「野比家は三十階」「暴走!プレゼントの木」「水はみていた」[2015年5月15日放送]

「野比家は三十階」

「野比家は三十階」

 駅前にできたばかりの30階建てのマンションに住むクラスメートの家に遊びに行ったのび太は、窓から見た眺めのすばらしさに感動! 「うちもマンションを買って引っ越そうよ」とママとパパに頼むが、あっけなく却下(きゃっか)されてしまう。
 そんなのび太を見かねたドラえもんは、ためしに高いところに住む体験をしてみようと言い出す。ただし、日中だと大さわぎになるため、夜中まで待とうという。
 深夜2時、のび太を起こしたドラえもんは、ひみつ道具の『高層マンション化エレベーター』を取り出すと、なんと野比家を空中へと持ち上げる。そして、あっという間に30階建ての高さにまで到達したからビックリ!
 キッチンの窓の外に広がる夜景にのび太が大こうふんしていると、玄関をドンドンとたたく音が。玄関だけは地上とつながっているとは言え、真夜中にいったい誰が訪ねてきたのか…。
(てんとう虫コミックス ドラえもん 41巻「野比家は三十階」より)

「暴走!プレゼントの木」

「暴走!プレゼントの木」

 しずかの誕生日。何をプレゼントするかのび太が悩んでいると、机の引き出しから1年前ののび太が姿を現し、「しずかちゃんへのプレゼントはできた?」と聞いてくる。何のことかわからないのび太たち。だが、1年前ののび太が帰った後、ドラえもんは1年前の出来事を思い出す。
 1年前のしずかの誕生日。もっと前から準備しておけば、みんなに負けないプレゼントを用意できたのに…と落ち込むのび太を見たドラえもんは、『プレゼントの生る木』というひみつ道具を取り出す。この鉢に、送る相手の名前と目的を書いて毎日欠かさず水をあげると、やがて木が成長して、相手が必ずよろこぶプレゼントの実が生るというものだった。
 ようやく思い出したのび太が部屋を探してみると、本棚の奥にすっかり枯れてしまった植木鉢が…。それを庭に植え替え、たっぷり水をかけてみるが生き返るわけもなく、困ったのび太は、ドラえもんのポケットから勝手に『植物改造エキス』などのひみつ道具を取り出して…!?

「水はみていた」

「水はみていた」

 昼寝をしようと空き地に向かったのび太。ところが、いつもの場所に見知らぬ男が寝ていて、追い返されてしまう。
 のび太が帰宅すると、部屋に『どこでもドア』が置いてあり、ドラえもんが裏山の木に吊るしたビンを取ろうとしていた。ドラえもんによると、さっき裏山でドラマの撮影をしていたのだという。そして、木に吊るしていたビンに入っていた水を『水ビデオ』というひみつ道具に入れてスイッチを押すと、ドラマ撮影の様子が映ったからビックリ!
 この水ビデオを使えば、水に映ったものを後から何でも見られると聞いたのび太は、まず水道の水を見てみることに。タイムダイヤルを回すと、水がまだ雲だった頃から、雨になって地面にしみこんで湧き水となって流れていく様子が映る。その途中で、少年が笹舟を流す様子も映っていた…。
 その後、のび太は公園の水や小川の水などいろいろな水を集めて水ビデオを見ていると、しずかが笹舟を持って訪ねてきて…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん 26巻「水はみていた」より)