ドクターX 〜外科医・大門未知子〜

STORY

2012.12.06放送
OPE.7 「本当のことを教えてあげるのが医者の義務じゃないんですか?」

 肝門部胆管ガンを発症している第二外科部長の鳥井(段田安則)は、毒島院長(伊東四朗)や事務長の金子(室井滋)の前で、未知子(米倉涼子)から一刻を争う病状だと指摘されたにもかかわらず、病気であること自体を認めず、国際会議での論文発表に向け、執筆に没頭する。本院から、若きスター医師・土方幾也(山本耕史)が赴任してくると決まったいま、鳥井は自分の命に代えてでも論文発表を成功させ、外科部長の座を死守する覚悟だった。
 土方を呼び寄せた張本人の毒島は、そんな鳥井の病状を知りつつも、本人の意思を尊重するとして、静観するそぶりをみせる。同じく鳥井の病状を知った加地(勝村政信)と原(鈴木浩介)は、他の医師らには口外しないことを決意。そして、未知子を除く第二外科の医師らは、一丸となって鳥井の論文作成に協力する。
 刻一刻と病状が進行する中、執念で論文を書き終える鳥井。ところが、国際会議出発の日、病院関係者や妻の七々子(岸本加世子)に見送られる中、ついに倒れてしまう…!
ストレッチャーに乗せられ、検査室へと担ぎ込まれた鳥井は、そのまま入院することに。そして、自分のために開かれた緊急カンファレンスに自ら出席し、腹をくくって加地に執刀を依頼する。加地は、ガンは進行しているものの患部の切除は可能と診断し、鳥井を安心させる。それに対し、未知子は切除できる時期はもう過ぎたと異議を唱えて…!?

鳥井 七々子 岸本 加世子 鳥井教授の妻。鳥井が最初に手術した相手でもある。中学生の息子がいる。
土方 幾也 山本 耕史 帝都医大のカリスマと呼ばれる若き教授。38歳の若さで海外の医科大学で教授まで上りつめ、凱旋帰国したばかり。未知子とは何やら顔見知りのようで…。