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佐藤 好彦
[ アーティスト ]

2017.04.22

 

佐藤好彦(さとう よしひこ)
[ アーティスト ]

エレキギターを12本も繋げたアート作品『Present Arms / Arc Type』。
作ったのは、アーティスト 佐藤好彦。

「コンピューターで一本のギターの絵を描いたんです。その絵を何気なくコピー&ペーストしてみたら、ギターが何本も並んでいる絵ができて“お!面白いじゃん。”と思って作ったのがきっかけですね。」

ちょっとした思いつきを具現化し作品にしてしまう佐藤。
作品『Prime Mover』はなんと…3メートルの長さにしたスクーター。

「“伸ばす”という単純発想なんですが、その単純なことをやるだけでオリジナリティーが出るんですよね。」

ありそうでなかった独創的な佐藤の作品。そこに込められた、デザイン・コードとは…

【+-×÷】

「既存のものを足したり、引いたり、掛けたり、割ったりする。オリジナリティーっていうのは、ゼロから全部自分で作っているものじゃないと思うんですよ。既存のものを使って増やすとか単純なことでオリジナリティーが出せると思うんですよね。」

ギターの音をコントロールする“エフェクター”を繋げた『surroundings modulator』には、“音をつまみで調節するように、自分の暮らしもコントロールしたい”という願望が込められている。つまみの部分に書かれているのは暮らしにまつわる様々なこと。

「例えばファッションのところには、“センス”のつまみを作ったりとか、いろんなものがコントロールできたらいいなと思って作りました。」

中には、『結婚生活』に関するつまみも。

「“契約”と“フィーリング”と“忍耐”ってつまみを作っています。忍耐って入れると“うん、そうそう”っていう人もいるのかなと思って入れていますね。」