「アッパレ! のび殿さま」「秋の虫のリサイタル」[2015年10月9日放送]

「アッパレ! のび殿さま」

「アッパレ! のび殿さま」

 殿さまが出ているテレビ番組を見たのび太は、自分も殿さまになるために、ドラえもんに家来を出してもらおうと思いつく。それを聞いたドラえもんは、あきれつつも何体かの家来ロボットがセットになった『家来セット』を出してくれた。
 のび太の言うことは何でも聞いてくれると聞き、早速ジュースを持ってくるよう命令するのび太。家来ロボットたちは悪戦苦闘(あくせんくとう)の末、ジュースとグラスを持ってきてくれた。その後も、マンガを持ってくるよう命じたり、そのマンガのページをめくるよう命じたりと調子に乗るのび太。
 そんな時、ママが部屋に入ってきて、庭の掃除や宿題をやっていないと叱られてしまう。すると、家来ロボットたちが刀を抜き、ママに詰め寄り出したからビックリ。さらに、のび太のママであることに気付くと、切腹(せっぷく・お腹を切ること)してお詫(わ)びしたいと言い出して…!?

「秋の虫のリサイタル」

「秋の虫のリサイタル」

 ママからお風呂場の電気が切れたため、電球を買ってくるよう頼まれたのび太とドラえもん。結局、にらめっこで負けたドラえもんが買いに行くことに。買い物の帰りに、空地を通ったドラえもんは、鈴虫の音色に足を止める。
 ドラえもんが草の中をのぞき込んでいると、一人のおじいさんが声をかけてきた。ドラえもんはおじいさんに虫の説明をしてもらいながら、のび太のために『吸音機(きゅうおんき)』で虫の声を吸い込み、『吸音缶(きゅうおんかん)』に入れて持ち帰ることを思いつく。
 帰宅したドラえもんは、さっそくのび太に虫の声を聞かせようとするが、テレビに夢中ののび太は動こうとしない。ところが、その後テレビを見終わったのび太は、ドラえもんがお風呂場に行っている間に、テーブルの上に置いてあった吸音缶をジュースだとカンちがいして飲んでしまう…。
 すると、のび太の声が虫の声になったからビックリ! 声だけでなく、イビキやあくびをした時でさえも虫の声がするようになってしまい…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん プラス1巻「虫の声を聞こう」
 てんとう虫コミックス ドラえもん 15巻「騒音公害をカンヅメにしちゃえ」より)