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伊藤 花りん
[ サンドアーティスト ]

2014.11.1

 

伊藤花りん(いとうかりん)
[ サンドアーティスト ]

砂で絵を描き物語を展開させるサンドアート。生み出したのは、サンドアーティスト伊藤花りん。下から光を当てたガラスの板に砂をまき、指や手の甲を巧みに使って生み出す作品は、次々に場面が変わりまるで紙芝居を思わせる。

「サンドアートの面白いところって、前の絵から次の絵に変わる所・いろんな物語を紡ぎ出せるところだと思います。子どもの成長を描いた作品では、お母さんとお父さんが見守る中で赤ちゃんが同じ位置で少しずつ成長していく過程が楽しめるんですよね。サンドアートだからできることの1つですよね。」

目まぐるしく展開する砂の物語。そこに込められたデザイン・コードとは…。

【生 LIVE】

「サンドアートの魅力は、広い会場で大きなスクリーンに映し出し、生でお客さんに見てもらえるところだと思います。一枚の絵で終わるものと違い、お客さんにストーリーが展開していく様子を見てもらえるので、コンサートのような臨場感を楽しんでもらえるんです。作品『琴姫物語』では、砂で描いた琴を自分の指で弾くような動きや、キラキラと輝く砂を落とす自分の姿も作品の一部として楽しんで頂ければと思っています。」

伊藤の斬新な物語と華麗なパフォーマンスで、会場は一体感に包まれる。

「砂で描くことは単純だけど、サンドアートでは“こんなに面白いことができるんだよ”ということが多くの人に伝わり、もっと親しんでもらえたらいいなと思います。」