「おせじ口べに」「家元かんばん」[2014年12月12日放送]

「おせじ口べに」

「おせじ口べに」

 ママの新しい服やパパが描いた絵に対し、思ったままの感想を口にしたのび太。すると、その言葉に二人とも腹を立て、のび太はおやつを取り上げられたばかりか、おこづかいもナシにすると怒られてしまう。
 「感じたままを言っただけなのに。どうやってほめたらよいのかわからない」と泣きついてきたのび太に、ドラえもんは『おせじ口べに』を差し出す。これをくちびるにぬると、ほめるところがまったくない相手に対してもおせじが口から出てきて、カンタンにおだてることができるというのだ。
 ところが、口べにをぬったドラえもんは、なぜかのび太の悪口を言い出した…。実はそれは『悪口べに』だったのだ! 気を取り直し、おせじ口べにをぬってママをほめちぎり、おやつをたくさんもらったのび太。さらに、すっかり気をよくしたパパからは、おこづかいまでゲットしてニンマリ。
 味をしめたのび太は口べにをぬったまま空き地へと向かい、みんなをほめまくるが…!?

「家元かんばん」

「家元かんばん」

 新作のあやとりを完成させたのび太は、大よろこびでみんなに見せるが、だれも興味を示さずガッカリ。さらにドラえもんからもどこがすごいのかと言われ、すっかりスネてしまう。
 そんな中、生け花展に出品したママが、家元からほめられたとよろこんでいるのを見たのび太は、「もしあやとりがお茶やお花みたいに人気があれば、ぼくは野比流家元になれるのに…」と言い出す。それを聞いたドラえもんは古い板のようなものを取り出した。これは『家元かんばん』と言い、これに書き込むと何の家元にでもなれるというのだ。
 さっそく家元かんばんに「野比流 あやとり」と書き、玄関の表札を外して設置したところ、ちょうど通りかかったしずかが入門希望としてやってきた。実はこのかんばんを見ると、だれでも入門したくてたまらなくなるのだという。さらに、ジャイアンとスネ夫も入門したいとやってくるが、すっかり家元になりきっているのび太は、態度がなっていないと二人の入門を断り…!?