ドクターX 〜外科医・大門未知子〜

STORY

2012.12.13放送
LAST OPE. 「手術場には、馴れ合いも、助け合いも、御意もいらない。助けなきゃいけない病人がいるだけ」

 第二外科部長・鳥井(段田安則)の肝門部胆管ガン手術が行われている手術室に現れた未知子(米倉涼子)は、鳥井が書いた同意書を土方(山本耕史)に突きつけると、手術室から追い出し、いつも通りの集中力で手術に挑む。そんな未知子を、助手として支える加地(勝村政信)や森本(田中圭)たち。
 一方、大勢のプレスが集まる見学室で怒りに震える毒島院長(伊東四朗)の前に、本院の勅使河原主任教授(小林稔侍)が突然姿を現す。勅使河原は、土方ではなく、フリーランスの未知子が執刀していることに苦言を呈する。
 その瞬間、鳥井の患部から想定外の多量出血が…! たまりかねた毒島は手術室に乱入、未知子からメスを奪おうとするが、未知子は毒島には目もくれず、タイムリミットわずか1分半という驚きの術式を強行。未知子と毒島、二人の緊迫の作業が始まる! 果たして、手術は無事成功するのか!? 鳥井の命は…!?

 術後、勅使河原は一部始終を見ていたプレスに口止めをするが、ある週刊誌に暴露記事が掲載されてしまう。記事で未知子を「黒い女医」と断じたジャーナリストの八木(津田寛治)は、その続報として、大学病院の腐った院内政治についても発表すると毒島に宣言。それに対し、毒島は…!?
 記事の影響で転院や手術のキャンセルを申し出る患者が続出し、院内は大混乱。未知子は自宅謹慎を命じられ、第二外科は解体の危機に…!? そんな中、ある人物が未知子の前で吐血し、倒れてしまい…!?

勅使河原 毅 小林 稔侍 帝都医科大学病院(本院)の外科主任教授。毒島院長も頭の上がらない人物。
八木 了 津田 寛治 お金を貰えればどんなことでも書くブラックジャーナリスト。
鳥井 七々子 岸本 加世子 鳥井教授の妻。鳥井が最初に手術した相手でもある。中学生の息子がいる。
土方 幾也 山本 耕史 帝都医大のカリスマと呼ばれる若き教授。38歳の若さで海外の医科大学で教授まで上りつめ、凱旋帰国したばかり。未知子とは何やら顔見知りのようで…。