OPE.8 2013年12月12日

「この世に失敗が許される医者なんていていいの? 私は失敗したくないから、自分で切る」

 帝都医大をクビになった未知子(米倉涼子)は、謎の依頼主からの要請で、帝都医大・高松第24分院に派遣される。そこは、未知子のせいで地方勤務を余儀なくされている加地(勝村政信)が働く病院だった。未知子は病院近くの漁港で、漁師に憧れる入院患者の少女・村田九留美(本田望結)と出会う。九留美の病気は悪性の筋繊維芽細胞腫。一度は帝都医大の本院で引き受けたものの、オペは不可能との判断で、再び生まれ故郷の高松に戻されていたのだ。
 その頃、本院では主任教授戦が本格的にスタートしていた。鷹野教授(浅野和之)の陣営にリードを許し、焦る蛭間外科統括部長(西田敏行)は、海老名教授(遠藤憲一)らに浮動票の取り込みを指示するが、そんな蛭間をさらに追い詰める事態が起きる。なんと、娘・裕華子にメラノーマの転移ガンが発見されたのだ。病状は極めて深刻で、オペの成功例はアメリカで数例あるのみ。馬淵内科統括部長(三田佳子)は、裕華子のアメリカ搬送を提案するが、蛭間は断固としてこれを拒否。外科統括部長のメンツにかけ、帝都医大でオペをすると言い張り…。
 その夜、近藤教授(藤木直人)は裕華子を救える唯一の術式を検索する。すると、過去にアメリカで成功を遂げた医療チームの中に、ドクターXの名前が…!?

 
蛭間 華子(藤 真利子)
蛭間外科統括部長の妻。教授夫人会「白薔薇会」を取り仕切っている。

 
蛭間 裕華子(藤岡 沙也香)
蛭間外科統括部長の一人娘。

ゲスト
村田 九留美(本田 望結)
未知子が高松第24分院近くの漁港で出会った、漁師に憧れる少女。
悪性の筋繊維芽細胞腫で同病院に入院中。

ゲスト
加地 英樹(勝村 政信)
帝都医科大学第三病院でかつて未知子と働いていた外科医。
“腹腔鏡の魔術師”と呼ばれるほどのスーパードクターだが、現在は帝都医大・高松第24分院に勤めている。

ゲスト
村田 光代(奥貫 薫)
悪性の筋繊維芽細胞腫で高松第24分院に入院中の少女・九留美の母親。

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