の企画「バスアップダウンクイズ」の写真を紹介。その衝撃的な内容に「ここまでやるの?」と引き気味。「今は予算がなくなったからもうやらないと思うよ」と肥後が業界の裏事情?をかいま見せたところで、次のお題に!

●リアクション芸の正しい参加の仕方を学び、最後は実践に……

  リアクション芸は周囲の正しい協力があって成立するもの……ということで、次にももクロが指導を受けるのは「リアクション芸の正しい参加の仕方」。「かわいそうはNGワード(かわいそうという言葉が出ると周囲が本当にひき始める)」「ボスから目を離すな(リアクションの方向を示しているボスの言動をチェックしろ)」「『やるな』は『やれ』」という法則にメンバーは納得の表情。これらのアドバイスをふまえ、ついに「実践」を行うことになった。

  壇上に登場したのはワサビ寿司と熱々のおでん。お手本芸を見せた上島に応え、ワサビ寿司を病み上がりのあーりん、おでんを夏菜子が担当。たどたどしいながら元気なリアクションで会場を沸かせた。

  イベントの盛り上がりが最高潮を迎えたのは、まさかの「熱湯風呂」が登場した瞬間。「やらねーよ!」「水着も着てねーのにやれるわけないだろ!」と口々に言うダチョウ倶楽部だったが、衣装を脱ぐともちろん水着装着済み。上島な何度も熱湯に飛び込み、貫禄のベテラン芸を見せた。

  この後、会場の「この流れはもしかして……」という期待に応えたのはしおりんだった。堂々と熱湯風呂に向かい、「押さないよね?」と言いながら見事着水。やりきった表情に、会場からはこの日一番の歓声が送られた。ここで終わらないのがももクロ。「2回目やると溺れるよ」のフリを受けてさらにもう一度熱湯に飛び込み、風呂から上がったしおりんの腹部をれにが人工マッサージするという、ももクロらしくアイドルらしからぬ展開となった。

  ここで時間となり、ダチョウ倶楽部が今日の戦いに判定。お互いのすべてを出し尽くした戦いの決断は……もちろんももクロの勝利!

  ダチョウ倶楽部の3人が口々に「おもしろかった」(寺門)「ももクロが好きになりました」(肥後)「(観客に向かって)みんなも大好き」(上島)と言ったのを受け、「集団芸好きなんですけど雑にやっているところも多くて、今日からは教えてもらったことを精一杯やっていきたいと思います」(夏菜子)と今後への成長を誓ったももクロ。しおりんのみバスローブを羽織ったまま「ももクロだョ!全員集合」を熱唱し、第二戦は幕を下ろした。

  「すべてが勉強になった」(あーりん)という今回の戦いを、今後にどう生かしていくのか。熱戦は明日も続く!

  なお、詳細レポートは後日ナタリーでも掲載予定。そちらもお楽しみに。


  (文:鎌田和歌/プレスラボ)

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