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2014年12月11日

衝撃の最終回! 「失敗しない女」大門未知子、生涯最後のオペ!?

 『ドクターX~外科医・大門未知子~』が12月18日(木)、遂に最終回を迎えます! 突然病に倒れた一番大切な師匠・神原晶(岸部一徳さん)と、かつての敵である蛭間重勝(西田敏行さん)の手術――。“一番やりたい手術”と “一番やりたくない手術”の狭間で、大門未知子(米倉涼子さん)はもがき苦しみながら、戦い続けます。そんな中、未知子が最後に挑むのが、最愛の師匠・晶のオペ! ですが、晶の病状はすこぶる悪化しており、手術適応外の状態…。晶は自らの寿命を悟り、愛すべき弟子に「失敗させたくない」という思いから、未知子による執刀を拒絶します。ところが、未知子は晶のオペをすることを強く希望。遂には自らメスを握り、オペに取りかかるのですが…。
 何としてでも自らの手で晶の命を救おうとする未知子の切実なる思いとは裏腹に、どんどん弱まっていく晶の生命のともしび…。あふれる感情を懸命に抑え、手術を続行する未知子ですが、その目からは初めて見せるがこぼれ…! 彼女が外科医として、そして一人の人間として直面する最終局面が、最後の最後まで視聴者の心を揺さぶります!

■「台本を読んだ時、たまらず泣いてしまった」――米倉さん、涙を誘う渾身の演技を披露!

 「台本を読んだ時、たまらず泣いていました」――そう告白するほど、晶は未知子にとってのみならず、米倉さんにとってもかけがえのない存在。「私自身にとっての一徳さんの存在とすごく重なる、特別な存在」だと言います。晶の手術シーンでは、そんな米倉さんから自然と湧き上がる心の揺れや覚悟の表情を絶対に逃すまい…と、通常行われるテストを飛ばし、本番へ突入しました。そこにはなりふり構わず処置をする未知子の切羽詰まった表情、そしてたまらず涙をこぼす姿が…! その様子をモニターで見ていたスタッフの目も涙で濡れるほど、心をかき乱す渾身の演技に、監督からも一発で力強い「OK」の声が飛びました。

 翌日、米倉さんにこのシーンを演じた時の心境を尋ねると、「リハーサルの時点から『もう無理かもしれない!』って思いました。晶さんが手術台に寝ている姿を見ただけで、もう心が痛くて…。共演者やスタッフとも『ありえない…』って話してたんです。本番が始まった後は、一連のシーンを途中で止めずに最後まで演じたこともあり、なおさら胸にこみあげてくるものがありましたね。オペ技術の面でも、感情の面でも、とにかく必死で、涙が流れ落ちたことも自覚していなかったんです」との答えが! 3年という時間をかけて、いかに米倉さんが未知子と一体化し、魂を込めて彼女の生き様を演じてきたかを、改めて実感させられる言葉でした。

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 そんな米倉さんの集大成ともいえる鬼気迫る演技が見られる『ドクターX~外科医・大門未知子~』最終回は、30分拡大スペシャル(午後9:00~午後10:24)で放送! 未知子は最後まで失敗することなく、晶の命を救うことができるのか!? そして、医学界の頂点に立った最大の敵・天堂義人(北大路欣也さん)とはどう向き合うのか…!? “大門未知子、生涯最後(!?)のオペ”と“史上最大の戦い”の行方を、その目にしかと焼き付けてください!

【米倉涼子さん コメント】

 最終話の台本を読んだ時、たまらず泣いてしまいました。未知子の中で晶さんは相当大きな存在。最終話の撮影をする中で再認識したのですが、彼女は思った以上に晶さんに甘えていて、ストレスを全部癒してもらっていたんですよね。未知子にとって、晶さんは親にはできないような相談もできちゃう“特別な存在”なのですが、実はこれって私自身にとっての一徳さんの存在とすごく重なるんです。それもこれも、3年という月日によって培われたもの! 実は私、『ドクターX』シリーズが始まった最初のころは、一徳さんのことが怖かったんです(笑)。すごくミステリアスな方なので、私のことを認めていただけているかどうか、とても不安で…。でも、今ではすべてを吸い込んでくれる、大きな一徳さんにすごく甘えていて、他界した実の父以上に慕っているかもしれないなって思うほどなんです。
 晶さんの手術シーンの撮影では、リハーサルの時点から「もう無理かもしれない!」って思いました。晶さんが手術台に寝ている姿を見ただけで、もう心が痛くて…。共演者やスタッフとも「ありえない…」って話してたんです。本番が始まった後は、一連のシーンを途中で止めずに最後まで演じたこともあり、なおさら胸にこみあげてくるものがありましたね。オペ技術の面でも、感情の面でも、とにかく必死で、涙が流れ落ちたことも自覚していなかったんです。
 今回の晶さんのオペは、今までの大門未知子にはなかった珍しいケースだと思います。「患者さんに治ってほしい」という思いは常に持っている未知子ですが、個人として患者に強い思いを寄せていて、感情的になりながらオペをするケースは初めて。一人の人間としての未知子も色濃く出ますし、また新しいオペシーンになったんじゃないかなって、私自身も本編を見るのが今から楽しみです。