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ツタイ ミカ
[ デザイナー ]

2014.12.13

 

ツタイミカ(つたい みか)
[ デザイナー ]

『ジャーン』・『シャキーン』・『ぎゃああ』など、マンガのようなセリフが描かれた“マンガ皿”と呼ばれる作品。生み出したのは、デザイナー ツタイミカ。

「マンガは背景の上にキャラクターがいて、料理もお皿の上に食べ物がある。そういう関係性がうまくマッチしたところからマンガ皿を考えました。言葉選びを大切にしています。『ジャーン』と書かれたお皿だったら、“主役が登場した!”というような分かりやすい例ですが、『ザザッ!』という言葉の場合、何を載せたらいいのか迷ってしまいますよね。その辺りを調整するのが一番難しかったように思います。」

ありふれた食事を特別な時間に変えてくれるマンガ皿。そこに込められたデザイン・コードとは…。

【食べる人も物語の主人公】

「作品『ぎゃああ』の場合、焼き魚を乗せたら魚が叫んでいるように見えますし、食べ進めて骨だけにすれば、身ぐるみはがされて“ぎゃああ”って叫んでいるようにも見えて楽しめるお皿ですね。作品『唇』は、女性の唇が描かれたお皿ですが、耳の部分にイチゴを置いてイヤリングにすることもできますし、頬にプチトマトを置いてチークに見立てることもできます。」

作品づくりで、ツタイが大切にしている信念がある。

「“日常の中にこんなに素敵なことがいっぱい溢れているんだ”ということをみんなに知ってほしいと思っています。」