「ゾクゾク!おばけ線香」「うわさ花しが咲いちゃった!」[2015年8月21日放送]

「ゾクゾク!おばけ線香」

「ゾクゾク!おばけ線香」

 しずかやジャイアン、スネ夫と一緒におばけ屋敷(やしき)に行ったのび太は、一人だけ怖がって入口から逃げ出してしまい、しずかにまで笑われてしまう。話を聞いたドラえもんは、のび太にも勇気があるところを見せるよう提案。みんなの前にオバケを出して、のび太がそのオバケをやっつけ、しずかに勇敢(ゆうかん)なところを見せればいいとアドバイスする。
 そこでドラえもんが取り出したのは『オバケせんこう』。オバケの形を考えながらこの線香を吹くと、煙の先から想像した通りのオバケが出てくるというのだ。
 ところが、のび太が思い浮かべたのは、小さくてかわいらしいオバケや色っぽい人魚のオバケで、全然怖くない。ドラえもんに叱られたのび太は、ようやく怖そうなオバケを出すが、自分で考えたオバケにもかかわらず、驚いて押し入れの中に逃げ込んでしまう。
 その後、出てきたオバケを説得して、ジャイアンやスネ夫をおどろかすことを計画するが、オバケはドラえもんとのび太にワガママを言い出して…。
(藤子・F・不二雄 大全集 4巻「オバケせんこう」
 てんとう虫コミックス ドラえもん プラス 2巻「ゾクゾク線香」より)

「うわさ花しが咲いちゃった!」

「うわさ花しが咲いちゃった!」

 スネ夫に、「テストで10回連続0点をとった」というウソのうわさ話を流されてしまったのび太。同情したドラえもんは、うわさを広めてくれるひみつ道具『うわさ花(ばな)し』を取り出す。
 さっそくうわさ花しのタネを植えてみたところ、あっという間に芽が出て、茎が伸び、マイク型のつぼみがなったからビックリ! そのつぼみに向かって流したいうわさを吹き込むと、花が咲いた後、タンポポの綿毛のようにうわさ花しのタネが風に舞い、うわさを広めてくれるという。
 さっそくのび太が「10回連続ではなく9回連続0点だった」と吹き込んだところ、すぐにそのうわさは広まった。気を良くしたのび太は、「スネ夫はお風呂の前にヘソ踊りする。まだ哺乳瓶(ほにゅうびん)を使っている」といううわさを、うわさ花しに吹き込むが…!?
 そんな時、ジャイアンが妹・ジャイ子の新作マンガを持ってやってきた。大傑作(だいけっさく)だから、今日中にみんなに広めろと命令されたのび太は、うわさ花しを使うことにするが…!?