「海をひときれ切りとって」「あとはおまかせタッチてぶくろ」「腹ペコのび太の3日間」[2015年6月26日放送]

「海をひときれ切りとって」

「海をひときれ切りとって」

 「今年の夏こそ泳げるようになりたい」と言いながら、まったく練習する気のないのび太。誰もいない南の島の海でなら練習できると言い出したため、ドラえもんは『どこでもドア』でのび太を南の島へ連れて行こうとするが、ちょうどママから留守番を頼まれてしまう。
 そこでドラえもんは、実際の空間をナイフで切りとり、フォークで刺して運ぶことができる『切りとりナイフとフォーク』を取り出すと、なんと南の島のビーチを切りとり、野比家の庭へと運んでしまう。
 家の庭が南国のビーチへと早変わりし、大よろこびののび太。しずかを呼んで、南の島の海を満喫(まんきつ)する。
 その後、ジャイアンとスネ夫もやって来て遊びはじめるが、2人から泳げないことをバカにされたのび太は、くやしさのあまり、どこでもドアである世界的名所へ。切りとりナイフとフォークを使って、その壮大(そうだい)な風景を庭に持って来ようとするが…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん 44巻「海をひと切れ切りとって」より)

「あとはおまかせタッチてぶくろ」

「あとはおまかせタッチてぶくろ」

 なかなか帰宅しないのび太の様子を見に、学校へと向かうドラえもん。すると、のび太は教室で一人残ってそうじをしていた。スネ夫やジャイアンたちに押し付けられたのだという。怒ったドラえもんは、ほかの人にタッチすると、それまでの状況を交代してもらえる『タッチてぶくろ』を取り出す。
 のび太はタケコプターで空き地に向かうと、野球をしているジャイアンたちに次々とタッチ。するとみんなは野球をやめ、学校へと走って行った。ドラえもんによると、掃除が終わるまでみんなは帰れないという。
 「これさえあれば、イヤなことは交代してもらえる」と考えたのび太は、ドラえもんの言うことも聞かず、タッチてぶくろを使って、宿題をドラえもんにやらせたり、お使いをママに行かせたりするが…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん 40巻「あとはおまかせタッチてぶくろ」より)

「腹ペコのび太の3日間」

「腹ペコのび太の3日間」

 夕食のおかずを残すのび太に、あきれるパパとママ。パパは、戦後の貧しかった時代の話を聞かせるが、テレビに夢中ののび太はパパの話をろくに聞かず、「今は食べ物があるからいいんじゃないの?」と言い出す始末。
 その様子を見たドラえもんは、一度腹ペコの辛さを味わっておくのも悪くないだろうと考え、一粒で一食ご飯が食べられなくなるアメ『ヤセール』を取り出す。ところが、ドラえもんの話をきちんと聞いていなかったのび太は、テレビを見終わった後、ヤセールを勝手に何粒も食べてしまい…!?
 翌朝、寝坊したのび太は朝ご飯も食べられずに登校。さらに、給食の前にトイレに入ったところ、カギが壊れていて閉じ込められてしまい、給食も食べそこなってしまう。はたしてのび太は、いつになったらご飯を食べることができるのか…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん 44巻「腹ぺこのつらさ知ってるかい」より)