コヤマシノブ(こやま しのぶ)
[ 布ものアート作家 ]
街を歩く女性がもっているヤカン。ヤカンの正体は…カバン。実はこれ、変わったモチーフのカバンを作る布ものアート作家、コヤマシノブの作品『やかんバッグ』。旅行カバンとして作ったという。そのこだわりは…
「私のカバンを見た人に、“驚いてもらう”というのが一番ですね。」
公衆電話をモチーフにしたカバン『公衆電話バッグ』は、インパクトを重視するあまり、中身がまる見えに。
「このカバンは、“携帯電話が15台入る”というのが売りなんですけど、公衆電話のカバンを携帯しているので“もはや携帯電話やん”みたいな会話とかしてもらえたらうれしいですね。」
使う人を笑顔にしたいというコヤマのカバン。そこに込められた、デザイン・コードとは…
【何か起こる予感】
「カバンを使う人に、楽しいハプニングが起きてほしいと思って作っています。」
山盛りのご飯をモチーフにした『山盛りごはんポーチ』では…
「アニメや漫画に出てきそうな山盛りごはんの形をポーチにしました。小学生が学校にこのポーチを持っていくと、好きな子から“そのごはん何?”って話しかけられてそこから会話が生まれたらいいなと思いますね。」
炊飯ジャーの形をした『炊飯ジャーバッグ』は…
「お花見とかでこのカバンからお弁当出すときに “炊き立てアツアツだから、気を付けて食べて”と言ってお弁当を出して、その場が和んでくれるといいですね。」
そんなコヤマが他のカバンよりが優れていると確信していることがある。
「私のカバンは、荷物はそんなに入らないですけど、思い出はたっぷり入ると思いますね。」