「夜を売ります」「うら山のウサギ怪獣(かいじゅう)」[2015年9月11日放送]

「夜を売ります」

「夜を売ります」

 のび太が学校から帰宅すると、ドラえもんがひみつ道具の整理をしていた。使い道がないからと言って、点灯すると夜のように周囲を暗くする『夜ランプ』を捨てようとするドラえもんを、「何か使い道があるかもしれないよ!」と止めるのび太。
 そしてふたりが夜ランプを持って居間に降りると、なぜかパパが横になっていた。徹夜で仕事をしたため仮眠をとりたいのだが、明るくて眠ることができないのだという。それを聞いたのび太は、パパに「夜を買わない?」と提案。夜ランプをつけてみせたところ、パパは大よろこび。1時間10円で5時間分、夜を買ってもらうことができた。味をしめたのび太は、「夜を売ります」という看板を持って外へ。昼間は勉強に集中できないという浪人生や、赤ちゃんに昼寝をさせたいお母さんなど、続々と夜を買う人が現れ、のび太はよろこんで売っていく!
 さらに、空き地でキャンプをしようとしているみんなに会うと、「昼だとキャンプファイヤーも花火も雰囲気が出ない」と言うみんなのために、のび太は夜ランプを提案して…。
(てんとう虫コミックス ドラえもん 10巻「夜を売ります」
 ドラえもん カラー作品集 5巻「キャンプ」より)

「うら山のウサギ怪獣(かいじゅう)」

「うら山のウサギ怪獣(かいじゅう)」

 学校の裏山に、0点の答案用紙をかくしに行ったのび太は、ウサギを見つけ、大よろこび。雨よけのためにウサギの巣穴に傘をくくりつけたり、エサを運んだり、ウサギを狙うトンビを追い回したりと、1人で世話を焼いていた。
 数日後、いつもと違うのび太の様子に気づいたドラえもんとしずかだけにひみつを打ち明けるため、のび太は2人を裏山へと連れていく。そこで裏山のゴミの多さに気づいたのび太たちは、ドラえもんが出した、ゴミを吸い寄せる『ゴミ磁石』で巣の周りのゴミを集めることに。きれいになった裏山で、元気に走り回るウサギを見て、大満足する3人。
 ところが、のび太がうっかりジャイアンとスネ夫にウサギのことを話してしまったから大変。2人はウサギをつかまえて、スネ夫の家の庭で飼うと言い出す。心配になったのび太は、ドラえもんに頼み、弾の種類によって、その動物の一部分が変わる『部分進化ガン』を出してもらうが…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん 29巻「うら山のウサギ怪獣」より)